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適応障害で体に起こったこと ※病む経緯、病み記録あり。閲覧注意です

新卒2年目で適応障害になりました。
最初はバーンアウトかと思ったり、経験のためにも頑張ろうと思っていましたが、
合わない環境が及ぼす悪影響や、精神的な病気を舐めてはいけないと思いましたので記録します。

長文で
一部、閲覧注意の箇所がありますので少しでもストレスを感じた方はそっと閉じてください。



初期〜1ヶ月
数日くらいで異変が起きました。

・仕事から帰ってくると、どっと疲れる
→異動で部署が変わったので、きっと仕事を覚え直しで疲れたんだな と思っていました

・寝つきが悪く疲れが取れない。
→気のせい

・朝、早く目が覚める
→健康的だ!!と思っていました…(笑)

・電話していて友人から「声がなんだか小さくなった」「元気がなくなったね」と言われる

・気分が落ち込んだときや体が怠いとき、防犯タグを無効化させる機械(磁気系のもの)に触れた瞬間ビーッ!と音がなる
→私が触ったときだけ鳴っていたので、何か良くない周波を放っていたのでしょうか…

当時は気にしていませんでしたが、
この時からおかしくなり始めていたか。と今なら思います。
しかし当時は殺伐とした職場の雰囲気にも「色々な場所を知る良い機会だな」くらいに思っていました


2ヶ月後〜
3年目に入るまでに絶対辞めてやる、と決めた時期でした。

・周りや知人から痩せたよね。と言われる
→体重が3キロくらい落ちていました。
しかし、季節の変わり目も関係してるのかな?くらいに思っていました

・家で勉強や趣味に全く手がつかない。
→元々多趣味でしたが、モチベーションがなくなりました。

・夜中の3時頃に目が覚める。
→自律神経を整える健康飲料を飲んで緩和させていました

・嫌なことがあると、喉の奥が痛い。泣き出す。たまに攻撃的にもなりました。
→自分、なんか心が狭くなったのかな…?と矛先が自分に向きました

・少し頭痛がしたり、お腹が痛いときもあるような?状況

・呂律が回らない、言葉がなんだか変わった
→何か話したくてもスムーズに言葉が出なくなり、違和感を感じました

・出勤する度、人が多い会社入口の混雑までストレスになる
→毎日嫌な気分になっていました。人と関わりたくありませんでした


この時期から病んだ人の記事をよく読んでいましたが
私の場合、うつ病のように死にたいと思ったり自虐行為はしていないので、これはバーンアウトというやつなのか?と思っていました。



3ヶ月後〜
・今まで大丈夫だったのに、熱中症なのか空気の悪い場所で2回吐く
→そもそも吐くこと自体が10年ぶり?だったような気がします。なんか久しぶりに吐いたよ!と思いました。

・感情のジェットコースターのような状態で起伏をコントロールできない。
→すぐ泣く。泣くと少し過呼吸気味になる

・人と目を合わせたくない。人に興味がなくなる

・頭がボーッとしてうまく回らない。家でもボーッと過ごす。また、家突然悲しくなって泣き出す。休日も寝込んでいる。

・深夜に目が覚めると眠れなくなる
→泣くなり、何かしら涙を出せば寝られる

・朝、ご飯を食べると泣き出す

・免疫が下がり、唇にヘルペスができる

・友人や親の言葉にすぐ限界になり、突然電話を切ることも…
→これで人は離れていくんだなあ…と思いました。
そして、限界が近付いている人に向かって考え方を変えたら?というのは禁句なんだなと思いました。

・久々に友達と話しても、心から楽しい気分がしない。やはり頭がボーッとしていて、笑顔も引きつる


という状態になり
仕事で聞いていないことでミスをしたとき注意をされたり、
ミスを報告したときに何も知らない管理職から「態度が悪い」と責められたときに、過呼吸を起こしました。
翌日お腹を下したり、光が少し眩しく感じたりもしました。

