記事一覧
【読書記】『白鯨』『アナル・アナルシス』
途中まで読んで放っていた本を久々に開く。
『白鯨』上 メルヴィル
『海底牧場』のなかで牧鯨局のバイブルといわれ、主人公が何度も読み返すという記述があり気になっていたものの、難解と聞き尻込みしていた。
その後『アナル・アナルシス』のなかでも罪のない同性愛の代表作として上がっていたため、俄然読む気になり手に取る。
確かに、主人公と銛打ちクィークェグの関係はそうとしか思えない。『海底二万里』もそう
【マンガ感想】『メタモルフォーゼの縁側』鶴屋香央理
連載当時から話題になっていたマンガ『メタモルフォーゼの縁側』。連載中に何度もぐっときて、泣いたマンガです。今回単行本で全巻購入して読み直したら、いろいろ思うところがあったので、感想を書きたいと思います。
ネタバレしていますので、未読の方はご注意ください。
ご存知の方が多いと思いますが、どんな作品か説明すると、BLマンガを通して知り合ったおばあさんと女子高生の交流を描いた物語です。全5巻。
物語
【マンガ感想】『宇田川町で待っててよ。』秀良子
すっごく好きで何回も繰り返し見る作品もあれば、印象が強いゆえに何度も見られない作品もあります。
後者の例として一番に思い浮かぶのは、橋口亮輔監督の映画作品。
はじめて橋口監督のデビュー作『二十歳の微熱』を見たときは、橋口監督が描く人物の生々しさ、いやらしさに驚き、また人生のままならなさに苦しむ主人公たちに心を痛めました。2作目の『渚のシンドバッド』にも衝撃を受け、大好きな映画監督となった橋口監督
【映画感想】窮鼠はチーズの夢を見る
サンキュータツオさんが『ボクたちのBL論』のなかで激オシしていた水城せとな先生。どんな作品を描くんだろうと気になっていたら、ちょうど先生の作品を映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』をサブスクで発見。最近の若い俳優が全然わからないわたしが、なぜかどうにも気になる成田凌主演と聞き、興味がわき見てみました。
最初は、成田君かわいい!演技スゴッ!と思ってたんだけど、徐々に大倉忠義が演じる大伴のほうが気に
【マンガ感想】『日曜日にパウンドケーキ』阿弥陀しずく
阿弥陀しずく先生は以前から『からっぽダンス』『からっぽダンスR』を愛読。男女の恋愛話なんですが、登場人物の言動がおかしくて何度も読み返してます。
『からっぽダンス』全4巻。非BL作品。主人公以外のキャラもいい味出してます。
『からっぽダンス』の続編。 新キャラ登場。2巻の発売待ってます!
雲田はるこ先生の作品でBLの洗礼を受け、驚きつつもBLに少し興味を持ったわたしは、試し読みで続きが気にな
映画感想『地球最後の男』『ニューヨーク東8番街の奇跡』『愉楽への手ほどき』『三人の夫』
夫が午後から夜にかけていないというので、夕方からビールを飲みながら映画鑑賞。
『地球最後の男』『ニューヨーク東8番街の奇跡』『愉楽への手ほどき』の3本と『三人の夫』を途中まで見たので、その感想を書きました。
『地球最後の男』1964年(アメリカ / イタリア)白黒映画。タイトルを見て一発で筋がわかる。
全人類が吸血鬼+ゾンビになった世界でひとり生き残る男。男は襲ってくる吸血ゾンビから身を守りつつ