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自分で選ぶということ
人生は選択の繰り返しなどとよく言う。
幸い選択の自由にも恵まれ、たいていのことは自分で好きなように決めてこれたように思う。その自分の選択について振り返ってみると、パターンが二つあることに気づいた。
積極的・意欲的・行動的に選択したのに自分でもびっくりするほど積極的に意欲的に行動することがごくまれにある。何かにとりつかれたような感じになって、一心不乱、一所懸命、無心にがんばるのだけど、そういうと
愛読『生物と無生物のあいだ』
人間は現実と非現実を案外かんたんに取り違えてしまうのではないか。
「事実は小説よりも奇なり」を地で行く事件のニュースを見るたび思う。人生いろいろあるけれど、一線を越えてしまう人と超えずにとどまる人がいる。何が違うのか。
一線を超えてしまうのは、もしかしたら現実と非現実の区別が「ごちゃっ」とする瞬間ではないか。
わたしたちは現実と非現実のあいだを生きているのだ。
『生物と無生物のあいだ』を真
映画『市子』と『火車』の新城喬子
映像見てたら読んだ本のことを思い出すことがよくある。
映画の『市子』は宮部みゆき『火車』のヒロイン新城喬子を思い起こさせる。
他人になりすましたり入れ替わったりする話、失踪物語と同じくらいありがちだけど面白いから好き。事件やドラマのにおいがするからなのか。どうしてこんなに興味をひかれるのかふしぎ。
誰でも一度くらい、別人に生まれ変わって生き直したい気持ちがあるのかも。
そういえば指名手配されて
今さらアガサ・クリスティに挑戦
横溝正史と同じく、映像でしか知らないクリスティ作品の読書に挑戦したくなったのは、やっぱり映像のポアロ、ケネス・ブラナーが素敵だったから。
もっとも原作に近いと称賛されているデビッド・スーシエ演じるポアロの良さはまったくわからなかった。ただただ嫌味な感じが鼻についた。
子どもだったのね……。
KajiBlog 更新しました。 ”e-Taxで確定申告してみた”
https://homemaking.hanaranman.net/e-tax.html
父が娘に語る経済の話。
たいてい本は図書館で借りて読むのだけど、この「父が娘に語る、美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」は、2019年の4月にめずらしく購入して読んだ。当時すでに話題の本だったと思う。
わたしにとって経済というのは縁遠いもので、これまでほとんど考えたことがなかった。いつも苦労している家計もまた経済の一部分であるということも意識したことがなかった。
家計が苦しいのは、身の丈に合わない
『魍魎の匣』三分の一を読んで
東西ミステリーベスト100の国内ランキングベスト10を読んでいる。
図書館で借りる都合上、第9位の『魍魎の匣』が最後になった。
京極夏彦氏の作品は、映画やアニメになるほどエンターテイメント性が高く、面白いに違いないのに、恥ずかしながら読むのはこれがはじめて。
薄気味悪い感じや文芸作品並みの品質の高さは、横溝正史作品に負けず劣らず。読み進めるのが楽しみになる。
上・中・下巻に分かれた長編で、よう