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やんばるパンチフォロン
私の尊敬する料理人さんから、
「スパイス栽培していくならパンチフォロンを作ろうよ」
と何気ない一言から始まった挑戦。
毎年1品種づつ、試験栽培を繰り返し5年という月日を要して、今季ようやく完成しました。
パンチフォロンとは、パンチ=5つ、フォロン=スパイスで、ベンガル地方の5種類のホールスパイスミックスです。
沖縄では、クミンがなかなか育たないので諦め、「やんばるパンチフォロン」は、コリアンダーシ
やんばるパンチフォロン
「ベンガル地方でよく使われてるホールスパイスのミックスにパンチフォロンというのがあるよ」と数年前に知人から教えられた。
panchは「5」を意味し、phoronはスパイスを意味するので文字通りに「5つのスパイス」という意味になるらしい。
やんばるは冬から春にかけてがせり科の植物の作付け時期でもあるので、毎年少しづつ、他のスパイスと合わせて栽培に調整しています。
今期は、ニゲラ、フェヌグリーク、
自分で育てたスパイスでカレーを作るvol.4
2023年9月17日、今回で4回目となりました。
今春に収穫して乾燥しておいたやんばる産スパイスたち、そしてカレーリーフ、バイマックルーなどのフレッシュリーフをふんだんに使い、やんばるの旬を切り取ったスパイスカレープレートに仕上がったかな。
さらに、やんばるで採れるスパイスになりそうなものを採り入れてみました。
月桃の実は乾燥させてカルダモンのように
金川製茶さんの茶葉の新芽は乾燥させてカスリメ
やんばるスパイス研究所を立ち上げます!参加トークンプレゼントします!
こんにちはon the farm、FiNANCiE畑人3.0芳野幸雄です。
皆様のたくさんの応援を頂き、on the farmの立ち上げからonline配信のスタートとゆっくりですが、着実に前進しています。不定期のポップアップ営業からはじまり、月一開催の「畑の声を聞く料理教室」も来年3月まではお約束通り継続できそうです。本当にありがとうございます。
農業を志して来沖して今年で20年という節目を
プラットフォーム協同組合
農業を志して沖縄に移住して今年で20年という節目をむかえた。沖縄に来る前に思い描いていた、仲間と出荷グループを作って「自分たちが作った作物は自分たちで販売する」という直接流通は、「沖縄畑人くらぶ」というブランディングで、地域のスーパーなどでもコーナーを作っていただけるほどに成長致した。
この20年という時間の中で、たくさんの取り組みにも挑戦し続けている。
異業種の方々と繋がり、食で地域を元気にする
全高5mのやんばるカレーリーフ
12年前に植えた「カレーリーフ」がすくすくと育っている。植えた当初は、冬になると葉を落としてしまっていたけど、2mを超えたあたりから、たまーに寒焼けするときはあるけど、1年中収穫できるようになってきた。
春になると白い花を咲かせて、実を結ぶ。ブルーベリーのように完熟した実は食べることもできる。(ちょっとヤニっぽいが美味)
完熟した実の種を取り出して、ポットに植えるとほぼ100%の発芽率で増やすこ
南国の甘い香りパンダンリーフ
数年前に1株植えた子が元気よく広がってきた。
スリランカ料理やタイ料理などでよく使われるパンダンリーフ。
スパイスというとピリッと辛いものや香りが独特のものを思い浮かべる
と思うけど、甘く優しい香りのパンダンリーフもお忘れなく。
いちばん有名なのは、「カヤジャム」かな?とにかく甘いこのジャムをトーストにたっぷり食べる「カヤトースト」。
栽培に関しては、やんばるでは比較的容易で、放っておいてもど
国産の胡椒「やんばるペッパー」
皆さんは胡椒と言えば、海外産しかないとお思いですか?
実は、沖縄でも育つんです。
私の住む沖縄県本島北部、「やんばる」という地域で仲間と、ほんの少しづつですが、試験栽培をしています。
タイトル画像の向かって左が挿し木苗、右が実生苗になります。
フレッシュグリーンペッパーは、乾燥させてブラックペッパーに。
赤く完熟した実は、土に植えると芽を出して実生苗となります。
やんばるの亜熱帯多雨林という奇
自分で育てたスパイスたちでカレーを作る
やんばるに来てスパイスと出会い、12年間の試験栽培を重ね、量は少ないですが、ようやく20種類ほどのスパイスができるようになりました。
そんなスパイスのおかげで、素晴らしいシェフの皆様と出会い、料理に興味を持ち、「栽培から料理するところまで挑戦したい!」という目標のもと、約1年間、スパイス料理人のみなさんに教えをいただき修業をしてきました。
そして念願かなって、2022年9月11日(日)初めて、「