これで鬱を経験した知人や友人から、「早急に病院に行け。病んでしまうと今まで大丈夫だったことまで無理になる。限界は急に来るから油断しないで」と言われましたが
それでもまだ、大袈裟では?これは自分の甘えなのではないか?と思っていました。
病院を予約しましたが心療内科はなかなか空いておらず、初診まで1ヶ月かかりました。


〜病院で適応障害と診断されてから
病名が分かりホッとしました。
腑に落ちたのと、病んでしまってから「原因は自分にもあるのか?」「考え方次第なのだろうか」と矛先が自分に向いていたので、環境が原因と分かり
気持ちが楽になったことが大きかったです。
病気であることが分かってから、少し周りから配慮されるようになりました。


〜4ヶ月、5ヶ月目
・病んでいるものの、少し元気が戻ってくる。
→その代わり職場へのアレルギー反応も少し強くなり、特に無理な事が起こると一気に頭痛や胸の奥が重苦しくなるので
これでむしろ、何が嫌だったのか考えるようになりました

・何か趣味を再開したくなる

・転職活動を始める

→回復してきた?自分も成長したのか?と思っていましたが、
急に限界がきてしまいました。
転職活動で数社応募したものの、途端に胃痛や目眩で吐くようになりました。
当時は「うそでしょ〜…せっかく回復したと思っていたのに」と思いました。

この時、心は元気なのですが
何もしていなくても胃がチクチク刺すような痛さがあり、数日間はほとんど食べられず、2口以上食べると胃が変に動いて吐きそうになりました。
食べれないと更に頭が回らず体も寒くなるので、エアコンつけて布団に潜ってスマホを触って過ごしました。

しかし、布団で過ごしていると頭で色々考えて更に病むので
温泉に行ったり、友人と会うことでなるべくストレスの原因から離れ、少し回復したところ
知人とご飯を食べに行き、なんとか食べられるようになりました。(本当に救い主です…)
結局、この時期の転職活動は諦めました。


〜6ヵ月後から辞めるまで
とにかく酷かったので閲覧注意です。食べれるようになったとはいえ、より悪化して
毎日何かブザーが鳴っているような状態でした。

・泣かないと吐き気がしてくる。首が緊張状態。嫌なことがあると一気に胸の奥が重苦しくなる。頭痛も悪化

・低気圧が来るとなぜか、体調や心の状態が悪くなる。
→病んだことがある知人や家族も、こうなったことがあるらしいです。病むと低気圧に弱くなる?説が浮上しました。

・泣き腫らした目が翌日になっても治らない。

・瞳孔が少し開き、目の開き方や焦点もあまり定まらず、おかしい

・自律神経がやられて、
胸の奥が変に振動(グラグラ?)している感覚があり、手足の震えがある。
→これはもう、自分では制御のしようがありませんでした。

・たまにですが仕事の朝、布団から起きようとすると「出たくない……」という気持ちになり、体が少し重く感じる気がしました。

・子供を可愛いと思わなくなる。むしろ「この子の親はなんとなく一緒になった人と、責任で育てているだけなんだろうな。そうやってみんな責任で自分を殺して生きていくんだな。」というとんでもない発想に。
→親へもそのように思い、恋愛や家族愛関連のものまで駄目になり、更に病むことに…

・お取引先やお客さんへの応対が雑、冷たくなる
→病む前は応対が良いと褒められていたのに、それができなくなり本当にショックでした。

・大きな音が駄目になり、音が刺激になって泣き出す
→本来なら賑やかな場所や音楽が好きだったので、これもショックでした

・人が多い場所、職場を思い出す場所に行くと謎の恐怖心で隠れたくなる

・相談していた別部署の人から見捨てられたらどうしようと、一種の依存状態に。
→相談できるような人が周りにいなかったこともあり、本来なら絶対相談しないような人に相談をしていました。
自分の中で答えがあるのに、それを疑って他人に相談したところで堂々巡りですし、
ただただ、逃げるのを遅らせるだけだったと思います。

