《超適当雑記106》2022年2月28日(月)【日常の回復ポイント/料理】
〚1470文字〛
こんばんわ。入谷です。 今回は以前書いたものと重複する部分がありますが、もし宜しければどうぞ。
☟_重複部分
一人暮らしだとつい弁当や惣菜で済まそうとしてしまいます。
ですが、余程のことがない限り、仕事で疲れて帰っても、料理を作ること自体が苦だと感じたことはあまりありません。
寧ろ嫌な事があったり、失敗で落ち込んだりしていた時には、
今日はあれを作って食べよう、
帰りに食材の買いにスーパーへ寄ろう、とか考えるだけで楽しくなり、気持ちが回復します。
漫画『孤高のグルメ』に登場する井之頭五郎のように腹がペコちゃんだから夜食でも食べるかモードに入るのです。
しかし彼のように外食するわけではありません。
あくまで自炊専門。
そんな料理が趣味の一つになったは理由は実家の母にあります。母が昔から全く料理をしない人だったからでなんですね。
うちは母子家庭でした。
母は仕事人間でバリバリ外で仕事をこなす代わりに、家では家事、特に料理は全くしませんでした。
なので、食卓に並んでいたのは、いつもスーパーの弁当やファーストフードのバーガーなど、買ってきたものばかり。
高校生の時にそれについて文句を言ったら、「じゃ、あんたがやれば?」と言われ、1ヶ月分の食費をドンと叩き付けられました。
やりくりして余ったら残りはやると言われ、何故かそれから自分が自分と母の食事を作ることになりました。
母は、放任主義が結果として子供の自主性を鍛えるようなやり方で、
小学校の時の小遣いも、最初に多めの額を渡し、必要な物を自分で考えて買わせるように仕向けるところがありました。
それに馴染んでいたためか、
いきなり食事を作れと言われても抵抗がなかったのです。
最初は適当に買い物して、当時繋げたばかりのネットでレシピを見ながら適当に作っていました。カレーとか焼きそばとか炒飯とか。
が、やっていくうちに、
食材を効率よく使って料理することに楽しさを見出し、レパートリーも増え徐々に凝り始めていきました。
煮物や煮魚、炒め物、副菜や汁物。
食材の組み合わせで全く違うものが出来上がることが面白く、これがきっかけで初めてのバイトも調理関係でした。(社会人生活の半分も飲食事業に関わるものとなります)
そうなると、買い物もただ買い物するだけに落ち着きません。
このスーパーは卵が安いけど肉が高い。
あのスーパーは品揃え豊富だけど遠い。
そのスーパーは近くて基本的に全部安いけど食材が長持ちしない。
ポイントで客寄せするスーパーは総じて値段が高い。など、食材の相場や知恵的なものが次第に身に付いていきました。
朝新聞の折り込みチラシを見て通学中に献立を考え、
高校が終わって友達と遊ぶ前にスーパーで特売生鮮食品を買って、食事を用意してから夜、友達と待ち合わせるというのが日課でした。
父親が外で働き、母親が家事や料理をするのが当たり前という友達の家庭環境と比べると、うちは大分変わった親子関係だったと思います。
母は基本出したものは何でも食べてくれました。これは味が薄いとか辛いとか言われるものの、大体喜んで食べていました。
それが料理に対する興味を一層強くしたのだと思います。
これは自立してから大変役に立ちました。
料理は回復ポイントだとと書きましたが、
料理を作るという行為が無心になれると言うか、外から持ち込んだネガティブな感情を一旦リセットし、調理に集中することで一種の瞑想のような状態にさせてくれます。
ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そして明日が皆様にとって素晴らしい1日になりますように。。
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