業績向上サポート 岡村衡一郎 http://www.association.co.jp/
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岩瀬商店 明るい生き残り戦略(中)
岡村 衡一郎
前号で、岩瀬商店が試行錯誤の取り組みをする中でのヒントをもとに、一般消費者向けのビジネスを展開すべく開業した「ソメラボ」について触れた。
繰り返しになるが、数万から数十万円という卸の商売から、一般消費者向け、数千円の「染体験」を核に生き残りをかけた取り組みとしての開業である。
体験で飯が食えるか。
卸の会社に、そんなことは無理だ。
「ソメラボ」構想を話し始めたときに真っ先に反
岩瀬商店の明るい生き残り戦略
岡村 衡一郎
岩瀬商店にとって新店舗「ソメラボ」は生き残り戦略の柱である。
ジーパンなどの業務用染料販売が、下がり続けている現実への突破口をひらく店舗であるだからだ。一般消費者に向けて染める × ワクワクで活路を開く、コアな技術の応用的な展開で、生き残りをかける思いが、店名に込められている。
岩瀬商店は、広島県福山市で創業80年を超える、かつてはブラックジーンズの開発の一翼を担い、ジーパンの
自分で自分の機嫌を取る
3岡村 衡一郎
変化の先頭に立つリーダーは、いつでも明るさを保っている。
明るさを、多くの人を巻き込んでいく上で必要な仕事の道具と認識しているからだ。
誰でも不機嫌になることはある。
しかし、ネアカの重要性を知っていて、ここへの対処を意図して行なっているから最小時間に、機嫌の悪い時間をとどめられるようにしている。
明るいリーダーの多くは、元々が明るい性格だとか、元気が取り柄だとか、本人の気
人財育成三つのキーワード「広く「」深く「」早く」
岡村 衡一郎
20代の社員に身につけてほしいもの。
30代社員に挑戦してほしいもの。
4 0代社員に新たな金字塔を打ち立てるべく身につけてほしいしもの。
ここに業種や業界に関係なく、共通する指針のようなものはないか。
人材育成にかかわらせていただくことが多い私のテーマとして、長年、考えてきた。
20代の社員には、まず、仕事を一通り覚えてもらって。
30代社員にはリーダー役を。
40代
変化促進マネジャーの二つの言葉
岡村 衡一郎
イキイキと働く人が、どんどん表れてくる社風をつくりあげた創業者のAさんは、次の二つの言葉を、ちゃんと使えるかどうかを、いつも確認してきたと教えてくれた。
それは「ありがとう」と「お願いします」だ。
「『ありがとう』と『お願いします』この二つが言える人が、いいリーダーなのだよ」。
これだけを聞けば、何を当たり前のことを…と思われる方も多いかもしれない。
私も最初に聞いた第一印象