・右脳があまり機能せず、良いことがあっても嬉しいという気持ちがない。感情の表現がなくなる
→元々は感情豊かだと言われていましたが…

・読んだことが頭に入らず、情報を総合的に見ることができない
→退職手続き、傷病手当、失業保険のこと、全く頭に入りませんでした。

・職場で何も考えてなさそうな人を見ると、気分が悪くなる。胸の奥が重苦しくなる

・休日は寝込んで苦悩している。3ヶ月目のときより重症で体も怠く、まるで本当に風邪で寝込んでいるような状態になりました。

・精神科で先生に話すために、体調不良や落ち込みの記録をつけていましたが、ほぼ毎日何かしらの落ち込みや不調が起きていました。

・当時感じていたことは、「何もできなくなっちゃった。」でした


もう、書いているだけでヤバいです…。
こんな状態でしたので業務にも支障が出てきて、早退もしました。
人手が足りていないし、後輩も数人いたので休むべきではないと頑張りましたが、駄目でした(笑)
しかしこの状態でも上司がなかなか動いてくれずに引き止めに遭ったり、手続きを曖昧にされたりして、苦戦しました。


合わない場所である以上、
このように症状が出ていても容赦なくダメージを与えられましたし、
周りや上司からは「気付かなかった」「大丈夫そうに見えていた」管理職からも「まだ大丈夫なんじゃないかな?」と言われ
今思えば本当にふざけんな状態でした。

最終出勤日を終えて逃げるように実家に戻りましたが、その時は家族が迎えに来ても頭がボーっとしていて、喜怒哀楽はあまりない状態でした。
通っていた精神科の先生から、薬も飲まずよくここまで頑張ったねと言われて少し泣きましたが
今回の場合は頑張っても、失ったものが多かったです。

「苦しみから逃げるな」というのは、あくまで「今まで逃げてきた自分を変えたいシーンに向けた言葉」であって、
本当に苦しんでいる人には適さない言葉だと思います。

別の記事に似たことを書きましたが、
まさか天敵に襲われそうな草食動物に対して、「逃げるな」「逃げずに頑張れ」「戦え」なんて言う人は
まずいないと思います(^_^;)

学生時代にいじめ経験あり、ぼっち経験あり、志望校落ち経験あり、教授から怒鳴られても普通にしていたりで
周りから「メンタル強いし、うつ病にならないタイプだね」と言われていた自分でしたが、
この経験から自分の心持ち次第でどうにかなる問題と、そうではない問題があるんだな…と痛感しました。


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※閲覧注意※

当時、仕事で精神を病んだことについて発信している人の記事を見ていると、
「過労、残業○○○時間もあった」「いじめ、暴言や暴力に遭った」
が多い印象でした。

しかし私の場合は残業や、長い時間的な拘束はありませんでした。
(土地柄も合わず、周りも会社以外に何もない場所で
物理的にも趣味をあまりできない状態でしたので、
そういう点では拘束された状況だったのかもしれませんが。)

いじめもありませんでしたが
どうやら問題のある人が多い場所だったようで
周りの人間関係や性質が悪く、その雰囲気にやられてしました。
「○○さん、なんでやっていないの?…で?」
「あとは担当じゃないから、自分は知らない。」
「いかに社長に怒られない仕事をするか」
という責め合い殺伐とした雰囲気の職場でしたので
周りに余裕がなく
一人で放置されることが多く、仕事を投げられたり、
分からないことや確認したいことを聞いてもたらい回しか、流されたり教えてもらえない(自分に聞かないでくれ。いいから黙ってやって。私はあなたの部署じゃないのに手伝ってるんだけど。と言われたこともありました)
それでミスをしたら注意、無責任だと責められるで
自信をなくしていきました。

