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数学、物理学、機械工学、電気・電子工学、情報工学、建築・土木工学を中心に、理工学分野の教科書・専門書・一般書を発行している出版社。既刊・新刊のお知らせや、その関連情報を随時掲載します。https://www.morikita.co.jp/

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最近の記事

【内容一部公開】世界的名著、ついに翻訳!――近刊『デュレット 確率論(第5版)』

2024年8月下旬発行予定の新刊書籍、『デュレット 確率論(第5版)』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** 訳者まえがき 本書はケンブリッジ大学出版から出版された「Probability: Theory and Examples(Fifth Edition)」の邦訳です。著者のDurrett氏は、ルベーグ積分など基礎的な事項からはじめて、大数の法則や中心極限定理などの極限定理、マルコフ連鎖、マルチンゲールなどの確率論の中心的な話題、およびブラ

    • 【内容一部公開】基礎から最先端の知見まで――近刊『不動点定理による安定性解析』

      2024年7月下旬発行予定の新刊書籍、『不動点定理による安定性解析』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 本書では、微分積分学における中間値の定理の応用として得られる種々の不動点定理を解説し、さらに常微分・積分微分・差分・偏微分方程式の解に関する定性的手法を述べる。様々な方程式の安定性解析を学ぶための、また不動点定理を応用するための図書であることを意図し、必要最低限の定義を丁寧に述べ、重要な概念に関し入門的な説明をするように努めてい

      • 【内容一部公開】待望の和書!――近刊『ガロア圏と基本群』

        2024年7月下旬発行予定の新刊書籍、『ガロア圏と基本群』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 本書は、グロタンディークによるガロア圏の観点からガロア理論について解説するものである。書き方としては、教科書風に丁寧にしっかりと書くというスタイルに努めた。 ガロア理論は代数方程式の解法の問題から生まれた。方程式の解法論とはよばれず、ガロア理論とよばれる所以は、ガロア(1811–1832)が方程式の背後にガロア群という構造を見出した独創

        • 【内容一部公開】接触解析、動的陽解法がよくわかる!――近刊『実践 非線形有限要素法シミュレーション』

          2024年7月中旬発行予定の新刊書籍、『実践 非線形有限要素法シミュレーション』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 2010年に前書「実践有限要素法シミュレーション」を執筆したあとも、産業界での有限要素法の利用はますます広がっている。その範囲は、前書で取り扱った「線形有限要素法」をはるかに飛び越え、幾何学的非線形、接触・摩擦、弾塑性や超弾性などの材料非線形を含む「非線形有限要素法」、および動的陽解法に代表される動解析が、汎用ツールに

        【内容一部公開】世界的名著、ついに翻訳!――近刊『デュレット 確率論(第5版)』

        • 【内容一部公開】基礎から最先端の知見まで――近刊『不動点定理による安定性解析』

        • 【内容一部公開】待望の和書!――近刊『ガロア圏と基本群』

        • 【内容一部公開】接触解析、動的陽解法がよくわかる!――近刊『実践 非線形有限要素法シミュレーション』

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          【内容一部公開】加工技術全般を概説!――近刊『よくわかる機械加工』

          2024年6月下旬発行予定の新刊書籍、『よくわかる機械加工』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 本書は、機械系あるいは材料系の大学生や高等専門学校生、さらにこれから加工関係の業務に従事する技術者を対象とした、加工学の教科書である。新材料の発見、新しい加工技術の開発、制御技術の精度向上などにより、加工技術分野は目覚ましい進展を遂げている。本書の執筆に際しては、こうした加工技術の進展をとくに意識した。具体的には以下のような点である

