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奇跡の地域やんばるでSPICE CIRCUS

沖縄は亜熱帯気候とは言われているが、その中でも沖縄が世界で唯一無二の気候だということをご存知だろうか。
『亜熱帯多雨林』という、とても珍しい気候で、奇跡の気候と称されている。世界で見ると同緯度地域はリビアやインドなどの砂漠地域が多いが、
沖縄だけが近傍を流れる暖流の黒潮とモンスーンが大きく影響し、亜熱帯多雨林が発達しているのだ。そんな中でも「やんばる」といわれる本島北部地域は、その恩恵を受け、森が多く存在し、美しい川が流れ、栄養豊富な水が海に注ぎこむ。まさに奇跡の地域。
そんなやんばるで10年以上前から、畑人(農家)と料理人が共に手を組んで「食で地域を元気にする」をスローガンに活動してるのが「やんばる畑人(ハルサー)プロジェクト」だ。地域の生産者が作る農産物をはじめ、畜産物、水産物を積極的に使用して、ローカルの食材で地域を盛り上げるべく活動している。
プロジェクト発足のきっかけは「スパイス」だった。もともと栽培されていたピパーツ(ロングペッパー)やターメリック、島トウガラシなどに加え、胡椒も栽培でることがわかり、そこから他のスパイスの可能性を求めて試験栽培とメニュー開発がスタート。生産者だけががんばっても、料理人だけががんばっても成しえることはできない。「やんばる畑人プロジェクト」だからこ実現可能な取り組みだと思っている。
そんなプロジェクトの年に一度のイベントが春の「香祭(かばーさい)」だ。毎年3月下旬、気温も少し暖かくなり一年でいちばん野菜の種類も多く、豊年祭のようなフードフェスだ。今年は2年ぶりの開催で、20店舗ほどの出店者が集い、久しぶりに来場したお客様と生産者、そして料理人が繋がり、その日限りのオリジナルメニューを楽しんだ。
しかし、香祭当日は朝まで大雨で、天気予報もイベント開催の可否を悩むほどだったので、出店者は仕込みを減らしての対応となってしまった。
イベント自体は大成功だったが、不完全燃焼、、燃えかすが残る、、、。
そんな時ひとりのメンバーから、
「このまま1年過ごすのは気持ちが悪い!コロナも落ち着いて、観光のお客様も帰ってくる11月に秋の香祭をやろう!」
このひとごとで、秋の香祭の開催が決定した。そして、せっかく特別な開催になるので、今回はこれまで試験栽培してきた、メニュー開発してきた、やんばる産のスパイスをふんだんに使ったフードフェス「SPICE CIRCUS」にしよう!とあれよあれよ話しは進む。

ということで、現在10店舗の出店が決定、そしてなんとスペシャルゲストに
METZGEREI KUSUDA 楠田シェフが出店されます。METZGEREI KUSUDAさんにはスパイスの配合室があり、常時80種以上が保管されていて、シャルキュトリーの種類に合わせて、配合されているそうです。
楠田シェフ×やんばる産スパイス 楽しみすぎる!!

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やんばる畑人プロジェクト 秋の香祭
                SPICE CIRCUS
 同時開催 秋のブックピクニック

  2022.11.5 sat  11:00~16:00
    at なごアグリパーク
   沖縄県名護市名護4607-1




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