記事一覧
【内容一部公開】動作の仕組みが基礎から学べる――近刊『よくわかる コンピュータアーキテクチャ』
2024年9月下旬発行予定の新刊書籍、『よくわかる コンピュータアーキテクチャ』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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まえがき
コンピュータは「情報を扱う機械」の一種であり、1台の機械であるにもかかわらず、さまざまな処理をすることができる。これは、コンピュータというモノ(ハードウェア)は変わるところがないにもかかわらず、やらせたい処理の手順(ソフトウェア)を自由に
【内容一部公開】「現代の」暗号理論が基礎からわかる!――近刊『暗号理論入門』
2024年8月下旬発行予定の新刊書籍、『暗号理論入門』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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はじめに
暗号とはそもそも何なのか、そして、暗号技術はなぜ安全なのか。このような疑問に答えるための数学的な理論を解説するのが本書の目的である。暗号に興味や関心をもつきっかけは人それぞれ異なり、暗号について知りたいことも人により大きく異なるだろう。そこで、まず本書の位置づけを
【内容一部公開】初心者におすすめ!広く学べる入門テキスト――近刊『コンピュータネットワークの基礎』
2024年8月下旬発行予定の新刊書籍、『コンピュータネットワークの基礎』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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まえがき
本書は、大学や高専における、情報系および電気電子系の学生を想定読者とした、ネットワークとセキュリティについて広く学べる入門的な教科書です。近年、IoT、DX、深層学習などのキーワードをよく見聞きするようになりましたが、情報系および電気電子系の学生
【内容一部公開】世界的名著、ついに翻訳!――近刊『デュレット 確率論(第5版)』
2024年8月下旬発行予定の新刊書籍、『デュレット 確率論(第5版)』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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訳者まえがき
本書はケンブリッジ大学出版から出版された「Probability: Theory and Examples(Fifth Edition)」の邦訳です。著者のDurrett氏は、ルベーグ積分など基礎的な事項からはじめて、大数の法則や中心極限定理な
【内容一部公開】基礎から最先端の知見まで――近刊『不動点定理による安定性解析』
2024年7月下旬発行予定の新刊書籍、『不動点定理による安定性解析』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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まえがき
本書では、微分積分学における中間値の定理の応用として得られる種々の不動点定理を解説し、さらに常微分・積分微分・差分・偏微分方程式の解に関する定性的手法を述べる。様々な方程式の安定性解析を学ぶための、また不動点定理を応用するための図書であることを意図し
【内容一部公開】接触解析、動的陽解法がよくわかる!――近刊『実践 非線形有限要素法シミュレーション』
2024年7月中旬発行予定の新刊書籍、『実践 非線形有限要素法シミュレーション』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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まえがき
2010年に前書「実践有限要素法シミュレーション」を執筆したあとも、産業界での有限要素法の利用はますます広がっている。その範囲は、前書で取り扱った「線形有限要素法」をはるかに飛び越え、幾何学的非線形、接触・摩擦、弾塑性や超弾性などの材料非線
【内容一部公開】加工技術全般を概説!――近刊『よくわかる機械加工』
2024年6月下旬発行予定の新刊書籍、『よくわかる機械加工』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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まえがき
本書は、機械系あるいは材料系の大学生や高等専門学校生、さらにこれから加工関係の業務に従事する技術者を対象とした、加工学の教科書である。新材料の発見、新しい加工技術の開発、制御技術の精度向上などにより、加工技術分野は目覚ましい進展を遂げている。本書の執筆に
【内容一部公開】現代数学の最高峰へ!――近刊『数論幾何入門‐モジュラー曲線から大定理・大予想へ‐』
2024年5月下旬発行予定の新刊書籍、『数論幾何入門‐モジュラー曲線から大定理・大予想へ‐』のご紹介です。
同書の一部を、発行に先駆けて公開します。
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はじめに
数論幾何学とは、一言で言えば、整数係数の代数方程式によって定まる図形を研究する分野である。主に複素数係数の代数方程式によって定まる図形を研究する代数幾何学とは異なり、その図形の上に座標が有理数であるような点がどのくらいあるかと