カチッカチッ…と腕時計の針の音が聞こえる
そんな静かな夜
ここには誰もいない
誰にも邪魔される事は無い
ごろりとベッドの上に横たわる
電気を消すと寝てしまいそうなんて事は無い
何故か私の脳は冴えている

深夜
それは私にとって貴重な時間
いつもは大きな音を立てる
ご近所さんも
今は寝ていて静かだ
そんな夜は文章を書くのが捗る

ただ思い浮かんだことを書くだけの
単純な作業
それでいて真っ当な文章にするのは難しい
私の文は拙い
そしてこのような文は
読んでもらおうという気は更々無い
そうなると益々酷い文が出来上がる

そんな日中に溜めた塵を出す夜
塵をちまちまと出すのは億劫なので纏めて出す
その為に必要なのが
私にとっては言葉という包み
絵や音楽を包みにする人もいるし
言葉よりも受け取って貰いやすいけれど
生憎私は絵が絶望的に下手だし
音楽で塵を出すスキルもない
そのようなスキルがあれば…
と思う事も無い訳では無いが
多分私には向いてない

とりあえず
ここら辺で終えておこう

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