いえすたでい

感情だらだら垂れ流し。

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記事一覧

さよなら贅沢音楽鑑賞

物騒というかネガティブなタイトルな気もするが、内容に関してそんなことはない。自分自身の中で踏ん切りがついたため、振り返りとして書き記しておこうと思う。 10年以上…

いえすたでい
1か月前
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『氷室京介』という存在

 どれだけ時間が流れても、昨日のことより明確に思い出せる日があると思う。私にはある。2016年5月23日。初めて1人で行った東京。あの日はとても暑かった。そしてその夜の…

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BOØWYというバンドに思うこと

1988年4月4・5日。あるロックバンドが、東京ドームで最後のステージを飾った。万来の拍手を受けながら。 BOØWY。その圧倒的なサウンドで日本中を虜にし、まだ今ほどバン…

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フィクション恐怖症?

小説や漫画、映画やドラマにあまり手が伸びない。びっくりしたり、怖い思いをしたくないから。後味が悪い思いをしたくないから。 そんな気持ちで娯楽と向き合ってきた…

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やめては始める『Twitter』

はじめに 多分、6回。Twitterのアカウントを消し、時間を置いて新しくまた作る。この行為を多分、6回くらいしてる。炎上してしまって、名前を変えて活動しているのではな…

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BOØWYとクリスマスイブ

1987年12月24日。BOØWYが解散した。6枚目のアルバム『PSYCHOPATH』を引っさげた『ROCK'N ROLL REVIEW DR.FEELMAN'S PSYCOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR』のツアーファイナ…

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久しぶりのネクタイ

とある事情から、スーツを着る必要が生じた。仕事でスーツを着用することはほとんどなかったし、冠婚葬祭に出席する機会もなかった。最後に袖を通したのはいつか思い出せな…

さよなら贅沢音楽鑑賞

物騒というかネガティブなタイトルな気もするが、内容に関してそんなことはない。自分自身の中で踏ん切りがついたため、振り返りとして書き記しておこうと思う。

10年以上入り浸ってきた「好きな音楽を聴く」という1人での行為を辞めることにした。目標があってでのことではない。ある日突然、2つの感情が押し寄せ、半ば強引に決断に至ったのだ。

金銭面での不安

1人で楽しむことへの疑問

断捨離にハマってから、

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『氷室京介』という存在

『氷室京介』という存在

 どれだけ時間が流れても、昨日のことより明確に思い出せる日があると思う。私にはある。2016年5月23日。初めて1人で行った東京。あの日はとても暑かった。そしてその夜の東京ドームは、自分自身が音楽と向きってきた中で、最も熱かった瞬間だ。『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』の最終公演。氷室京介のライブ活動無期限休止前ラストライブ。私はその場にいた。はっきりと目にも記憶にも刻みつけたが

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BOØWYというバンドに思うこと

BOØWYというバンドに思うこと

1988年4月4・5日。あるロックバンドが、東京ドームで最後のステージを飾った。万来の拍手を受けながら。

BOØWY。その圧倒的なサウンドで日本中を虜にし、まだ今ほどバンドというものが市民権を得ていなかった中、チャートへのランクインも果たす。
ミリオンセラーにチャート1位と、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進する彼らがとった選択は、解散であった。結成から6年経った1987年。ツアーファイナルを前に、ファン

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フィクション恐怖症?

フィクション恐怖症?

小説や漫画、映画やドラマにあまり手が伸びない。びっくりしたり、怖い思いをしたくないから。後味が悪い思いをしたくないから。

そんな気持ちで娯楽と向き合ってきた。触れたものと言ったら音楽とテレビゲームくらい。ジャンルに関わらず、クリエイター達が生み出した作品に触れることは、決して多くない方だと思う。小説やドラマに夢中になったことはほぼないし、映画も1年で5本見たら多い方だと思う。昔の方が楽し

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やめては始める『Twitter』


はじめに 多分、6回。Twitterのアカウントを消し、時間を置いて新しくまた作る。この行為を多分、6回くらいしてる。炎上してしまって、名前を変えて活動しているのではない。そもそも創作活動などしていなければ、ツイートが何千何万とリツイートされたことなどもない。それなのに、突然距離を置いて離れたくなる。タイムラインに浮上しなくなるだけじゃ気が済まず、アカウントごと削除してしまう衝動に駆られる。結局

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BOØWYとクリスマスイブ

1987年12月24日。BOØWYが解散した。6枚目のアルバム『PSYCHOPATH』を引っさげた『ROCK'N ROLL REVIEW DR.FEELMAN'S PSYCOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR』のツアーファイナルとなった、渋谷公会堂(現:LINE CUBE SHIBUYA)。そのステージのラストには、『解散』という明確なワードは口にしていないにせよ、集まったフ

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久しぶりのネクタイ

とある事情から、スーツを着る必要が生じた。仕事でスーツを着用することはほとんどなかったし、冠婚葬祭に出席する機会もなかった。最後に袖を通したのはいつか思い出せないほど久しい。

袖を通すのは別に良かった。だが「明日は久しぶりのスーツだな」などとぼんやり考えていた日曜の夜に、非常に些細な不安が頭をよぎった。

「ネクタイって結べるよね?」

高校生の時は3年間、毎朝結んで登校していた。何となく「おし

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