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【春弦サビ小説】エピローグつくりました
空も海も花も ーエピローグー (300文字)
「笑ってもいいの?」
うん、いいよ。
「泣いてもいいの?」
ああ。いいさ。……ふふ、なんて表情なんだい?
「だって〜」
いいよ。いいのさ。それでいいんだよ。
ーーそして二人は、笑いながら泣きながら、黙ったままたたずみました。ここでは、山も空も海も花もみんなまるでやさしくほほえんでいるようです。
「ねぇ、きれいだね」
うんうん。きれいだ。……きれい
童話のはじめの方少し
星空そうじ屋さんわたしは星空そうじ屋さん。天空の星屑や塵を、そうじして綺麗にするの。
星は磨いて光らせて、暗黒は真空掃除機で吸うのよ。銀河はブラシで整えて、青い星には水やりもするの。
……続きはこちらへ。
以前、下書きのままあったものに追記しました。
ありがとうございました。
ごみだめのメッセージ
#ショートショート
ごみだめのメッセージごみだめの中から這い出る。
わたしの朝がはじまる。
スマホのメッセージ。
いつもどおりの返信。
このごみだめから逃れたい。
ほんのひとつの夢はメッセージにも出来ない。
ごみだめの中へ戻る。
わたしは夢にうなされる。
最高の日 ショートショート
今日は最高の日だった。何が最高かというと、頭から卵は降ってくるし、水たまりにはまって足が泥べちゃになるし、色鉛筆はぶちまけて派手な色と音を教室に響かせてしまったからだ。まったく、最高に面白い。私はこういうハプニングが大好きなんだ。
頭から降ってきた卵はナイスキャッチしてもとに戻したし、泥べちゃを水道で洗うと夏の水は気持ちがいいし、色鉛筆を拾っていたら君が一緒に拾ってくれたんだ。
人生あざなえるなわ