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細胞アーティストOumaの創作メモ

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アートや文章など作品制作のためのメモnote
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#小説

【無料AI勉強会】小説を書きたい人・SEOライターさん向け~AIライティング「Xaris(カリス)」やるよ!

【無料AI勉強会】小説を書きたい人・SEOライターさん向け~AIライティング「Xaris(カリス)」やるよ!

AIがなんだか騒がしい、、使ったほうがいいんだろうけど、何から始めればいいか分からない、、という方。

ChatGPT4を使ったAIライティングサービス「Xaris(カリス)

https://xaris.ai/」の開発者さんに、無料勉強会やっていただけることになりました!

開始日時:2023年9月9日(土)16~17時(15時45より、サインインがまだの方に向けたフォローアップを行います)

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太宰治の最新作『喪失』をChat GPT4に書いてもらって批評と英訳してもらった場合

太宰治の最新作『喪失』をChat GPT4に書いてもらって批評と英訳してもらった場合

『喪失』というタイトルだけつけて、Chat GPT4+ブラウジング機能で太宰の新作を書いてもらいました。3回くらい修正してもらった結果です。

これが、本当に名作なのか、自分には判断つかないので、批評もしていただきました。

さらに、本文を英訳もしてもらいました。

長文の英訳はすごく便利だなーと感じています。これまではGoogle翻訳や他の翻訳サイトを使ってたんですが、すごく長い長文が一度に翻訳

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AI作画Midjourneyで物語のイメージボードをつくる

AI作画Midjourneyで物語のイメージボードをつくる

医療SFを書くっていうのが大学生くらいの頃からの夢だったわけなのですが、、小説だと時間がかかって、人生の終わりまでにとても終われそうにないってことで、マンガ原作(ネーム)状態で執筆を始めました。

世界観をつくる時に、物語の建物とか情景みたいなのは、自分が今まで旅してきて実際に見たことのある景色の合成とかでイメージすることが多いんですが、もっと具体的なイメージがあると作品の展開とかを想像しやすい気

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医療の狂気性がすごく好き。だから医療概念が全く違う世界を描きたい。

医療の狂気性がすごく好き。だから医療概念が全く違う世界を描きたい。

「好きなことを突き詰めろ」という話はいろんなところでよく聞くのですが。

自分の「好き」は昔から「医療」なんですね。小さい頃に1ヶ月半くらい入院してたことがって、それ以来、病院は自分の故郷みたいにとても好きな場所です。患者として病院に入院していると、すごく安心したんですね。なんというか、守られる立場でいられるからです。担当してくれた小児科医の先生がとてもいい先生だったからかもしれません。

高校生

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最期の物語を書き始めよう

最期の物語を書き始めよう

2021/6/29に『原体験ドリブン』の著者チカイケ秀夫さんに個人の時代のブランディングについて話を伺います。その前に自分でも、自分の原体験を深堀りしているのですが、ずっと書きたかった物語を書き切って、それで物語は終わりにしようっていう結論に達しました。(アートはやめないよ、念のため)

学生時代から書きたかった話があったんですが、自分はこれまで物語ですごく評価されたってことがないんですね。ちょっ

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100年残る創作物についての考察~概念・キャラクター・ストーリーの必要性

100年残る創作物についての考察~概念・キャラクター・ストーリーの必要性

アートじゃなくてもいいんですが、100年200年残るものってなんだろうっていうのを考えてみます。

すでに残っているものとしては、法隆寺もそうですし、ピラミッドもそうです。何千年も残っているものは、残るに値する強度があったということですが、何千年も前と比べたら「重要なものが残りやすく」なっているんじゃないかと思っています。

数千年前の一般常識は分からないですが、たぶん今の方が「ヒストリカルなもの

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クリエイターを育てる評価軸について考える~他者目線の「売れたかどうか」と自己目線の「おもしろいかどうか」

クリエイターを育てる評価軸について考える~他者目線の「売れたかどうか」と自己目線の「おもしろいかどうか」

私の物語のほとんど最初の読者は母だった。コンペに落ちまくっていた大学時代こそ「いい加減やめて」と懇願されていたものの、大人になってからは「なかなかいいわぁ」と言うようになってきた。母に何か心境の変化があったのだろうか、分からない。

ただ、自分がやっていてとてもしんどかったのは、しょっちゅう「売れた」かどうか、「受かった」かどうか聞かれることだ。しかし、たとえばアートの海外プログラムなどは、母にま