          【内容一部公開】加工技術全般を概説!――近刊『よくわかる機械加工』

          【内容一部公開】「ベイズ統計のバイブル」待望の翻訳――近刊『ベイズデータ解析(第3版)』

          2024年6月下旬発行予定の新刊書籍、『ベイズデータ解析(第3版)』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** 訳者まえがき 近年、様々な科学分野や実務的な場面において、ベイズデータ解析の活用が盛んに行なわれている。その理由として、ベイズ統計学という枠組みの一貫性や、マルコフ連鎖モンテカルロ法などの計算アルゴリズムやStanなどの汎用的な実装ツールが発展してきたことが挙げられる。一方で、ベイズ分析について包括的に書かれた日本語の書籍は決して十分であ

          【内容一部公開】「ベイズ統計のバイブル」待望の翻訳――近刊『ベイズデータ解析(第3版)』

          【内容一部公開】1冊で基礎知識と要点を大づかみ!――近刊『よくわかる 電気・電子回路』

          2024年5月下旬発行予定の新刊書籍、『よくわかる 電気・電子回路』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** はじめに 本書は、いわゆる電気電子系以外の方に向けた「電気回路」「電子回路」の入門書です。 一般の機械制御やロボットなど、電気系以外でも電気回路や電子回路を扱う機会は多くあります。しかし、いざそれらを学ぶとなると、電磁気学から電気回路、半導体工学、アナログ/デジタル電子回路まで広範にわたるため、学習へのハードルは非常に高くなってしまいま

          【内容一部公開】1冊で基礎知識と要点を大づかみ!――近刊『よくわかる 電気・電子回路』

          【内容一部公開】2つの理論を、この1冊で身につける!――近刊『加群とホモロジー代数入門』

          2024年5月下旬発行予定の新刊書籍、『加群とホモロジー代数入門』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** はじめに 本書は、環上の加群の理論をホモロジー代数と関係の深い部分を中心に解説し、逆に加群の理論からホモロジー代数の基本的な部分の理解を深めてもらうことを主な目的として書かれた入門書である。対象としては、群、環、体などの代数の基本的構造や、位相空間の基本的な概念を学んだ人を想定している。 環上の加群の理論においては、テンソル積と準同型加群

          【内容一部公開】2つの理論を、この1冊で身につける!――近刊『加群とホモロジー代数入門』

          【内容一部公開】現代数学の最高峰へ!――近刊『数論幾何入門‐モジュラー曲線から大定理・大予想へ‐』

          2024年5月下旬発行予定の新刊書籍、『数論幾何入門‐モジュラー曲線から大定理・大予想へ‐』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** はじめに 数論幾何学とは、一言で言えば、整数係数の代数方程式によって定まる図形を研究する分野である。主に複素数係数の代数方程式によって定まる図形を研究する代数幾何学とは異なり、その図形の上に座標が有理数であるような点がどのくらいあるかという問題や、その図形を定義する方程式を素数に関する合同方程式と見て、それにどのく

          【内容一部公開】現代数学の最高峰へ!――近刊『数論幾何入門‐モジュラー曲線から大定理・大予想へ‐』

          【内容一部公開】初級ネットワークエンジニア、IoT関連技術・サービスに携わる方に格好の入門書――近刊『よくわかるIoTデータ転送技術』

          2024年5月下旬発行予定の新刊書籍、『よくわかるIoTデータ転送技術』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき IoT(Internet of Things)は、情報通信技術の進展と併せて、近年急速にその重要性を増している概念です。IoTとは、文字どおり「モノのインターネット」という意味であり、日常生活における様々なデバイスや機器がインターネットに接続され、相互に通信することを指します。この技術の進化により、従来は情報通信の対象とはな

          【内容一部公開】初級ネットワークエンジニア、IoT関連技術・サービスに携わる方に格好の入門書――近刊『よくわかるIoTデータ転送技術』

          【内容一部公開】考え方・解き方がスムーズに学べる!――近刊『固体力学入門』

          2024年3月中旬発行予定の新刊書籍、『固体力学入門』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 本書は、主として機械工学、航空宇宙工学を専攻し、固体力学を初めて学習する大学学部生を対象として、固体力学の基礎理論をマスターしてもらえることを目指して執筆した。固体力学は機械、航空機、宇宙機、構造などの合理的な設計基準を定める強度解析の基礎工学であり、本書を出発点として固体力学を学ぶことによって、機械構造に対するより精密な構造解析を行うための

