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経営と幸せの本質

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経営や組織づくりの方法について考えていきます。
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記事一覧

なぜ多くの若手農家が燃え尽きてしまうのか?/Jean-Martin Fortier

なぜ多くの若手農家が燃え尽きてしまうのか?/Jean-Martin Fortier

今回は農業を始めばかりの若い人がなぜ辞めていってしまうのかという事についてカナダの小規模農家が語っている動画を記事にしました。

昨日、若いカップルが私に近づいてきました。衝撃的な瞬間でした。彼らは、シーズン中に農場を続けることができないと決めたので、全てのCSAメンバーに農場をやめることを知らせ、返金することにしました。彼らが私に近づいたのは、私の本「マーケットガーデナー」を読んでいたからでした

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コウノトリ米を収穫

コウノトリ米を収穫

自分で食べる分だけのお米を仲間と一緒に育てて食べるという事をこの6年
くらいずっと続けてきています。

そのお米の収穫が先日行われました。天気が続いて最高の収穫日和でトラブルもなく収穫を終えて乾燥室に。

今年も無事にお米を家に持ち帰ることが出来ました。

コウノトリ米を作るという一つの目標の元、集まれるタイミングで作業して収穫を迎えるというサイクルは気持ちいいです。

また来年も続けていければと

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一緒に課題を解決するチームの作り方/のらくら農場

一緒に課題を解決するチームの作り方/のらくら農場

 オーガニックエコフェスタで総合グランプリも受賞したのらくら農場の萩原紀行さんの書かれた「野菜も人も畑で育つ」からスタッフ、農家仲間、取引先と一緒に課題を解決する方法を3つ紹介したいとおもいます。

1、「暗黙知」から「形式知」。そして「集合知」へ

 いままで「暗黙知」だった「作物にとって良い土とは?」という言語化しにくい事を感覚的に伝えていたが、土壌分析を使って数字に落とし込む事によって今まで

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オードリー・タン流の死との向き合い方

オードリー・タン流の死との向き合い方

オードリー・タン氏の本をまた一冊読みました。

この本の中で特に印象に残っている言葉があります。

これはオードリー・タン氏が3~4歳のころから心臓の病気で死と向き合っていたからこそ出てきた言葉だと思います。

寝る前に死と向き合う練習として、空想の中で自分がいなくなった後の世界を眺めてみる事をお勧めしていました。

今日から早速やってみたいと思います。

今日もありがとうございました。

信頼できる人とは?

信頼できる人とは?

世界各地のニュースがどんどん流れてくる時代です。
いろんな人が発言できるようになって、どんな人を信頼してもいいのかなという事を最近考えていました。

しっくりくる答えとして
1、約束を守る人
2、人が困る嘘をつかない人
3、間違いを認めて素直に謝れる人

この3つが出来る人は信頼してもいいのかなという考えに今は至っています。
自分もこの3つを守れるような人間になりたいなあと思います。

大人になれ

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お米作りチーム

養父でコウノトリ米を5人くらいで作っています。
余ったら販売する事もありますが、自分達の食べる分を一緒に作って収穫したお米を仲間で試食会も兼ねたお疲れ会みたいな事を楽しく行います。

以前も紹介した共同運営型の農園作りに似ています。

米作りという共通の目的をもった仲間は気持ちのいい関係だなあといつも思います。

気の合う仲間と野菜作りを通して繋がれるような場所がもっと増えたらなと考えます。

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礼儀正しい人間になるために論語について学んでみる

礼儀正しい人間になるために論語について学んでみる

以前礼儀正しい人間になることの重要性について述べられた本を紹介しました。

そして古典的作品も読むようにしています。その中で2500年以上前に活躍した孔子の言葉を集めた「論語」を改めて勉強しています。

論語を学ぶ中で特に重要にされているのが道徳です。人間はという組織の中で他人を思いやる心(礼)をまず持ってからそのあとに知識を獲得していきましょうと言っています。

道徳という土台の上に知識がある人

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ミスをした時に救われた言葉

ミスをした時に救われた言葉

仕事をする中で失敗やミスはつきものです。最近もついうっかり忘れてしまっていた事があってすこし気分が落ちていました。

そんな時に救われた言葉が論語の言葉の一つである

「過ちて改めざる是を過ちという」

という言葉です。

現代語訳をすると
過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである。という事です。

この言葉で前を向きやすくなりました。

論語にはこの言葉の他

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礼儀正しい人間になるための3原則

礼儀正しい人間になるための3原則

最近組織作りとか幸福について調べていると「礼儀正しさ」が大きなポイントだと感じています。

そこで参考になった本の一冊に『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』があります。

この本で無礼な人が組織に与える費用から礼節ある人がもたらすメリットについて紹介しているのですが、面白かったです。

その中で礼儀正しい人間になるための3つの原則を紹介しています。

1、笑顔を

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対話とは?

対話とは?

組織作りの勉強をしている中で「対話」の重要性について書かれた本などをよく見かけるようになりました。自分も大切だと思って技術的な事や理論的な事を書かれた本を読んでいました。

その中の一冊に森川すいめいさんの書かれてた「感じるオープンダイアローグ」という本があります。この本は森川すいめいさんがオープンダイアローグの国際トレーナーの資格を取るまでのトレーニングの様子や実際の現場でどのような対話を行って

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「他者」と対話をする理由

「他者」と対話をする理由

 多くの組織論における高い意思決定のクオリティは、多様な意見によるものという事を示しています。多様ということは同質性の高い組織ではないということになります。

そのためには自分とは異なる意見をまずは受け入れる事が必要です。
反対意見をどう捉えるかで対話が出来るのかどうかがまず決まってきます。
そこで今回は他人の意見を聞くときに憶えておきたい考え方を紹介します。

まずはフランスの哲学者で「他者論」

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「人との繋がり」は資本である

「人との繋がり」は資本である

 以前「一緒に課題を解決するチームの作り方」というタイトルの記事を書かせてもらいました。今回は生産性をあげる為には人との繋がりはどう関係するのかを見ていきたいと思います。

 
 MITが7年間行った調査で見えてきた生産性高いチーム特徴として
1. Energy (コミュニケーションへの熱意)
メンバー同士の交流の回数と性質。最も貴重なコミュニケーションは対面の会話で、続いて電話やテレビ会議だがこ

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「学習する」とは?

「学習する」とは?

 経営について学んでいます。その中で「学習する組織」について学びました。

 「学習する組織」とは 簡単に説明すると
複雑化する経営環境に適応するために 恒常的に学習し、進化し続ける組織
としています。

 「学習する組織」についてはまた日を改めて考えていきたいのですが、今回は「学習する組織」の前にまず「学習する」とはどういう事なのか?という問いにを立てて考えていきたいと思います。

脳科学の見地

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「幸せ」とは何なのか?

「幸せ」とは何なのか?

  どうすれば「幸せ」になれるのか。そもそも「幸せ」とは?という問いを立てました。

 今世の中であまりにも「勝ち組」になるためのメソッドが多い気がします。効率的に稼ぐ方法論。自分さえよければの精神で他人を蹴落とすことに躊躇しない人が多くなることは社会全体的に見ても幸福度は高くなりません。自分はそのようなビジネス書には共感を得られませんでした。

 今回は自分が今共感している、もしくはそうかもしれ

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