上司が半年ごとに変わるような会社でしたが、病んだ初期の上司は本当に最悪で、報連相をしないし仕事を投げてくる定年逃げを考えてるような人でしたし、もう一人はナルシストのパワハラおじさんでした。
しかも問題児だらけ、他にもパワハラが横行している場所でしたので私がいた部署は管理職や社長からも目をつけられていて、風当たりも強かったです。

とはいえ、みんなストレスが溜まっていた様子でしたので 話すことで楽になるならと思い、周りの人の話を聞いていたら
今度は周りからどんどん愚痴を溢す相手として扱われたこともあり、それも精神を削るものでした。
(まともな人も数人いましたが…その人たちも疲れていましたし、会社が大きくて物理的にもその人達とあまり関わることができませんでした。)

今なら、ジワジワやられていく、ある意味とてもたちが悪い状況にいたのか……と思いますが
当時はなかなか気づかず、それでも自分の甘え、頑張り次第でなんとかなるのか。と思っていました。

それに私の場合は接客業でしたので、病んでいる中で人と接しないといけない状況も大変でした。
悪化していたとき、社内の人は事情を知っていても、外部の人はそうではないので…
病んだ自分は本来の姿ではないのに、初対面の人からこういう人だと思われることが本当に嫌でした。

そんな中で何も知らないお客さんから「ミナモさんって人の対応が悪い」「応対がおかしいと思いませんか?」とクレームが来たときは本当に辛かったです。

会社が原因で病んだのに、辞めると話していても対応されず、平行線のままで
退職表面をしてから数ヶ月後にようやく動きがあったような状態でした。

この途中にも限界で、人事の管理部署に手続きの問い合わせをしても「担当がいませんので…そういうことは、そちらの部署で解決してください。」と、たらい回しにされたこともありましたし
本来なら福利厚生が良い会社でしたが、私がいた部署の管理職は、質問しても福利厚生のことをよく分かっていませんでしたので(汗)

ここに書いたこと以外にも嫌なことはたくさんありましたが、結局ズルズル引きずられたことで
限界が来てから会社と縁を切れるまで、半年近くもかかりました。

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これは実際に病んだことで実感しましたが
危険地帯にいる中で相談する人を間違えると
この状況を知らずに(あるいは知っていても、程度はその人目線…)、
あくまでその人の基準、そして「安全地帯から見たアドバイス」をされます。
そうすると、どんどん自分を疑う方向に行って逃げられなくなります。

病んでしまうといつも以上に人の言葉や気持ちを深読みするようになり、
そういう面で依存しやすくなっていて、要注意だと思いました。



個人的な答えですが

ここは無理、ここはヤバい、避難したほうが良い

と少しでも感じたなら、それは心の声ですので
無視してはいけないと思います。

他の人も頑張っているから…
もっと大変な人がいるから…

と思えるなら、それは全く甘えではないと思いますし
自分を追い込まずに守ってあげてほしいと切実に思います。

嫌な環境で心の声を無視して自分を追い込み続けて病んでしまい、
このように、病んでしまってからは自分の想像以上にしんどい思いをしましたので
辛い思いをする人を減らすためにも、1つの事例として記録しました。

長々書きましたが、もう二度とこんな思いをしてたまるか!!と思います。


追記
辞めてきて半年が経ちましたが、ようやく元の状態に戻ってきました。
逆に言えば、一度病んでしまうと治療にこんなにも時間がかかるのか…と思います。
毎月税金の支払いだけでも5万くらい飛んでいますので、
おそらく次の仕事を見つけられるまで、失業給付金はこういうところで使い切ると思います^_^;
(休職して辞められるような会社なら、その手段で少しでも治療のブランクを減らせれば良いのかもしれません)
貯金をしていて本当に良かったと思いました。

尚、久しぶりに会った人からは、
「去年ヤバかったよね。配属一ヶ月の時点でなんか表情が変わってた」
と言われて、去年撮影した自分の写真を見てうわあ…と思いました。
当時は普通だと思っていましたが、今見ると表情が相当やつれていました^^;
渦中にいると気付けないこともあるんですね。

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