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「学校」は行きたい人が行くところ!親こそ学校への執着を捨てよう

みなさまこんにちは。
こちらの記事は、子供の不登校解決のために私たち家族が行ったいくつものトライ&エラーをもとに、最終的にたどりついた解決法をシリーズでお伝えしています。

以下のマガジンで、体験エッセイや関連記事がみられます。


不登校は、その子によってパターンがいろいろあります。
ある日突然いかなくなりそのまま、行ったり行かなかったり、五月雨登校の末の完全不登校…など。

初期のころ誰もがおちいりがちな点として、親が何とか学校に戻そうとする傾向があります。


中学校は普通高校の予備校

学校は、不登校の生徒がなるべく通えるようになる前提で対応をしてきます。出席日数や定期テストが高校受験の合否に直結するからです。
ですから学校との窓口になっている親も、流れのままその方向で子供に対応してしまうという側面があるのです。

不登校なんて、どの家庭もたいていは初めてのことで、おそらく不意に降りかかったできごとかと思います。
なのでこれは、ごく普通の行動なのかもしれません。


親のささいな「思い込み」

みなさん、義務教育の「義務」ってどんな意味かご存知ですか?
これは「子供が学校に行く義務」ではなく「子に教育を受けさせる親の義務」という意味の「義務」です。

たまたまその地域にある学校を「義務を果たす手段」としてみんなが選んでいるだけで、学校には必ず通わなければならない決まりはありません。
学校に行かないなら、相当に親が教育すれば問題ありません。

学校に行くのが当たり前すぎて、意外とコレ知らない人が多いそうなんです。なのでその思い込みで「学校には行かせなければ!」という意思が働くわけです。


単純で身勝手な親の「願望」


「子供は勉強が仕事」
「学校に行くのは当たり前」
この思考、私くらいの親世代にはわりと普通の感覚なのですが、みなさんはいかがでしょうか?

不登校になると、今まで毎日、朝から晩まで行っていた学校にはパッタリと行かなくなるわけです。
今まである程度制限できていたゲームやスマホはやり放題。

共稼ぎの家庭では、家で子供が1人で過ごすことになるので、家庭によっては単純にそういう点でも学校に行っててほしいという方向にいきます。

家族は、仕事や家事、兄弟姉妹がいれば学校と、毎日それなりに忙しく動いている環境で、そこそこ成長した子供がただただ遊んでいたり、ヒマそうにダラダラしていると、それが視界に入るだけで普通にイラつきますよね(笑)
親だって人間ですから、いくら子供に対してでも普通にいだいてしまう感情なのです。

兄弟姉妹はもっとダイレクトに不満をいだきます。
「えー?学校も行かないでズルい」と。
不登校の兄弟姉妹に対して一切ざわつかない子はいないと思います。


言ってはいけない一言

学校に行かないなら、家で勉強してよって話になるんですが、集団から離れ、なんの制約もない環境では、1人でタスク管理ができるほど強靭な精神を持つ子は、極少数かと…。
そうです、現実的にはかなり難しいことなんです。

そもそも何らかの要因で気力が弱っているために行けないわけですから、しょせん無理な話ですよね。

だけど、つい言ってしまいます。
「もう元気なんじゃない?もう学校行ったら?勉強おくれるでしょ」

それでも、子供が動かない場合、
イライラを態度でぶつける。
無視をする。

これ最悪です(笑)
絶対に、言ってもやってもいけない言動。
すでになんらかによって追い詰められた子供を、さらに崖っぷちに追い詰めています。
なんなら突き落としています。
やめましょう(笑)


子供の自殺、原因は3つ

重い話になりますが、
子供が「自殺」にいたる原因は【学校】【家庭】【友達】のすべてに絶望したときという研究があります。
子育て関連の書籍で印象に残った見解です。

もしもすでに【学校】に絶望しているとしたら、【友達】という要因も同時に絶望している可能性は大いにあると想像できます。
残る【家庭】においての対応は、本当に重要なものになるのです。

学校に行くか行かないかは、子供が自分で考えて決めればいいし、子供に決める権利があるのです。無理強いは禁物です。

学校で学ぶことがそんなに大切なのか?

親としては、つい学校に行かないことによる弊害ばかりに目が行ってしまいます。でもその弊害って本当に弊害なんでしょうか?
ほとんどの子が行ってるから「みんなが経験しないことを経験しないと、何となく心配」という心理が働いてませんか?

そもそも学校で身につけられることなんて、この時代、他の方法でもだいたい代替がききます。
なんかダシャレみたいになりましたが、本当にそうです。

発想を変えてみると、大勢と同じことをして将来を真剣に考える時間もないまま流れにまかせて受動の学びを繰り返して大人になるより、むしろしっかり芯の通った人間になれる可能性を秘めています。
子供が登校を求めていないのなら、寄り添っていっしょに違う方法を探してあげてください。

心を休める必要があるのなら、まずはそこからです。


お金と手間を覚悟しよう

しかし、代替となると子供の選択によっては、お金はある程度かかるかもしれません。
学校はコスパがめちゃめちゃいいですからね…
社会のマネごと、平均レベルの学力維持、安価なお給食、行ってる間の安全性確保…これで数千円ポッキリですからね。

息子の場合、受験のない通信制高校に進学しました。
完全に不登校になった場合は独学で勉強しないかぎり受験は諦らめざるをえません(これはまた記事にします)。
まだそのことがわからないうちは、別室登校や塾など、様々な方法を模索しましたが、息子の場合は完全不登校になりました。

学力については、子供と相談して個別の塾に通いました。
1コマで1時間4000円前後かかります(笑)
英語と数学、ときどき理科でした。受験のための訓練のような授業ではなく、社会問題とからめたりして楽しんで学べる授業にしてもらい、意外と長く通うことができました。

塾長のアドバイスによると「中学の勉強のなかでも数学は基本だけでいいから最後までやっておくべき」です。
将来的に数学を学ぶ必要がでた場合、中学の知識が根源になっているからとのことでした。

親にとっては予定外の負担(お金や手間や時間)となりますが、悪あがきせずしっかり覚悟しましょう。


最後に

不登校の子供が頼れるのは、目下「親だけ」です。
親がグラついては話になりません!

学校に行くことへの執着を捨ててください。

いま何が1番心配ですか?

いま何が1番不安ですか?

社会性?学力?進学?

大丈夫です!
とりあえず抱きしめてあげてください。
子供が男の子で嫌がりそうなら、心のなかで(笑)
きっときっと伝わります。



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