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2020年メルボルン滞在記

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オーストラリア・メルボルン滞在中のちょっとした日本との違いとか、失敗談を書いていきます。これからメルボルン来る方は参考にしてみてください。
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#メルボルン

この街の電車では、寝たくない。

この街の電車では、寝たくない。

オーストラリアに来て、10ヶ月が経った。

メルボルンに来た当初は、すべてが非日常だった。
それが今では少しづつ慣れて、非日常と感じるほどではなくなった。

それでも未だに知らない道や、人、風に驚く。こんな表情もあるんだ。
毎日乗る電車でも、毎日思う。
窓から見える景色のすべてが新鮮で、そして毎日変わる。

それはおそらく、一日の気候変動が激しいメルボルンだからこそなのかもしれない。昨日桜が咲いた

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どこでも繋がれる世の中だからこそ。

どこでも繋がれる世の中だからこそ。

メルボルンがあるオーストラリアは、南半球に位置し日本とは季節が逆だ。
執筆時は9月後半で、日本は秋めいているかもしれないが、メルボルンはもうぽかぽかと陽気な日を感じられる、春だ。

でも、そんな情報はネットの世界であればどこにでも載っている。
そうか今のメルボルンは温かいのか、日本と違うのか。なんてのはGoogle先生に問えば一瞬だろう。

はたまた現地の人と繋がって、今日の天気は何?と聞けば、よ

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「ありがとう」に慣れていたかもしれない。

「ありがとう」に慣れていたかもしれない。

ルワンダに住む日本人の方とお話する機会があった。
その人と話している中で印象的に残っているのが、「オーストラリアではありがとうの返しは何て言っていますか」という質問だった。

考えたことがなかった。You're welcomeではなく、見よう見まねで使っていた言葉があったのだがとっさに出なかった。

ルワンダではこういうらしい。
"Thank you, too"

日本語で訳せば、「こちらこそあり

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英語を話す「目的」を定める。

英語を話す「目的」を定める。

僕は英語をそこまで喋れない、という前提で聞いてほしい。

英語について、僕から皆さんにその知識を教えることはできないと思う。
日本にいた時は気付かなかったが、英語を話せる日本人はそこら中にいる。そして彼らから英語をどう学んだかを聞いた方が、より説得力はあるはず。

そんな中で、こんなラジオを収録した。

バリスタに必要な英語力。いやバリスタに限らずどの職種においても海外で働くとなったら越えなければ

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同じことの繰り返しでも、明日を今日と同じにしない。

同じことの繰り返しでも、明日を今日と同じにしない。

今日からメルボルンがロックダウン延長となり、その初日を迎えた。

正直ロックダウンの状態が続くだけで、日々の生活は何も変わらない。職場のボス、Michelleも言っていた。
「明日も同じことの繰り返しだけどよろしくね」

果たして明日も同じだろうか。いや、同じにしちゃいけない。それでも「この言葉を聞いた時、悔しくなった。なぜなら、毎日何か一歩でも前に進めればいいと思っていたが、結局のところ同じ毎日

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公園の切り株に座りながら

公園の切り株に座りながら

仕事が早く終わると、よく近くの公園へ散歩をしに行く。

僕にとっての散歩は、単に好きなことでもあり、気分を変える方法であったり、「地域の再発見」に繋がったり。

この公園の切り株に座りながら収録をしたものも、ただ自分の「好き」を伝えたいがために収録したものだ。

よく聞かれることの一つに、海外に来た意味は何か、というよく聞かれる。

その都度立ち止まって考えるのだが、正直上手く答えられない。

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駅舎から流れるアナウンス

駅舎から流れるアナウンス

海外の音が聴けて嬉しい、と言われることがよくあり、ふと立ち止まる。

先日Stand FMラジオで収録した、メルボルン駅舎のアナウンス。

以前は車のクラクション、電車から流れるアナウンス、入り混じった雑踏の会話。すべてが新鮮で魅力的に感じられた。

良くも悪くも、そんな環境音は自分を外国人に思わせる。

今はどうだろうか。
このオーストラリア・メルボルンに住み始めて9か月になるが、こういった「海

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メルボルンの無料トラムから考える、地域再発見の可能性

メルボルンの無料トラムから考える、地域再発見の可能性

住みたい街ランキングで常に上位、世界一位にも輝いたこともあるこのメルボルン。

そう言われる所以たるものの一つに、トラム(路面電車)が無料で乗り放題という最高のシステムが挙げられる。

観光客はもちろんのこと、全住民にとっても嬉しい制度で、この街にはなくてはならないインフラである。

(このうっすらと緑ががかっている部分が無料トラムゾーン)

