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雑記

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#読書感想文

頂き女子マニュアルを読んで

遅ればせながら頂き女子りりちゃんの【みんなを稼がせるマニュアル】というものを読んでみた。ネットにあがっているやつ。2万文字以上ある。

頂き女子という言葉を目にしたのは去年ぐらいだったと思う。その頃はネットニュースで記事のタイトルをチラッと見ただけで、特に興味が無かったので中身までは見ていない。

当時は何かの頂(テッペン)を目指す女子のことなのかと思っていたが、今年になって違うということがわかっ

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コミュ力は「副詞」で決まる を読んで

コミュ力は「副詞」で決まる を読んで

めちゃくちゃざっくり要約すると、あらゆる人が人間関係で悩む中で、それらを改善するために必要となるであろうコミュニケーション能力を、言葉使いの質を高めることで身につけようというものだ。本書では「副詞に」着目して種類や使い方について展開されている。

本書では、書き言葉と話し言葉の副詞について取り上げられていた。話し言葉では、僕としては「まあ」「ちょっと」「たぶん」「けっこう」「とりあえず」なんかはよ

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私とは何か 「個人」から「分人」へ を読んで

私とは何か 「個人」から「分人」へ を読んで

最近、note内の記事で分人主義という言葉を目にするようになった。調べてみるとタイトルの本が出てきたので読んでみた。10年以上前に発売されていたが、ここ最近までおそらく分人主義という言葉は耳にしたことが無かったように思う。

僕はその本を読む前に著者の肩書などを見てから読むことにしている。著者は小説家ということで、その先入観も相まって今回読んだ内容は、フィクションとノンフィクションの中間の位置づけ

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すごい言語化を読んで

すごい言語化を読んで

この本を読んだ。

とりあえずいつものごとく、中身を読む前にタイトルから感じたことを書く。「すごい言語化」は日本語として違和感があると僕は思った。「すごい言語化をする手順」とか「すごい言語化の方法」とかならまだ違和感は小さい。「すごい」も若干違和感があるが。おそらく編集が決めたのだろう。キャッチーさが求められる。

この本とは無関係だが、「見える化」という言葉がある。僕は新入社員の頃に初めて聞いた

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「東京都同情塔」を読んで

「東京都同情塔」を読んで

芥川賞を受賞した、生成AIを使用した小説ということで読んでみた。

本作品は、未来の日本が舞台で(2026~2030年ごろ)、犯罪者は「同情されるべき人々」という意味合いの「ホモ・ミゼラビリス」という呼称で再定義されている。

建築家の女性主人公が、その「ホモ・ミゼラビリス」を収容する「シンパシータワートーキョー」という塔のネーミングに違和感を覚えるところから物語は始まる。

「シンパシータワート

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「人は聞き方が9割」を読んで

「人は聞き方が9割」を読んで

おそらく、「人は話し方が9割」:永松 茂久(著)というタイトルの方が有名だと思うが、何となく同じ著者の「人は聞き方が9割」を購入した。

上のタイトル2つを並べるとどっちやねんとなるが、僕はどっちでもいい。

この本は、「会話がなかなか続かない」「ついつい話しすぎてしまう」「自分から話題を作ることに苦手意識がある」「もっとコミュニケーションが楽になる方法を知りたい」といった思いをもっている人に贈り

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高学歴難民

高学歴難民

Yahoo!ニュースの記事で高学歴難民に関するものがあり、その中である書籍が紹介されていたので購入して読んでみた。

読む前に僕が「高学歴難民」というワードに対して感じたことを書いておく。

「高学歴」は相対評価によるものだが、客観的事実であると思う。

一方、「難民」は本人がどう感じているかはわからないが、本人が自虐で言っているのならともかく、他人がとやかく言っているのであれば、本人の意に反する

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情報を発信しているのはどういうタイプの人物なのか?

情報を発信しているのはどういうタイプの人物なのか?

MBTIや16personalitiesなどに触れるようになって以来、少し考えていることがある。その情報を誰(どういうタイプの人物)が発信しているかということだ。

昨今においては、あらゆる世代がジャンルを問わずネットを通じて情報を発信することができる。誰が何を誰向けに何のために発信しているのかというのは重要な要素だ。中には有料のものもあるだろう。情報を見極めることが大切だ。ちなみに、僕のnote

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