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どうにもならない毎日をどうにかするのが仕事だよ
そもそも無茶がある。
そんな生活を本格化させて、なんだかんだで3ヶ月。結構全力投球して来たけど、まだbreakthroughじゃないし、そもそも大きく変えられている事は何もない。現状の価値基準を押し上げて、少し前を向かせられたか?と言う程度しか貢献できていない。
それでも微々たる進歩が明日何かを変えるかも知れない。今は信じて馬鹿になろう。変に賢くやるよりも馬鹿正直に働き通す方が良い事もあるさ。
患者の命日
時には折れる事もある
全力でやってできない事を恥じてはいけない。最後の最後まで戦い切ったなら、むしろ、胸を張るべきだ。
そんな風に割り切れたなら、人生もっと簡単だろう。何度辿っても同じ道しか選べなくても、反復して診療内容を噛み締めては血を流す。
いっそ医療をする機械になりたい
存在意義を見詰め直す
あれこれできるようになると見え難くなるが、自分のコアなんなんだろうか。他科に所属する救急医と言う存在は何なんだろうか。僕にとってはIVR修行機会の取得、その他診療ができる疾患層の拡大と言う利点がある。診療科として多少の重症例でも引き受けられると言う利点はある。
ただ、もう一つ、忘れてはならないのは、Safty netだろうと思う。侵襲的処置をする、リスクを常に抱える診療科において、こいつがきれば
トンネルを抜ける途中
辛い時もある。それは否定しない。人生、辛くないことの方が珍しい。
例えば手技の話。合併症が起こってしまえば辛い。本人の方が辛いと分かっていても、やっぱり手技をしている当人も辛い。善意が凶器になる世界だからこそ手が震えることもある。
例えば会議の話。切迫した中で締め切りが迫るのは辛い。ケアに注力したいし集中したいのだ。でも、理想を叶える為には打つべき布石を間違えてはならない。無駄な投資ほど首を絞
正直しんどい時もある
大義名分を重ねて、使命感で支えて、矮小な自尊心で取り繕う。
そうやって理想の主治医像を固めて走り続けてきたと思う。
それでも時折、しんどくなるし立てなくなる。
人間だから仕方ないと知ってはいるけど絶望する。
やっぱり僕は凡人で、コミックのヒーローのように生きられはしない。
歳を重ねて来て、直面し、痛感した現実の群れに心安らかにはいられない。
かと言って逃げ出すこともできない。
現実的に難しいが、
誠意とか全力とか、難しい
気付けば春がそこにある。
ちゃんと病院の外に出ている。家に帰ってもいるし軽くドライブに出たりもしている。でも、春が来たと実感する瞬間は少ない。時々、ふと気付いた時、季節の去り際に季節の移ろいを自覚する。
日々葛藤の連続だ。手を抜かず全力で向かっても、時として結果が付いてこない事はある。それは理解していても、やはり結果が出ない日々は辛い。自分より辛い当人を思うと、胸が詰まる。
サラリーマンとし
ResponsibilityとObligation の間
正しい事を突き通すのは意外に難しい。
今年から大学院に通い始めた。週一回平日に通学、単位を稼ぎつつ研究を進める。自分が興味を持って意味があると思えるテーマをやれるのが有り難く、また、その副産物的な副科目で縁が広がっていくと言う構図も面白いなぁと感じている。
ただ、そうなれば、病院から離れることになって、どうしても診療密度は落ちる。それが直ちに質低下となるような臨床はしていないつもりだけど、それ