結局、どんな人材が欲しいの?

初期研修医の採用に関わっている。

悩ましいのは、どうやって採用するか、と言う話。

今まで当院は筆記試験で医学知識の確認、面接と小論文?で人格や素養の確認をしていた、とのこと。

構造的な部分としては多角的に人物を見ようと言う試みには見える。でも、果たして本当に意図した結果を担保できているのかは悩ましい。従って、今後再構成を考える必要がある。

しかし、それであれば、そもそも自分達はどんな人物が欲しいのか?ちょっと考えなければならない。

賢い奴が欲しいのか?そりゃ、当然賢くて優秀な方がいい。ところで賢いとは何だろう?医学的な知識か?論理的な思考なのか?そして、そもそも優秀さは一番大事なのか?

やる気と熱意、それは欲しい。何に対しての熱意だろうか?医療に対してなのか?自己実現なのか?もしかしたら、賃金なのかも知れない?そもそもの熱量とベクトルとを測定する方法を考えねばならんでしょう。

僕は卒業生が各々の進路で自己実現を得ると共に社会に貢献して欲しい。診たい疾患ばかり診るのではなく、困っている人の支え足る医療者であって欲しい。

そのマインドに同意してくれる人が僕の欲しい人材、かな…

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