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なぜわたしがBLを読むようになったか(上)

わたしがBLを読むようになったきっかけはkindle unlimitedに入ったことです。
それまでも、pixiv comicで連載を追ってるBL漫画があったり、BL出身だと言われる先生の作品も読んでいたので、まったく触れたことがないわけではなかったのですが、BLというジャンルではなくて、好きな作家、作品を読んでいるという感じでした。

kindle unlimitedに入り、BLマンガの数の多さに驚きました。当時unlimited内のBLカテゴリーには6万冊以上あったんじゃないかと思います。

こんなに読めるのか。じゃあ気になってた作品あるかも、という感じで最初は名前が聞いたことある作家の作品読んでました。

毎晩寝る前に読むのが習慣化するのに、そんなに時間はかかりませんでした。最初のころは、読んだことない作品ばかりで、寝なきゃいけないと分かっているのに、止めることができず一日に5冊くらい読んでた気がします。

ハマった理由を振り返ってみると、

・一冊で完結するものが多く気軽に読める。
・ハッピーエンドで終わるものが圧倒的に多い。

という理由だったと思います。

この頃はBLって少女漫画じゃん! って思ってました。

実はunlimited入る前に、自分で買ったBLマンガがあり、それは雲田はるこ先生の作品でした。
『昭和元禄落語心中』の1巻を読んで、絵、話の運び、台詞、全部好き! となり俄然雲田先生に興味がわきました。インタビューで、『窓辺の君』を読んだ編集者が雲田先生に声をかけて『昭和元禄落語心中』の連載が始まったと知り、どんな話なんだろうと興味を持ち買ってみたのでした。
で、まあ読んでびっくり、がっつりエロいじゃないですか!
いや、『窓辺の君』はそうでもなかったのですが、一緒に買った『ばらの森にいた頃』が、もうドエロかった。
心の準備ができてないよ!
と顔の前に広げた掌の指と指の間からちゃんと全部読みましたよ!

『ばらの森にいた頃』は超絶ドエロいので、BL未見の方は心して読んで。

振り返ると最初の頃はエロに抵抗がありました。
この美しい、雲田はるこ先生の絵でも、うわっ!と思ってました。

unlimitedに加入したばかりのころは同様にエロに抵抗があったので、エロが少なそうな漫画を表紙から選んでいたのですが、何冊も読むうちに、表紙で着衣している漫画が少なくなっていき……。
それで、仕方なく(自分の中の風紀委員への言い訳!) 半裸の表紙にも手を出すようになったのですが……。
そういう作品の中に、超!名!作!があることを知り、そこからはどんなやらしい表紙、タイトルのものでもとりあえず読んでみるようになったのでした。

仕事行ってヘトヘトで帰って、寝る支度して、ああ、明日も仕事か、もう寝なきゃってベッドに入ったあとに、かわいいカッコいいボーイたちがキャッキャ、キャッキャッ、ラブして、最後に両思いになるの見て、ああ、幸せに暮らせ、ずっと、と思うと、昼間あったイヤなことなんか考え続けてられないですよ。
ああ、幸せだ、この幸福をもう一度。
ってもう一冊、もう一冊とダウンロードしてしまうわけです。

そうやってダウンロードした中の一冊に里つばめ先生の『GAPS』がありました。

現在5巻が発売中。2巻以降は副題が付いています。
2巻『GAPS RISKY DAYS』
3巻『GAPS apples and oranges』
4巻『GAPS hanker』
5巻『GAPS off limits』

さあ、ここから昨年のわたしのQOLをあげにあげた『GAPS』の話です。
この話、したかったんだ!
次回に続く。

未読の小説、マンガの購入にあてさせていただきます。