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もう100回以上諦めたことの101回目を諦めることを始める

もう100回以上諦めたことの101回目を諦めることを始める

 中学生の頃、最初になりたいと思った職業は「編集者」だった。小説を読むのが好きだった自分は、編集者になって好きな作家さんの最初の読者になれたらいいなと思っていた。
 高校生の頃はミヒャエル・エンデの「果てしない物語」を一晩で読み切ってベッドに倒れながら涙し、エンデのような物語を描きたいと思うようになった。
 大学生の時に、全部で三百本くらいの短編童話をコンペに出し、一つが最終選考に残ったくらいで全

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マンガのキャラクター設定を実践的に考えてたら自分の物語についても考えた

マンガのキャラクター設定を実践的に考えてたら自分の物語についても考えた

マンガ専科本先出しnoteがとても勉強になっています。これ、先出しってことは、これから本になるんですよね。今から楽しみです。

有料noteなんですが、こちらがとてもおもしろかった!

詳しくはnoteを読んでいただくとして、こちらのnoteを参考に、自分が描いてるエッセイマンガのキャラクターの「穴」について考えてみます。

題材は現在、noteで連載中のエッセイマンガです。最初に考えてたのはこん

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『バガボンド』から作家の個性がなぜ「感情」に宿るのかを考えてみた

『バガボンド』から作家の個性がなぜ「感情」に宿るのかを考えてみた

コルクの佐渡島さんのnoteに、作家の個性は「感情」に宿るということが書かれていました。みんな、できごとを面白くしようとしてしまいがちだけど、自分がどんな「感情」を伝えられるようになるかを意識すると、物語はぐっと面白くなるようです。

エッセイマンガの描き方が書かれたまとめにも、「感情」を表現するのが大事、と書かれていました。

物語を書く時にはいつも、どうやって展開を面白くしたらいいか、みたいな

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自分の全部をかけて空に届いた小さな芽の話

自分の全部をかけて空に届いた小さな芽の話

 ある日、富山県の相倉集落で、小さな芽が生まれた。芽が出た時は青空が広がっていたが、ここ最近は秋の長雨が続いている。

「ぼく、おそらをみたいよ」

 雲を見上げた芽が声を上げると、葉の影で雨宿りをしていた老鳥が言った。

「おまえさんには無理だよ。羽がないから空も飛べまい」
「あなたはどうしてハネがあるの」
「ワシか。空に手を伸ばし続けてたら、空が褒美にくれたのよ」

 鳥は、生まれたばかりの芽

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2020年の状況を受けて、体験型の現代アート制作はどう変わったのか

2020年の状況を受けて、体験型の現代アート制作はどう変わったのか

なかなか落ち着かないですね。
2020年2月にブラジルから帰国して以来、展覧会の予定が3つとも延期、2つはまだ開催されてないみたいな状態になりました(だいたい2か月~1年近い延期になった)。

本当のところ、7月からイタリアのアーティスト・イン・レジデンスに参加する予定ではあったんですが、延期になった東京の展覧会の1つが9月予定のために、そちらの参加も延期。いろんなものが全部後ろ倒しになっていると

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言葉によってつくられる世界観について考える~フィクションのリアリティについて

言葉によってつくられる世界観について考える~フィクションのリアリティについて

長編小説を最初に書き始める時に考えたのは「世界観」をどう言葉で伝えるかでした。人が話す言葉も、自分をなんて呼ぶか、人と話すときにどういう言葉を選ぶかなどでその人の人柄(世界観)がつくられます。言葉の選択と世界観の関係を考えてみましたよ。

言語によって伝える世界観世界観を伝える上で考えたのは「言葉」の使い方。「アルスラーン戦記」という作品を書かれた田中芳樹さんのインタビューに、以前こんなことが書か

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死の価値が暴落して軽くなっているという話~物語と死について考える

死の価値が暴落して軽くなっているという話~物語と死について考える

なんかのアンケートで見たのですが、新人漫画賞みたいなのの出だしのほとんどが「主人公が死ぬ」から始まるんだそうです(元ネタ出せなくてすみません、見つからなかった)。

最近、極端に増えているサイコパス系バトルロワイヤル系の漫画を見ていると、「死」の価値が下がっているんじゃないかと感じます。今日はそんなおはなし。

物語の中で暴落している「死の価値」昔、北野武監督がハリウッド映画の暴力シーンはコミック

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