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2020年9月の記事一覧
多様性の中で自分らしく生きる日常 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
ABD読書会で読みました。
要するに
階級英国社会の縮図を反映する息子の元底辺中学校が舞台。息子が「楽しそう」と選んだ学校で、初めて体験する多様性が故に起きる様々な出来事に、子どもながらに考え、前向きに乗り越える姿を母の目線で描いている。
重要なポイント・人それぞれの正義がある、正義は暴走する「自分たちが正しいと集団で思い込むと、人間はクレイジーになる」
・アイデンティティは一つではない「
大丈夫、おっさんは楽しく生きている。ABD読書『ワイルドサイドをほっつき歩け』
要するに『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』のブレイディみかこさんの作品。EU離脱でイングランドに住む人々は大きな変化を強いられることになる。想像もつかないこれからに、対立が生まれたり、格差の種類が変わったり、取り残される人がいたり。それでもおっさんたちは、今もワイルドサイドをほっつき歩くのだった。
ポイントイギリスでも日本と同様に、段階、バブル、氷河期、ゆとり、さとり、スマホネイテ
MBA オンラインABD読書会『世界は贈与でできている』
無償の愛にはストーリーがある
贈与とは余剰価値を伴う。例えば、プレゼントをもらって、モノがうれしいだけでなく、目に見えない相手からの気持ちに価値がある。それが贈与。
さて、無償の愛はとても難しもの。無償の愛にはプレヒストリーがあります。つまり、贈与を受け取りそれをほかのだれかに渡したい気持ちになること。したがって、「等価交換」や「自己犠牲を伴う」、「あなたのためを思っている」は無償の愛とは違う