『人魚の眠る家』(東野圭吾)読書感想
タイトル:『人魚の眠る家』
著者:東野圭吾
出版社:幻冬舎文庫
東野圭吾の作品で、この作品は、いかにもシリアス的なSFミステリーサスペンスだった。
賛否両論に分かれるが、個人的には、この話はあんまり好きではなかった。いかにも、初っ端から暗い感じ。でも、ある意味は現実上の社会問題にもテーマにしているのではないかと思った。
その他にも、社会問題をテーマにした東野圭吾のミステリー・サスペンス作品があるので、興味があったらそちらを読んでみる。
★感想
この物語は脳死状態になった少女をサイボーグのような装置で生き返らせる話なのである。
この本書を読んでどう思ったことは、特に何を思っていたら方がいいのかがさっぱり分からなかった。
死んでいるかもしれないのに、生きていると判断し、死体を生かしていくこと。
つまり、遺族が死人のことを手放すと寂しいから、死体をわざと人形のように生かしておく。
あのまま生かしておいたら死体が腐ってしまうのではないか。
ここの話に出てくる登場人物はヤバくて、イカれている人達がほとんど出てくる場合もある。
今の現状の日本は、植物状態の患者が沢山います。
その中で回復した患者もいれば、長く持たずにそのまま亡くなってしまう患者もいます。
なかには、親族等の身内の方には、脳死の患者を手放したくない、脳が死んでいても、心臓が動いているから生きていると信じている方もいます。
この東野圭吾の小説の内容は結構、社会問題のテーマを的確にして、色々複雑だけれども、ミステリー・サスペンスとしてのジャンルが楽しめると思いました。
★オススメだと思うところ
東野圭吾の作品が興味ある方、現状の社会問題について知りたい方等がオススメです。
★まとめ
東野圭吾の作品の中で一番シリアスで社会問題をテーマにして取り上げている作品はこの作品だと思った。
他にも面白そうな東野圭吾の作品があるので、是非とも読んでみたいと思った。
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