マガジンのカバー画像

Mocaの読書感想★

38
Mocaが読んだ小説文庫についての読書感想を紹介するマガジンです。 読んだ本もしくは面白かった本の記事を挙げていきます。 宜しくお願いします。
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

『スタンド・バイ・ミー−恐怖の四季秋冬編』(スティーブン・キング)読書感想

タイトル:『スタンド・バイ・ミー−恐怖の四季秋冬編』
著者:スティーブン・キング
訳:山田順子
出版社:新潮文庫
過去に観た映画の有名なジュブナイル冒険物語である『スタンド・バイ・ミー』がいかにも面白かったので、図書館から原作の本を借りて読むことにした。

★感想この小説は図書館で“スタンド・バイ・ミー”があったので、借りて読んだ。

書店だったら本を購入することで、金の無駄になるから、図書館で在

もっとみる

手塚治虫『火の鳥(鳳凰編)』

はじめに『火の鳥』のシリーズの中で一番、宗教的要素が含まれたシリーズだと思う。

順番で読んでいるので、多分、「太陽編」が宗教的な内容かと思うが。

この巻の作品は、我王と茜丸との関係性を描かれた作品である。

『火の鳥(鳳凰編)』を読んで手塚治虫『火の鳥』シリーズ4巻目。

『火の鳥(鳳凰編)』。

時代設定は奈良時代。

この話の内容はある意味、考えさせられるかのような内容だった。

いかにも

もっとみる

手塚治虫『火の鳥(ヤマト編・異形編)』

はじめにこの3巻は案外と面白い話である。

「ヤマト編」の場合は、特に大王が面白いのであろう。

まるで、ハックション大魔王かのような感じだった。

「異形編」はいかにも教訓を得られるような、怪談に近そうな内容だった。

その人を殺すとその人と同じ運命に辿りますよと火の鳥が教えているかのようだ。

『火の鳥(ヤマト編・異形編)』を読んで『火の鳥』3巻目。

「ヤマト編」(古墳時代)と「異形編」(平

もっとみる

『ハロウィン』(ジョン・パサレラ)読書感想

タイトル:『ハロウィン』
著者:ジョン・パサレラ
訳者:有澤真庭
出版社:竹書房文庫
ホラー映画として有名な『ハロウィン』

あれから40年過ぎて、白いマスクを被った殺人鬼ブギーマン(マイケル・マイヤーズ)が戻ってくる。

40年前、ローリーはブギーマンによって、家族に殺されたので、復讐として彼女はブギーマンに立ち向かうことにした。

この原作の小説は地元の図書館で借りて読んだ。

★感想レンタル

もっとみる

『ペット・セマタリー』(スティーブン・キング)読書感想

タイトル:『ペット・セマタリー』
 (上巻・下巻)

著者:スティーブン・キング

出版社:文春文庫

これは後味の悪いようなホラー作品なのである。

家族愛、親子愛はスティーブン・キングの作品では当然あるのだが、意外な結末は他にもある。

つまり、タイトルの通り、ペットのお墓という話である。

★感想(上巻)

“ペット・セマタリー”の映画リメイクとして公開した時に、書店に行って、原作の本を買う

もっとみる

『アメリカ素猫』(司馬遼太郎)読書感想

司馬遼太郎記念館で買ったエッセイ本である。

司馬遼太郎自身は、アメリカ現地に行き、アメリカの文化と日本の文化との違いについて発見した。

この本書はアメリカに憧れている人にとっては結構参考になる本である。

★感想司馬遼太郎記念館に行って、“梟の城”の次いでにこの小説を買った。

司馬遼太郎は歴史小説作家で、このような小説書けると言うことは、一杯本を読んで、勉強しているからである。

歴史小説を

もっとみる
ブックユニバースの冒険

ブックユニバースの冒険

ブックユニバースとは、本を読んでいる読者が本の世界を入りこんで、物語の体験をすることである。

その用語は自分で思いついた用語なのである。

いわゆる、読書の世界っていうことだ。

本のマルチバースは数え切れないほどの沢山の世界が存在し、一冊の本を読んでいる読者は本の中の冒険・体験をすることである。

また、
ミヒャエル・エンデ『果てしない物語』の
映画『ネバーエンディング・ストーリー』で、主人公

もっとみる

手塚治虫『火の鳥(未来編)』

はじめに
手塚治虫の『火の鳥』1巻に続いて、2巻を読むことにした。

今回は「未来編」である。

これは流石に子供にとっては難しい内容なのではないかと思う。

基本的には、手塚治虫の作品では、子供が読むような漫画なのである。

20代である私は興味を持って読んでみたが、これはどういうことだ?と疑問に持ちながら、読んでいたに違いない。

火の鳥の視点で読むと、考え方も、だいぶ違ってきたりもする。

もっとみる

手塚治虫『火の鳥(黎明編)』

はじめに手塚治虫が人間の生き方・死生観についてテーマしている作品を製作していているので、
『火の鳥』という漫画を読むことにした。

現在に生きている人間宛にこれから生きるための教訓としてメッセージを伝えているのだ。

ところどころ、赤塚不二夫ネタや手塚治虫らしいギャグを入れたりしているところが面白かった。

『火の鳥(黎明編)』を読んで今回は、1巻である「黎明編」を読んだ。

舞台で言えば、日本の

もっとみる
『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユゴー)読書感想

『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユゴー)読書感想

タイトル:『レ・ミゼラブル』

  (上巻・下巻)
著者:ヴィクトル・ユゴー
出版社:角川文庫
映画で上映した『レ・ミゼラブル』はミュージカル劇場だけれども、ある意味、フランス革命の中で、格差社会が起こり得ている。
貧困社会の中に、女性の労働に対する差別とかも生みだされているのであろう。
この『レ・ミゼラブル』の作品で有名な箒を履いているコゼットの絵柄を注目する。

★感想
(上巻)

ミュージカ

もっとみる
本を読むことの大切さ

本を読むことの大切さ

読書という定義は、本を読むことである。
本を読むことは、多くの情報を得られるし、自分自身の生き方が変わるし、テレビや新聞、インターネットと違う見方になるのである。

本を読む世界観
最近では、インターネット社会になってきて、情報が豊富になってきた。
本を読むことが少なくなり、活字離れになりつつある。
中には、読書嫌いの方も増えてきているのであろう。
本を読んでいる人=賢い人と思われるがちだが、これ

もっとみる

『人魚の眠る家』(東野圭吾)読書感想

タイトル:『人魚の眠る家』

著者:東野圭吾
出版社:幻冬舎文庫
東野圭吾の作品で、この作品は、いかにもシリアス的なSFミステリーサスペンスだった。
賛否両論に分かれるが、個人的には、この話はあんまり好きではなかった。いかにも、初っ端から暗い感じ。でも、ある意味は現実上の社会問題にもテーマにしているのではないかと思った。
その他にも、社会問題をテーマにした東野圭吾のミステリー・サスペンス作品がある

もっとみる