ジュリー

動物占いはトラ。BLマンガの感想など。里つばめ先生ラブ。

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マガジン

  • 里つばめ

    敬愛する里つばめ先生についてわたしが書いたnoteを集めました。マンガ紹介、感想の他に、里先生のキャラ、作品名が出てくる記事などもここに入れています。

  • BLについての終わらない話。

    BLの感想や、BLの話が出てくる記事など、わたしが書いたBLにまつわる話をまとめています。

  • マンガ

    わたしが書いたマンガ感想、紹介の記事をまとめています。

最近の記事

【マンガ紹介】里つばめ『風待ち休暇』

敬愛なるマンガ家里つばめ先生の作品紹介をしたときに、さらっとしか紹介できず書き足りない気持ちが残った短編集の『風待ち休暇』。 里先生の魅力がぎゅぎゅっと詰まった作品集。続きものではないので、里先生の作品が気になるけど、どれを読んでいいか迷っている方にも、おすすめします。 こちらの作品集には2014年8月から2015年8月まで雑誌リンクスで連載された4編と描きおろしの「風待ち休暇」のその後「晴れた休み明けに」が収録されています。 各作品の紹介。 1.「風待ち休暇」 単

    • 【マンガ紹介】里つばめ作品

      大好きなマンガ家里つばめ先生の作品を発売順に紹介します。 BLを読まないひとにもオススメしたい里先生の作品。 たくさん出ているので、一作品でも気になるものがあったら、手に取ってもらいたい。まだ出会っていないだけで、きっと里先生の作品が心に刺さるひとがいるはず。そう思って書きました。 見出しは、数字、タイトル、レーベル、発売日の順です。紙と配信で発売日がずれているものは、新しい方を記載しました。 1.Evergreen Days (MARBLE COMICS)2014/9

      • 【読書記】『白鯨』『アナル・アナルシス』

         途中まで読んで放っていた本を久々に開く。 『白鯨』上 メルヴィル 『海底牧場』のなかで牧鯨局のバイブルといわれ、主人公が何度も読み返すという記述があり気になっていたものの、難解と聞き尻込みしていた。 その後『アナル・アナルシス』のなかでも罪のない同性愛の代表作として上がっていたため、俄然読む気になり手に取る。 確かに、主人公と銛打ちクィークェグの関係はそうとしか思えない。『海底二万里』もそうだったが、船という男社会を舞台にしたときに、読者の興味を引くとっかかりとして、特

        • 【マンガ紹介】『GAPS』里つばめ

          敬愛してやまないマンガ家、里つばめ先生の『GAPS』という作品を紹介します。 『GAPS』は上司、長谷川直幸(37)がその部下、片桐聡(30)に落ちるまでのあれやこれやを描いたBLマンガで、現在1-5巻が発売中です。 1巻『GAPS』 主人公は長谷川直幸。 上司には仕事を任され、部下には慕われ、仕事は順調ですが、恋人との関係はイマイチ。お腹周りが気になり始めた37歳の会社員。 そんな彼の部下、片桐聡。 背も高く顔もよく腹筋は割れていておまけに優しい30歳。男女問わず好

        【マンガ紹介】里つばめ『風待ち休暇』

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          【マンガ感想】『メタモルフォーゼの縁側』鶴屋香央理

          連載当時から話題になっていたマンガ『メタモルフォーゼの縁側』。連載中に何度もぐっときて、泣いたマンガです。今回単行本で全巻購入して読み直したら、いろいろ思うところがあったので、感想を書きたいと思います。 ネタバレしていますので、未読の方はご注意ください。 ご存知の方が多いと思いますが、どんな作品か説明すると、BLマンガを通して知り合ったおばあさんと女子高生の交流を描いた物語です。全5巻。 物語は、夫に先立たれ一人暮らしをする75歳の市野井雪が、久しぶりに入った書店で一冊の

          【マンガ感想】『メタモルフォーゼの縁側』鶴屋香央理

          【マンガ感想】『メロンの味』絵津鼓

          待ちに待った絵津鼓先生の新刊『メロンの味』(上下巻)が10/8に配信になりました。 上下巻同日発売! pixivコミックで少し読めます。 こちら絵津鼓先生の今作品についてのインタビュー。

          【マンガ感想】『メロンの味』絵津鼓

          【マンガ感想】笑ったBLマンガ4作品

          最近読んで、笑いに笑ったBLマンガのご紹介です。 ギャグとBLの融合にこんなに笑うとは思いませんでした。 1.『萬遊記-斑月短編集-』斑月 最初に載っている短編『雷考(いかずちこう)-雷について考える-』に度肝を抜かれました。 BLマンガのことを書くたびに、こんなの読んだことない、って書いてますが、ほんっとうにこの作品こそ、この言葉がふさわしいかと思います。 雷のゴロゴロとピカピカの無言擬人化マンガ。 こうやってマンガの説明を書いただけで、笑いがこみあげてきます。何その

          【マンガ感想】笑ったBLマンガ4作品

          【マンガ感想】『宇田川町で待っててよ。』秀良子

          すっごく好きで何回も繰り返し見る作品もあれば、印象が強いゆえに何度も見られない作品もあります。 後者の例として一番に思い浮かぶのは、橋口亮輔監督の映画作品。 はじめて橋口監督のデビュー作『二十歳の微熱』を見たときは、橋口監督が描く人物の生々しさ、いやらしさに驚き、また人生のままならなさに苦しむ主人公たちに心を痛めました。2作目の『渚のシンドバッド』にも衝撃を受け、大好きな映画監督となった橋口監督。デビュー前の自主制作作品が上映すると聞けば足を運んだし、トークイベントに行った

