どこでも繋がれる世の中だからこそ。
メルボルンがあるオーストラリアは、南半球に位置し日本とは季節が逆だ。
執筆時は9月後半で、日本は秋めいているかもしれないが、メルボルンはもうぽかぽかと陽気な日を感じられる、春だ。
でも、そんな情報はネットの世界であればどこにでも載っている。
そうか今のメルボルンは温かいのか、日本と違うのか。なんてのはGoogle先生に問えば一瞬だろう。
はたまた現地の人と繋がって、今日の天気は何?と聞けば、よりリアルで具体的な返答がGoogle先生よりもいただける。
でも、それはあくまで2次情報、3次情報に過ぎない。
他人の目で、肌で感じたことを、頭に入れているだけで、それを誰かに話す時には既にその情報は新鮮ではない。聞いている人も、少し情報として信憑性の低いものと感じるだろう。
その人しか分かりえなかった情報や、感じ得なかった気持ちが感じられる話や情報は、人を惹き付けるし、色気を感じ、魅力的だ。
それが1次情報であり、今でも昔でも変わらない大切なものだ、と僕は思う。
その場所が何も、人が滅多にいかないであろう遠方の地である必要はない。
日本国内でも、地方でも、身近なコミュニティでも、行動を起こせば1次情報となりうる。
逆に都心部だと、人が溢れすぎ何が本当の1次情報なのかが分かりにくい。
地方の方が、まだ見ぬ可能性が秘めていると、僕は思う。
それは、僕が今後、都心部だけではなく様々な場所に「拠点」を作りたいと思う理由でもある。
僕の今回の収録は、メルボルンの電車の中で収録したものだ。
天気の話もしているが、この電車の音がBGMに流れている。
これはまさに、この場所ならではの音であり、そしてそこには僕しか感じ得ない「雰囲気」がある。
その「雰囲気」が1次情報であり、それを聞き手に魅力的に聞いてもらえるようにすることが、配信者としての腕の見せ所なんじゃないか、と思う。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事は、下記の収録を元に執筆しました。
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