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#キャリア
幸せとか社会正義とか考える
いやまあ、「自分にとって幸せとは何か」って考えたときに自己理解とか自己分析とか欠かせないと思うわけです。
これまで自分はどんな生活を送ってきて、その中でどんな幸せを感じてきたのか。違う生活だったら何が幸せと感じていただろうか。自分は今の自分や環境をどう考えているのか。
父親がアル中だったりDVだったりすると、その娘もアル中やDVの夫と結婚しやすいみたいな話はよく出てきます。支援者は「そうい
新しいキャリア理論を知るために
もちろん人によってご意見は異なると思いますが。渡辺三枝子編「新版キャリアの心理学 第2版」ナカニシヤ出版はもう定番ですので。
ナンシー・アーサーら編「現場で使えるキャリア理論とモデル」金子書房、日本キャリア・カウンセリング学会編「キャリア・カウンセリング エッセンシャルズ400」金剛出版あたりはいかがでしょうか(そこにおこがましくも渡部昌平「キャリア理論家・心理学者77人の 人物で学ぶキャリア
子どもの中には「否定されたくない」から親しくない人とは会話しないという選択をする子もいる
実は結構多いんです。でもそれだと世界は広がらないと思うのです。
こういうのって実は大人の世界の真似というかコピーだったりするのではないかと思うのです。
逆に同級生から否定されて、それからコミュニケーションを閉ざす若者もいます。傷ついてますから。年上や年下とは会話できるけど、同級生は苦手という若者も(そんなに多くはありませんが)います。
少子化やネット社会の影響か、親しい友人とのみ話をす
ジョブ・クラフティングについて考える
私は経営学・雇用管理方面にはあんまり詳しくないのですが。キャリアコンサルティング関係ではあまり出てきませんが、周辺分野というか類似した考え方ではあるような気がしており。
日本では高尾義明先生や島津明人先生などが積極的に概念や技法、実践をご紹介されており、お2方のものをはじめ日本語の論文も結構たくん入手可能です。関連する書籍や雑誌も出てますね。
レズネスキーとダットンによって提唱されたとい
キャリアコンサルタントの質の一定化あるいは市場の評価はこれからだと思う
医師も弁護士も公認心理師も他の士業もそうだと思うのですが。たぶん最終的には市場の判断(あの先生はいいよ、みたいな)なんだと思うのです。医者や弁護士の資格があれば儲かるかと言えば、サラリーマンでは厳しいし、自営だとしてもやっぱりお客さんの声で新たなお客さんが来るのだろう、と。
どこまでいっても「資格があるから大丈夫」「2級より1級が優れている」というのは難しいと思っています。一般的に専門医のほ
若者の取扱説明書その2?
その1?はこちら
日本の若者は自己肯定感が低く、一部を除けば安心・安全・安定が好きで、リスクのあるチャレンジを好みません(一方で、阪神淡路大震災や東日本大震災以降「地域貢献」「社会貢献」を意識する若者は増えているようです)。学校の中でも人と違うこと、目立つことを避け、「何もしないこと」「目立たないこと」を選択しがちです。実は教員も保護者も生徒のチャレンジよりも「問題がないこと」を喜びがちで、
改めてハーズバーグの二要因説を考える
頼まれて時々行政の会議に出ることもあるのですが。最近聞くのは人手不足、「採用できない」という企業側の声です。コロナ禍はありますが、雇用調整助成金が効いているのですかね。2022年1月の完全失業率は2.8%、2022年1月の有効求人倍率は1.16倍(1倍を超えると仕事を探す人よりも、人を探す企業の募集が多いことを示す)となっています。ちなみに秋田はもうちょっと高い1.54倍です。
一方で秋田駅前
キャリアカウンセリングのナラティブアプローチのTips
ナラティブアプローチというと、傾聴を重視する先輩方から「前からやってたよ」と怒られるのですが、クライエントに語らせるテクニックというのは傾聴するに限らず。むしろ傾聴は(エンカウンターグループで言われるとおり)クライエントにとっては時に恐怖です。クライエントであろうがなかろうが、自分の嫌なこと・しゃべりたくないことを相手に知られることは恐怖でしかありません。
・ しゃべりたいことをしゃべってもらう
せんべいの原材料から自分の「当たり前」を疑う
有名な話なので、ワタシがすることもないですが。皆さんにとって「せんべいの材料」と言えば何ですか?秋田出身のワタシはほぼ間違いなく米です。愛知近隣の方はでんぷんでしょうし、岩手など太平洋側(の米の取れないところ)は小麦粉です。山形や新潟も米、ワタシが2年ほど住んでいた沖縄は小麦粉です。
簡単に言えばその地域で取れるものあるいは入手が容易なものがその地域のせんべいの材料になります。でもこういうのは
コルブの経験学習モデルについて考える
デイビッド・コルブはジョン・デューイやジャン・ピアジェの影響を受け、1970年代に具体的経験・内省的観察・抽象的概念化・能動的実験の4つの要素からなる「経験学習モデル」を開発します(謂わば一昔前の理論モデルですけれども。ただし近刊で辰巳出版「最強の経験学習」(2018)があります)。
コルブらは上記4つの要素はどこからでも始まる学習のスパイラルだとしますが、一方で「一般的には具体的経験から始ま