見出し画像

教育の闇と学びの光

(注: 個人の振り返り記事で、決して何かを非難する意図はなく、志を持つ業界のプレイヤーのみなさまには敬意を持っております)

学生時代はほぼ勉強しなかった自分ですが、社会人になってからの「学び」が、自分のキャリアも生き方も大きく変えてくれたことで、世の中にでまわる「教育」の方法に疑問を持ちました。

そこで起業して学校がつくりたい!と思っていましたが、「教育」をテーマ事業プランを考えれば考えるほど大きな「矛盾」にぶち当たりました。結局あきらめて違う事業にシフトしたのですが、その「矛盾」とは・・

お金のある人しか享受できない教育サービスとなり、世代にわたって、教育格差を助長する可能性がある
ことです。

例えば子どもの教育だと、公立の小中学校は通わせる方にとっては基本は無償。
(といっても鍵盤ハーモニカや衝動セットなど、諸々あわせると実費が毎年数万円程はいるし、一人当たり年間100万円以上(※)が税金など公費でまかなわれているので感じにくいだけなのですが!
文部科学省の資料より。令和元年度でこれなので、GIGAスクールなど進んでいる今では小学校でも100万円超えているでしょう。)

そんな無償(に見える)が基本の公教育の一方、公的支援をえずに教育事業を始めると、サービスにかかる費用を100%を、生徒さんやご家族からからいただかなければいけない。

そうすると、質の高い教育を提供しても、結局通えるのは支払う余裕のあるご家庭だけに限定されますし、それが脈々と続くとしたら、教育格差を生み出す可能性が否めません。

そんな教育格差がどんどん開いた結果が、噂にきくアメリカ社会だろうか、と思いました。普通の大学(学部)の学費だけで1年間500万円!必死に大学を卒業しても、大きな負債を抱える学生さんも少なくないとか。

学費が無償の神山高専などすごいモデルもどんどんでてきて、喜ばしいことですが、享受できる人数は限られているし・・

そんな「矛盾」が自分の中で消化しきれず、自分では教育事業を始める気持ちになかなかなれませんでした。

そうこうして私が行き着いたのは
子どもではなく、教育や教育の意思決定にかかわる「大人」の変容の仕組みを作ること

「子連れさま」という言葉がでてきたり、子育て世代にも、他の世代にもなかなかの世知辛い世の中。大人自身がまず自己肯定感を取り戻し、自分のコアをしっかり持つ。そうして、誰かのためではない自分の人生を楽しむ大人が増えたら・・
ひとりが変わると、その人の半径5mの周囲は変わるはず。
自分を生きる大人が増えることが、巡り巡って教育もかえていく。そんな兆しをのべ4千人超が参加してきた子連れMBA®️で感じています。

教育の矛盾は子どもだけではありません。大人の教育についても同じです。例えば、最近の日本のビジネススクールの学費にはたまげました。
私立大学は約200~400万円、比較的リーズナブルに学べるイメージだったGさんでも325万円とのこと!(少しずつ米国に近づいているようです。)

価格だけではなく時間やアクセスの問題もあります。(価格が高いからか?)ビジネススクールって、基本通学で、しっかり時間の確保を求められます。人生のサバティカル期間として、がっつり時間を確保できる人にとってはちょうど良い時間の使い方かもしれませんが、子育て期にビジネススクールに通った自分の経験からは、仕事も、子どもとの時間も大切にしながら学ぶには、超過酷に感じました。(自分の経験

人生のなかで1、2番目に忙しいけど、気づきを得られ変容」がしやすい時期が「子育て期間」だというのが私の持論です。そんな貴重なチャンスを「変容」に変える触媒こそが「学び」ですし、それが子育て以降も含めた将来の可能性を大きく広げてくれるのです!

今や「知識」はYoutubeや本で大量にアクセスできます。ビジネスの最先端の知識をえたいなら、「世界標準の経営理論」という驚くほどの良書もあります。

こんな状況の中、あとは仲間とつながることで、小さな一歩をやってみて、仲間とリフレクション(内省)できる場だけあれば、「学び」ができるはず!
そんな、お金面も時間面も、過度に負荷をかけない「学び」の場はつくれるはず!

教育の常識をひっくり返したい!
そんな思いの一歩からスタートした「子連れMBA®」は今年で10年目。
大きな校舎や資本をもたなくても、「つながり」さえあれば「学び」の場はつくることができる!10年間でそんな確信が得られ、思いを共にするサポーターのみなさんとの出会いから、小さな「光」が生まれました!

最初はほんの小さくても、闇を「光」に転じることで、出会うみなさん一人ひとりが「光」となり、未来は光になるはずことを描いて、楽しく学び場作りに挑戦しています!(おしまい)

そんな思いでできたのが、子育て世代のためのMBA(Makers of Business Art:働くは自己表現!)です。貴重な子育て期間の「今」を味わいつつ、ビジネススクールなみの変容がうまれる場所です。説明会にもぜひ会いにきてください😊

#ビジネス
#育休
#男性育休
#キャリア
#ワーママ
#ワーキングマザー
#リーダーシップ
#経営学
#MBA
#自己啓発
#コミュニティ
#管理職
#復職
#子育て中
#産休
#時短
#mba
#子連れMBA
#大学院
#リスキリング
#私の仕事
#仕事について話そう
#教育
#教育格差

この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

33,203件

#仕事について話そう

110,936件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?