          【マンガ感想】『宇田川町で待っててよ。』秀良子

          【映画感想】窮鼠はチーズの夢を見る

          サンキュータツオさんが『ボクたちのBL論』のなかで激オシしていた水城せとな先生。どんな作品を描くんだろうと気になっていたら、ちょうど先生の作品を映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』をサブスクで発見。最近の若い俳優が全然わからないわたしが、なぜかどうにも気になる成田凌主演と聞き、興味がわき見てみました。 最初は、成田君かわいい!演技スゴッ!と思ってたんだけど、徐々に大倉忠義が演じる大伴のほうが気になってきて……。大倉君の落ち着いた演技、とてもよかったです。 そして、ストーリ

          【映画感想】窮鼠はチーズの夢を見る

          【マンガ感想】『日曜日にパウンドケーキ』阿弥陀しずく

          阿弥陀しずく先生は以前から『からっぽダンス』『からっぽダンスR』を愛読。男女の恋愛話なんですが、登場人物の言動がおかしくて何度も読み返してます。 『からっぽダンス』全4巻。非BL作品。主人公以外のキャラもいい味出してます。 『からっぽダンス』の続編。 新キャラ登場。2巻の発売待ってます! 雲田はるこ先生の作品でBLの洗礼を受け、驚きつつもBLに少し興味を持ったわたしは、試し読みで続きが気になった阿弥陀しずく先生『日曜日にパウンドケーキ』を買ったのでした。(BLにハマる前

          【マンガ感想】『日曜日にパウンドケーキ』阿弥陀しずく

          なぜわたしがBLを読むようになったか(下)

          前回、kindle unlimitedに加入してBLマンガを読みふけるようになったという話を書きました。 今回はわたしの生活、考えを大きく変えたBLマンガ『GAPS』との出会いについて書きたいと思います。 現在1〜5巻が発売中。 試し読みもできるので、気になる方はぜひ! 大げさではなく『GAPS』に出会う前、出会った後で違う人間になったと言えるほど影響を受けた作品なのですが、劇的な出会いをしたわけではありませんでした。ページを開いた瞬間、雷に打たれたようなショックを受け

          なぜわたしがBLを読むようになったか(下)

          なぜわたしがBLを読むようになったか(上)

          わたしがBLを読むようになったきっかけはkindle unlimitedに入ったことです。 それまでも、pixiv comicで連載を追ってるBL漫画があったり、BL出身だと言われる先生の作品も読んでいたので、まったく触れたことがないわけではなかったのですが、BLというジャンルではなくて、好きな作家、作品を読んでいるという感じでした。 kindle unlimitedに入り、BLマンガの数の多さに驚きました。当時unlimited内のBLカテゴリーには6万冊以上あったんじゃ

          なぜわたしがBLを読むようになったか(上)

          「ihr Hertz」にBLの読み方を学ぶ

          今、わたしのなかで最高に熱いのが「ihr Hertz」という大洋図書から出ているBL漫画雑誌です。 2020年5月号から気がつけば一年以上読んでいます。 読み始めは連載途中で筋が追えない作品が多かったのですが、3号4号と読み続けるうちに好きな作品が増えていき、2020年11月号を読み終えたときに、もしかしてとんでもない雑誌を読んでるんじゃないか、とおののいた次第です。 衝撃を受けたのが中川カネ子先生の『ワリキリ』。 『ワリキリ』は読み始めた号が1話だったのですが1話はほ

          「ihr Hertz」にBLの読み方を学ぶ

          映画感想『地球最後の男』『ニューヨーク東8番街の奇跡』『愉楽への手ほどき』『三人の夫』

          夫が午後から夜にかけていないというので、夕方からビールを飲みながら映画鑑賞。 『地球最後の男』『ニューヨーク東8番街の奇跡』『愉楽への手ほどき』の3本と『三人の夫』を途中まで見たので、その感想を書きました。 『地球最後の男』1964年(アメリカ / イタリア)白黒映画。タイトルを見て一発で筋がわかる。 全人類が吸血鬼+ゾンビになった世界でひとり生き残る男。男は襲ってくる吸血ゾンビから身を守りつつ、町に転がる亡骸を葬る日々を送る。 フィクションとして見ていたが、こんな世界にな

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          【マンガ感想】『放課後ハチミツ』波真田かもめ

          『放課後はちみつ』波真田かもめ 高校生男子ふたりの物語。BLマンガです。 波真田先生、絵も好きだし、物語もほんわかしてていいんだよね、と手に取ったら、今までになく刺さって、何度も読み返しました。不器用な男の子たちのお話です。 主人公は 「俺はまだ目覚めてないだけ」 と周りを見下すことで何とか自分を保っている、花織満夫(ハナオリミツオ)。クラスメイトとあいさつはするけど、つるむ友達はいないよう。 そんな彼には気になるクラスメイトがいます。 「ただちょっと 人より顔がよく

          【マンガ感想】『放課後ハチミツ』波真田かもめ

          【マンガ感想】『柏屋コッコの人生漫才』

          単行本で全巻持っていた『柏屋コッコの人生漫才』も他のマンガ同様引っ越しの際に手放してしまいました。 吉本ばななが初期のエッセイで入院中に読んでゲラゲラ笑ったと書いているのを読んで、買ったのが出会いです。買ったのは二十過ぎたくらいだと思うので、今から二十年くらい前になりますか。 コッコ先生の実生活で起こる様々な珍事を勢いよく描いたマンガで、わたしもゲラゲラ笑って何度も読み返しました。 全8巻。コッコ先生のwikipediaには”自身の人生を切り売りした自虐的ギャグを披露し

          【マンガ感想】『柏屋コッコの人生漫才』