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エッセイ,詩

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#随筆

「なりたい職業」について思うこと

「なりたい職業」について思うこと

凄い久しぶりの投稿となりました。高校生のなりたい職業ランキングで、女子の1位が看護師の理由として「コロナ禍で働いてる医療従事者に感銘を受けた」などが多いと聞いて、ちょっと考えさせられた医療系学生の津島弥生です。

高校生が医療系を目指す理由として「親が同種の職業」、「ドラマに憧れて」、「自分や家族や友人が病気でつらい思いをしてきたから、同じような病気の人々を救いたい」など色々ありますが、「自分は誰

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望ましくないものを望む

人々を纏めるのが政治家の仕事だが人々が完璧に纏まってたら政治家はいらないし、人々の健康を保つのが医療者の仕事だが人々が完璧に健康なら医療者はいらないし、人々の行動を正すのが道徳だけど人々が完璧に正しく行動するなら道徳はいらない。戦争があるからこそ平和を目指そうと言える。理想が叶わないからこそ、そういう理想を持つ人が必要とされるんだなぁ。と思うとあまり望ましくないものも、望ましいものを叶える為には必

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寄生欲

ハリガネムシに寄生されたカマキリの如く、性欲に寄生された人間をよく見掛ける。人間には寄生虫に対する免疫機能を担う好酸球がいるが、性欲という虫には全く効果は無い。その為、その虫は留まる事を知らず宿主の脳にまで巣食う。そして恐ろしい事に宿主はその性欲を恋愛感情と誤解して色々な行動を起こし、正常な人間を傷つけてしまう。果たして宿主はこの世に何人いる事やら…数えたらキリがないかもしれない。

ふと思い出した循環小数

ふと思い出した循環小数

‪ふと思い出したんだけど‬

‪1/9=0.11111...であるが‬
‪両辺に9掛けると‬
‪左辺×9=1/9 ×9=1‬
‪右辺×9=0.11111...×9=0.99999...‬
‪となるから‬
‪左辺×9≠右辺×9より‬
‪左辺≠右辺となる為、
‪1/9=0.11111...が‬
‪そもそも成り立たないのかもしれないけど、

‪1が1に限りなく近い何かである可能性も出てくる。

もしか

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非科学という解決策

非科学という解決策

今の社会は科学や論拠と言ったものを重要視する社会だ。
医療系で言えば

「東洋医学?メカニズム分かってないの多いじゃんアレ。」
「緊急事態宣言の延長期間に根拠ないの?え?」

と言ったような感じである。

勿論、科学的に証明された解決策が最善手であればそれを使うべきだ。しかし、未知のものに対しては、「今までの発見の積み重ね」である科学や論拠が対応し切れないこともある。そんな時は色々試して見るのも方

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世界というカラースケール

世界というカラースケール

世界はカラースケールに似てると思っている。同じ色系統の中での濃淡の違いによる明暗、同じ濃さの中での色の違いによる明暗といったグラデーションの中での違いは判断しやすい。しかし、違う色系統、違う濃さで比べるとなるとどちらが明るいか判断が難しいこともある。
善悪、健康度合、優劣等を表す基準がいくつかあるが、それらはあくまでグラデーションであり、カラースケールの一部分を見ているに過ぎない。それでは誤った

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津島弥生の戯言2

きっと殆どの人にとって今、感染症や死について考えているのは、今は感染症や死を近いものと感じているか、日常が崩れ考える暇ができているからであろう。でもいつも通りの日常を生きるのに夢中になってしまったら、どうせまた考えなくなるんだ。

きっと本当に大切なものに普段気づけないのは、そういうことなんだろう。

宗教が続く理由(私の考え)

自分を信じられないから自分の選択に後悔するし、自分を責めてしまう。では他人を信じるのはどうか。他人について行けば自分は選択に責任を持たなくていいし、何かあっても他人を責めればいい。しかし、その他人について行く選択をしたのは誰か?それは自分である。

親が「何かについていく人」で、子供も分別のつかないうちに同じようにさせられてたとしたらどうだろう。本人は、ついて行く決断すらしていない。だから自分を責

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広く物事を見よう

動物愛護団体で「水族館や動物園は生き物を見世物にしている。許せん」みたいなことを言ってた人がいるが、「水族館や動物園は本来、研究機関だが研究費用が足りないからそうやって営業せざるを得ない」っていうのは事実でどうしても辞めさせたいなら寄付しろよ…っていう話。

反捕鯨とか言ってる国は昔、油の為だけに鯨をとっていて、髭や肉など余すことなく鯨を使い供養までしてきた日本を批判する事はできないのではない

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影

物体があるからこそ影がある。物体に光が当たることで影ができる。そして、その影は光が強いほど濃いものとなる。

希望があるからこそ絶望があるし、恋愛があるからこそ失恋があるし、幸福があるからこそ不幸があり、生があるからこそ死がある。しかし、それは希望、恋愛、幸福、生に光が当たってるからである。

私達は、暗いものから目を逸らしたいがために、より明るいものを見たがる。希望、恋愛、幸福、生。それ

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最近の風潮について

 グローバル化だったり、ネットの発達によって色々な人と繋がれたり、あとは最近の教育のグループワーク(?)とか色々、「個人じゃなくて集団で」、「各国じゃなくて世界で」みたいな流れあると思うんですよ。

 どんどん集団を大きくしてるけれども、「それ以下のサイズの集団でちゃんとコントロールできたんですか?」「自分自身をコントロールできたんですか?」って思うんですね。外の事に口を出すのは楽ですよ。でも、内

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人が生まれる時とは

人が死ぬ時は何時だろう。

医学的には対光反射がなくなったとき、脳や心肺が停止したときであろう(脳死除く)。

いや、そうではないという人は、こう言うだろう。「人に忘れられたとき」

それでは完全に孤独に生きている人がいたとしたら、その人は死んでいるのだろうか。いや、そんなハズはない。その人だって生きている。

では、人が生まれる時は何時だろう。

母体から出てきた時、それがありがちな答えである。

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カチッカチッ…と腕時計の針の音が聞こえる
そんな静かな夜
ここには誰もいない
誰にも邪魔される事は無い
ごろりとベッドの上に横たわる
電気を消すと寝てしまいそうなんて事は無い
何故か私の脳は冴えている

深夜
それは私にとって貴重な時間
いつもは大きな音を立てる
ご近所さんも
今は寝ていて静かだ
そんな夜は文章を書くのが捗る

ただ思い浮かんだことを書くだけの
単純な作業
それでいて真っ当な文章に

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土と雫

自分の事を好きになれないから
人の事を好きになってみる

自分の事を欠点ばかりと思ってても
他人から言われると悲しい

私は「私自身」を受け入れてくれる人が欲しい
私の良い所も悪い所も全て

ポツリ、雫が落ちる
これは涙だろうか

この雫は何処へ落ちていくのだろう
ただの土、何も面白くない土

でもその下には何かが眠っているかもしれない
それは種かもしれないし虫かもしれない
もしかすると本当に何も

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