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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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#毎日更新

エッセイ本があったら買うのに/情熱大陸に出るなら観るのに

エッセイ本があったら買うのに/情熱大陸に出るなら観るのに

ジャニーズにも坂道アイドルにもはまったことはなく、推しという存在ができたことのないわたしです。好みはあっても、ある1人を強烈に好きになって時間とお金を貢ぐという行為とか、同担拒否とかそういう価値観が、正直あまりわからない。わたしはね。

いつも思うのだけれど、SFが苦手だし、アイドル(偶像)にはまることもできなくて、でもエッセイ本とか、ドキュメンタリーとか現実を描いたドラマとかは好きで、それに、現

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今のわたしの、ピアノに対する向き合い方

今のわたしの、ピアノに対する向き合い方

練習時間も、努力も足りていません。

何がって、ピアノです。

今日はレッスンだったのだけれど、乏しい練習時間で向かったためにあまり有意義なものではなく(そんなんでも先生は今のわたしにできることを熱心に色々教えてくださったが)、本当に悔しくなった。

自己嫌悪。

でも…悔しいという感情がまだ湧くようでよかった。ピアノ以外では、もう悔しいなんて何に対しても思わないからさ。

先生は「(働きながら捻

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長い期間ご一緒して育てて、愛おしいものにしていく

長い期間ご一緒して育てて、愛おしいものにしていく

 読書は紙派、と以前書いたけれど

楽譜も、レッスンを受けるときは紙派。

「演奏会に持っていくぞ」と意気込んでレッスンへ持っていく曲とは、大体、半年から1年ほどの長いお付き合いになる。その長い期間をかけて、真っ白だった楽譜が育っていくのが愛おしいなぁと思う。

ただ眺めてみたり、言われたことを書き込んだり、色々な場に持ち歩いて端っこが擦れたり濡らしたり(?)、使い込んでくたくたになっていくのがた

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ちゃんと自分に積み重なっていくから

ちゃんと自分に積み重なっていくから

ある一日。

9時までぐっすり寝て、いい目覚め。

顔を洗って、昨日の夜浴室乾燥しておいた洗濯物を取り込む。その間、朝パック。

朝ごはんを食べる。食器を洗う。キッチンのシンクのネットを変えて、ついでに漂白。お風呂を軽く洗う。掃除機をかける。今シーズン一度も着なかった冬服をまとめて紙袋へ。あとで売ろう。

まだ10時。

近くのスーパーで、足りていなかった日用品を買う。メルカリで本を出品して、発送

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ランナーズハイを迎えた

ランナーズハイを迎えた

挫折という言葉は使わない!と決めて

地道に地道に練習しているスクリャービンのファンタジー。

ついに、ついについに、弾くことがしんどくなくなってきた。楽しくなってきた。

🥺!!♡♡

中学の時、部活の顧問に教えてもらって、以来、結構意識している「ランナーズハイ」という言葉。

とうとうこの曲でも、それを迎えたようだ。

勉強でもなんでもそうだけれど、一定期間しぶとく続けた後、ある時「あれ楽し

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2023年度ピアノまとめ

ピアノを弾いたあとって、意識が自分の内面の奥底に行く感覚がある。

自分との会話が止まらなくなるというか。できれば誰とも話したくない時間が一定あるというか。

何を言っているの、スピリチュアルな話?と思うかもしれないけれど…

仕事なんかの100倍くらい一瞬に集中して、心も身体も超繊細になる感覚、なんか病みつきになるんだよなあ。

サウナの「整う」とかもこういう感じなのかしら。

*

振り返ると

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世界って広いわ

世界って広いわ

ある一日。

前回に引き続き、ラフマニノフの2台ピアノを弾いた。今回は、組曲より3曲目の、ロマンス。遊びでやっているため、合計2時間くらい譜読みしただけのわたしと、ほぼ初見で弾いてくださる先生の合わせ。

の割には、気持ちよく通すことができてとても楽しかった。はあ、こういうのが1番楽しいのだよ。

それにしても、ラフマニノフはどうしてこうも情緒を揺さぶってくるのかしら。あんなに揺さぶられるメロディ

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意図的に流す涙はすぐしおれ 自然な涙は花を咲かせる

意図的に流す涙はすぐしおれ 自然な涙は花を咲かせる

金曜日の夜、オペラシティへ行き、音楽を聴いた。

バッハのカノン、モーツァルトのアイネクライネナハトムジーク、リストの愛の夢、サン=サーンスの白鳥、ドビュッシーの月の光、リチャードグレイダーマンの渚のアデリーヌなど、クラシックの名曲をバロックから現代までなぞるようなプログラム。

泣いた。

ところで

わたしは、音質が良いのか悪いのか、加工されている音なのかそうではないのかさえもわからないような

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挫折という言葉を使うのはもう少し後にしましょうか

挫折という言葉を使うのはもう少し後にしましょうか

ある一日。

約1週間ぶりにピアノを弾いた。

スクリャービンのファンタジーに挑戦中。
幻想曲って、おそらく誰の曲も弾いたことがないな。

わたしがなぜかよく弾くのは、ラプソディーとカプリス。狂詩曲と奇想曲。

11月末から弾きはじめて、このノートを書いて、写真を撮った。



1カ月半後の現在、譜読みは6ページまで進んだ。

通常、わたしの譜読みの仕方は適当でひどいもの。譜読みを「譜読み」と意

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