言ってしまえば東京の山手線が載り放題、その中心を通る中

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自分の「好き」を問い、伝えること

自分の「好き」を問い、伝えること

こんにちは。オーストラリア・メルボルンでバリスタをしている名倉 慶佑(@nagusuke2)です。

今日はふとこんなツイートから。

なるほど、とこのツイートで膝を打ったのは、今までのここでの暮らしが自分にとって良いかどうかを考えていなかったから。
あくまで僕は不特定多数の「みんな」にも良いと感じてほしいがために、メルボルンの街の魅力を伝えていました。

良い悪いの判断の軸が「赤の他人」にあった

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マスクを変えただけで。

マスクを変えただけで。

メルボルンからこんにちは。

メルボルンのロックダウンが始まって早2週間が経ちました7月25日。

昨日から始めったメルボルンの新しい規則、「マスク着用義務化」
違反をすると罰金200$(現在のレートで15,000円くらい)も取られるのは、辛すぎます。

そんなわけで普段全くマスクをつける習慣のないオージーたちはマスクをつけながら”I can stand this!!!"(耐えらんないよ!)ともっ

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丁寧に、優しく、散歩をする。

丁寧に、優しく、散歩をする。

ここ最近は、世の中が目まぐるしく。なにせ私が今住んでいるオーストラリア・メルボルンも2回目のロックダウンを先日7/8に迎えてしまいました。
これが少なくとも6週間続くそうです。

2回目ということもあって、周りの住民も僕自身も最初のロックダウンの時よりかは、落ち着けている、そんな気がします。

でも6週間、再び耐えなければなりません。

話は変わってしまいますが、僕は散歩が好きです。
それは日本に

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【1万回再生】Stand FMでしてきたこと、思うこと、これからのこと、そして大切にしていること。

【1万回再生】Stand FMでしてきたこと、思うこと、これからのこと、そして大切にしていること。

こんにちは。
オーストラリアのメルボルンでバリスタをしています。

最近はStand FMという音声プラットフォームを使い、このコーヒーの街を発信し続けています。今日はそのStand FMで再生回数が1万回を越えいい区切りと思ったので、今までにしてきたことや、今思うこと、これからのこと、そして大切にしていることをお話ししていこうと思います。

「してきたこと」は、言ってしまえば過去のことをつらつら

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海外で暮らす私が、Stand FMを続けているたった1つの理由

海外で暮らす私が、Stand FMを続けているたった1つの理由

こんにちは。

オーストラリア・メルボルンでバリスタをしています。

最近、新たな発信ツールとしてStand FMというラジオを始めました。
始めたきっかけは、私の尊敬する人が始めていたから。大したきっかけではありません。
それでも放送していく毎にラジオの面白さに気づかされます。

始めて約1ヶ月、再生数は3,822回、登録してくださっているリスナーの方も180人と、本当に多くの方に聴いていただけ

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夢を諦める、その瀬戸際で何を思うか。メルボルンでロックダウン

夢を諦める、その瀬戸際で何を思うか。メルボルンでロックダウン

こんにちは。

このnoteは、オーストラリア・メルボルンで起こっているロックダウンに対して、そこで住み働いている私がどう考えていくかを書き連ねたものです。
コロナウィルスに対して、こうした方がいい、といったようなアドバイス・示唆等は一切ありません。

日本にも恐らくくるであろうこの危機的状況、ロックダウン。
日本の皆さんにも、ひとつの参考になればと思いnoteを書きました。

現状と一緒に、ぜひ

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