【思考の種蒔き】【本心で生きる】心のつながりをつくり、育むという視点
『「わかりあえない」を越える』
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著
今井麻希子 鈴木重子 安納献 訳
発行 海土の風
発売 英治出版
昨年12月、“本心で生きる”ことについて、記事を書いた。
自分と他人の違いを認めあう。(認識しあう)
お互いに、お互いを尊重する。
健全な境界線を保つ。
自分のエネルギーが奪われるようなら、そういった人間関係もモノも手放す。
“風の時代”の生き方のキーワードと思っている。
しかしこれは私が生きてきた従来的(昭和〜平成的?)な価値観や生き方とは違う。
個の生き方としては、今までより自由な選択ができるようになるだろう。新しい環境・関係性を作っていくには良い指針となるだろうし、変容し続ける社会の中での自己防衛術のようにも感じる。
けれど、継続的・集団的な生き方としてはどうなのか?家庭では?組織の中では?教育過程にある子供たちにはどうフォローしたら?また、自分ではない誰かを介して間接的に所属するコミュニティとの関わりなど。
お互いを尊重してなお離れず、異なる主張を認め合いながら集団の中で生きるには、どうしたらいいのか?皆が本心で生き、個の生き方がより強調されていけばなおのこと。疑問が浮かんだ。
そんなことを模索するうちに、おすすめ記事に上がってきたのが本書の読書感想文だった。
本書はNVC(非暴力コミュニケーション)の考え方・実践の仕方を紹介している。
NVCについては、あるきっかけで数年前から知っていたが、心に留まったまま現在に至っていた。今まさに、学ぶためのベストタイミングがやってきた、というわけだ。
本書の考え方は、私がこれまで学んできたこととよくフィットしていた。それもそのはず、著者は『奇跡講座』についてもほんのひと言だが触れていた。やはり著者は、スピリチュアルな考え方を取り入れているようだ。本心で生きるうえで私が最も疑問に思っていた、対立への向き合い方、平和的な繋がりを作るための具体的なコミュニケーションのしかたについても述べられていた。
NVCの目的は「思いやりの心をもってお互いに与え合えるような質のつながりをつくりだすこと」と書かれている。自分と相手、お互いの感情とニーズを知ること・わかちあうことを意識しながら、繋がりと関係性を作っていくことに重点を置く......それは人間関係を丁寧に、時間をかけて育てていくということだ。
NVCの2つの問い
「今この瞬間に、わたしたちの内面で何が息づいている・生き生きしているか?」
「人生をよりすばらしいものにするために何ができるのか?」
これらは、新しい目線として自分の中に加えることができた。また、“ジャッジをしない”ということに対しても、この本の記述は非常にわかりやすかった。
しかし実践するには、やはり慣れ......自分が今感じている感情を認識し言葉で表現する、ニーズ(求めているもの)を意識するといった思考のトレーニングが必要だろう。本書にも述べられているように、誰もがトップダウンの教育、トップダウンの組織の中で生きてきた。善悪の観点は別として、それが人間関係のあり方の現状だ。NVCはタテヨコを問わず心のつながりを図り、人間関係を質の良いものにしていく試み、と私には感じられた。
今後も、もう少し掘り下げて学んでみたいと思った。
Olivia743@seeker
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