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存在意義を見詰め直す

あれこれできるようになると見え難くなるが、自分のコアなんなんだろうか。他科に所属する救急医と言う存在は何なんだろうか。僕にとってはIVR修行機会の取得、その他診療ができる疾患層の拡大と言う利点がある。診療科として多少の重症例でも引き受けられると言う利点はある。

ただ、もう一つ、忘れてはならないのは、Safty netだろうと思う。侵襲的処置をする、リスクを常に抱える診療科において、こいつがきれば大丈夫と言われる存在、それが他科における救急医の存在意義だと思う。当然リスクは低く最大限安全な方法を取るが、それでも起こる時は起こる。

そう言う不可避なリスクに対応するために僕がいると考えてみても良いかも知れない。活かされないに越したことは無い救命処置のスキル、発揮しないでおきたいRapid response physicianとしての能力、それを回避する危機回避能力などなど、少し自分の居る意味が拡張できる気がする。

他科所属の救急医の存在意義はSafty netであると仮定して暫く生きてみよう。

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