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#荒川和久

家族は減るけど、家族だけが人のつながりじゃない

家族は減るけど、家族だけが人のつながりじゃない

ちよっと前に書いたこの記事。

もう2014年から言い続けてきて、2017年には「超ソロ社会」にも書いて、かれこれ8年くらい言い続けていることで、それでも世の中には「え?そんな事態になったら国が亡ぶ」とか言う人が後を絶たず、なかなかファクトを世に広く知らしめるということは大変なんだなあ、と思う。

同時に、カエサルの名言「人は見たいものしか見ない」というのはやっぱり人間の本質で、どんなに情報社会に

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残念ながら、この世は平等ではないし、公平でもないという当たり前の真実

残念ながら、この世は平等ではないし、公平でもないという当たり前の真実

未婚化や非婚化を若者の問題にすり替える声も多いですが、バブル崩壊後の給料デフレ時代は、今の若者の親世代を直撃したものです。親世代の経済状況にスポットをあててみると、また違った景色が見えてきます。

プレジデント連載「ソロ時代の羅針盤」更新です。ぜひお読みください。

こういう記事を書くと特におじさん界隈から「俺も家は貧乏だったけど努力して勉強して大学行ってバイトしながら卒業して~」という苦労話にか

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恋とは「孤悲」。ひとり悲しみ、心が張り裂けそうだという意味。

恋とは「孤悲」。ひとり悲しみ、心が張り裂けそうだという意味。

万葉集には恋の歌がたくさんおさめられています。

そして、その中でも「恋」には「孤悲」という当て字がされているものも数多くあります。恋とは「ひとり悲しむ」もの、要するに「片思い」という意味だったのです。

「悲」という漢字も壮絶で、「非+心」で、心が裂けること、胸が裂けるような切ない感じを表します。

「1人で思いつめて、心が張り裂けそうだ」…それが恋というものだったのです。

現代的に考えると、

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人を動かすのは、利益か?恐怖か?

人を動かすのは、利益か?恐怖か?

「ナッジ理論」というものがあります。

もともとは英語の「NUDGE」で、直訳すると「ひじで優しく押したり、軽くつついたりする」という意味。それが転じて、ちょっとしたきっかけを与えて、消費者に行動を促すための方法として注目されているものです。商売やマーケティングをしている人、これから広告業界などに行きたいと考えている人なら必須で知っておかないといけない理論だと思います。

このナッジ理論は、ノーベ

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好きなことを仕事にしたら幸せ?好きな人と結婚したら幸せ?

好きなことを仕事にしたら幸せ?好きな人と結婚したら幸せ?

「好きなことを仕事にしよう」というムーブメントが一時もてはやされた時期がありましたね。今でもそうなのかもしれませんが。

「好きなことを仕事にする」は、一見幸せそうに思えますが、本当にそうでしょうか?

そんな中、それを真っ向から打ち消すような「好きなことを仕事にしない方が幸福度だけではなく、年収も継続率も高い」という記事を見つけました。

概ねこの記事には賛同します。

そもそも好きな仕事なんて

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