営業しない営業を、AIDMAから考えてみた ~古典理論が最強の理由~
コンサルティング業の営業活動はどうやればいいですか? と聞かれることがあります。私が聞きたいくらいなのですが。
そういえば、先月書いた記事で、営業しない営業法が85スキと、人気です。
やはり営業は、みなさん気になる領域のようです。
今日は、ふと、AIDMAが使えるのでは? と思いついて、整理したくなりました。
AIDMAはマーケティングの基礎、個人客の購買行動を分析するフレームワークとして有名です。有名すぎて、今では使えないとか色々言われていますが、古典理論ほど汎用性が高いものです。
法人向け営業に、どう活用できるか、少し考えてみます。
1.Attention(注目)
AIDMAは、5つのステップに分けて、顧客心理と行動の変化を分析します。
最初のステップがAttention(注目)
法人営業では、出会い、発見があって、会話を始めるあたりでしょうか。
見込み客になりそうな社長さんと交流会などで会って、雑談、情報交換などを始める
一言でわかりやすいキャッチフレーズで気を引く
その他大勢ではなく、1人の人として認識されて、会話できることが第一ステップですね。
2.Interest(興味・関心)
2つ目のステップがInterest(興味・関心)
他とは違う、何かを感じたとき
相手の関心事に合った話ができて、親身に話を聞いてくれる人、と認識される
「面白い人だなぁ」「話をしていて楽しいなぁ」と思ってもらえるといいですね。
3.Desire(欲求)
3つ目のステップがDesire(欲求)
自分の未来に関係しそうな予感
この人と一緒にいると、自分がやりたいことが早く実現するかも?
「もっと話を聞きたい」という欲求、期待感が高まる感じです。
4.Memory(記憶)
わかかれた後も、記憶に残る
お礼のメッセージを送る
Facebookで友達申請する
など、その後もつながっておきたいと思わせる、行動が見られるといいですね。
相手の記憶に残るように、名刺を工夫してみたり、
自分の軸やブランド戦略を整理して印象づけるなど、
戦略的な準備も大切ですね。
5.Action(行動・お金を払う)
相手に行動してもらうには、ちょっとした後押しが必要
メルマガなどで、定期的に情報提供する手段を持つ
別の交流会などにお誘いして、会う機会をつくる
個別に会食を設定できればバッチリですね
具体的な行動、お金を払うまでには、もう少しステップがありそうです
経営コンサルタントであれば、まずは相手の記憶に残り、また会える関係づくりが第一歩。そこから、仲良くなって、お役に立てるチャンスがあれば、提案という流れです。
法人営業では、相手との関係性づくりまでのステップにAIDMAが使えそうです。関係性づくりに課題を感じる人は、AIDMAのステップに自分を当てはめて、活用してみるのはアリですね。
個人の営業活動については、こちらも参考になると思います。(↓)
この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz
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