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「お前のせいで私の人生、めちゃくちゃだ」
昨晩、若い女の子が泣きながらそう訴えているのを呆然と遠くから見ていた。
好きな人がしているバーのカウンター席で、突然知らないカップルの喧嘩がはじまり、その場にいた全員が巻き込まれたからだった。
昨日は年に一度の夏祭りの日。夜が深くなるにつれて賑わいも落ち着いて、やっと静かになった頃のこと。
それまでは好きな人がお祭りにちなんだ話を楽しそうにしてくれるのが嬉しくて「俺、金魚すくいめっちゃ上手なのよ!
熱と一緒にしか出ない、私の弱さと強かさ
多分私は「自分の ぐんにゃりとした、歪んだ部分を出すと どうせ嫌われる」という思い込みがあって
ずっとずっと明るくて前向きな表面だけを言葉にしてきた気がする。
もちろんその陽の部分もわたしに間違いはなくて嘘ではないのだけれど、
ちょうど発熱で弱っていて、自分のヘナヘナした気持ちが もうどんどん出てくるため、
これを機に、自分のザラザラしたところ…人間味みたいなものをもっと出して、自分をゆるして生き
「それは愛だね」「うん、愛だよ」
「明日死ぬってわかったら、最後に何食べたい?」
前にそう聞かれた時のこと。
その場にいた人たちがみんな真剣に好き嫌いを考えながら、うーん、と迷う中、
私は「絶対に正吾さんにオムライス作ってもらう!」と即答したくらい、私は彼が作ってくれるごはんが大好き。
味が美味しいのは本当に もちろんなんだけど
彼にご飯を作ってもらう、ということ自体が嬉しくて、少し特別な気がして好きなんだと思う。
先日、私がず
一肌脱いで、背中を流す。家族よりも家族だね。
5月24日に、ばあちゃんが80歳になった。
ばあちゃん、といっても血のつながりは全くない。あ、こういうと大抵、ややこしい事情がある思われて、聞いてくれる人の表情が曇るのだけれど。
曇り空のような事情はひとつもない。本当に、ただ近所に住んでいるだけのばあちゃんなのだ。私たちの関係は正真正銘の「ご近所さん」である。それだけ。
昨日も一緒に夜ごはんを食べた後、ふたりで温泉に行って、一緒にじりじり
うまくいかない時は風向きを変えよう。風を止めることはできないのだから。
「物事にも風向きがあるんだよ」と教わった。
うまく進むことができない時は向かい風。ただ運が悪いことが原因な時もあるし、自分で風に向かうことをわざわざ選んでいる時もある。それなら、自分が向く方向を変えて、風向きを変えればいい。風は止めることはできないのだから、と。
そう話してくれたのは私がレッスンを受けに通っているヨガの先生だ。彼女のもとにパーソナルレッスンに通うようになって、ちょうど1年が経
何度忘れたって大丈夫、私が何度でも教えるから。
「80年生きたのに、まだまだ知らないことがたくさんあるの。若い人に任せきりにしないように、日々勉強しなくちゃあ、ね。」とカラリと笑う。
私が着物を習っている先生は今年で78歳。いつも少し多く自分の年を言うところがとってもキュートなおばあちゃんだ。名前は律さんという。
国語辞典によると、律という漢字には「人として進むべき正しい道」という意味があるそうだ。
いつも背筋をしゃんと伸ばして歩く。困っ