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映画『市子』と『火車』の新城喬子

映像見てたら読んだ本のことを思い出すことがよくある。
映画の『市子』は宮部みゆき『火車』のヒロイン新城喬子を思い起こさせる。
他人になりすましたり入れ替わったりする話、失踪物語と同じくらいありがちだけど面白いから好き。事件やドラマのにおいがするからなのか。どうしてこんなに興味をひかれるのかふしぎ。

誰でも一度くらい、別人に生まれ変わって生き直したい気持ちがあるのかも。

そういえば指名手配されてたオウム信者が、ごく真っ当に健康保険証を取得してふつうに暮らしてたというようなニュースを見た気がする。
案外簡単にできるもんなんだなあ、とびっくりした覚えがある。

わざわざ疑って調べることのほうが少ないのかもしれない。
でも本人確認はどうしていたんだろう? 抜け道みたいのがあるのか、たまたまいい加減だったのか。手続きしてみて駄目だった場合に裏技を使うのか?
いずれにせよ、そうせざるを得ない事情のある人がいるってこと。


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