          【内容一部公開】考え方・解き方がスムーズに学べる!――近刊『固体力学入門』

          【内容一部公開】ロケット関連技術者、研究者、学生必読!――近刊『ロケットシステム』

          2024年1月下旬発行予定の新刊書籍、『ロケットシステム』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき ロケットの機能向上は、要素技術の進歩に合わせて、今後も進められて行くであろう。しかし、ロケットの開発・運用に係わる基幹技術は、すでに確立されたと言ってよい。したがって、いま、ロケットに関する技術を先端技術と呼ぶことは適当ではない。 しかしながら、ロケットの開発・運用には、非常に広い分野の技術、それも高度な技術が利用されていること、また、

          【内容一部公開】ロケット関連技術者、研究者、学生必読!――近刊『ロケットシステム』

          【内容一部公開】新しいスタンダードの誕生――近刊『代数学入門-群・環・体の基礎とガロワ理論-』

          2024年1月下旬発行予定の新刊書籍、『代数学入門-群・環・体の基礎とガロワ理論-』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 はじめに 本書は早稲田大学基幹理工学部数学科2年の必修講義「代数学序論」で著者が用いてきた教材を増補改訂したものであり、数学科における代数学の「はじめの一歩」を踏み出すための教科書である。 数学科における専門教育の最初の段階は、代数・幾何・解析の別なく二つの使命を帯びている。一方でさまざまな数学を学ぶための基礎となる知識、作法を教

          【内容一部公開】新しいスタンダードの誕生――近刊『代数学入門-群・環・体の基礎とガロワ理論-』

          【内容一部公開】はじめてナノテクに取り組む人に最適!――近刊『ナノテクノロジーの基礎』

          2024年1月中旬発行予定の新刊書籍、『ナノテクノロジーの基礎』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき 2000年頃のナノテクノロジーブームから、すでに20年以上が経過した。いまでは「ナノテクノロジー」と喧伝されることもなくなったが、重要性が低下したわけではなく、多くの技術分野において、その概念や技術は当たり前に利用されるようになっている。 一方で、ナノテクノロジーは物質科学からデバイス技術までの様々な分野に広がっているため、学習し

          【内容一部公開】はじめてナノテクに取り組む人に最適!――近刊『ナノテクノロジーの基礎』

          【著者による寄稿文公開】近刊『確率的シミュレーション』

          2023年12月中旬発行予定の新刊書籍、『確率的シミュレーション』のご紹介です。 発行に先立ちまして、著者の大久保先生にご寄稿いただきました。ぜひご覧ください。 *** 確率的シミュレーションを、これから学ぶ読者へ わたしたちは、日々、頭のなかでシミュレーションを繰り返している。もし締め切りに間に合わなければどうしようか。こう言ったら相手にどう思われるだろうか。こんなときに未来を予測して、対応策を用意する。宇宙探査機がトラブルに見舞われ、絶体絶命。そこに、こんなこともあ

          【著者による寄稿文公開】近刊『確率的シミュレーション』

          【内容一部公開】基礎となる法規・制度をしっかり押さえて学ぶ!――近刊『都市計画学』

          2023年12月中旬発行予定の新刊書籍、『都市計画学』のご紹介です。 同書の一部を、発行に先駆けて公開します。 *** まえがき ─都市計画の基礎を学び、都市づくりを考える─ 現代は都市の時代。都市文明の発展に大きな期待を寄せながら、都市やまちに多くの人々が暮らしている。それだけに都市は、住む人々の価値観とともに都市の姿や性質、内容が変わり、とどまるところがない。かつての高度経済成長・人口増時代で拡張した都市は、いまや低経済成長・人口減で縮小する都市である。 言い換

          【内容一部公開】基礎となる法規・制度をしっかり押さえて学ぶ!――近刊『都市計画学』