多様性の中で自分らしく生きる日常 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

ABD読書会で読みました。

要するに

階級英国社会の縮図を反映する息子の元底辺中学校が舞台。息子が「楽しそう」と選んだ学校で、初めて体験する多様性が故に起きる様々な出来事に、子どもながらに考え、前向きに乗り越える姿を母の目線で描いている。

重要なポイント

・人それぞれの正義がある、正義は暴走する「自分たちが正しいと集団で思い込むと、人間はクレイジーになる」

・アイデンティティは一つではない「無理やりどれか一つを選べという風潮が物事を悪くしているのではないか」

・受け止め方は人によって様々、良いと思っていったことが地雷だったり

・未熟な状態はありのままを受け止められる、脆弱だけど先入観がない

・外人同士、日本人同士でも本当の相手の気持ちは分からない

・状況によって善悪は変わるし、良し悪しも変わる。

・叩かれてもたたかれても、絶対に止めない人って、尊敬せずにいられない

・人間は人をいじめるのではなく罰するのが好き

・誰かの靴を履いてみること
 =empathy:共感、感情移入。自分がその人の立場だったらと想像することで、他人の感情や経験を理解する能力、知的作業

・子供は楽しそうな方を選ぶ

参加者の学び

・全体の正しさではなく、個人に意味を持たせる(アイデンティティはどれか一つを選ぶものではない)

・自分も多様性を受け入れ、相互理解を深めたい。相手の立場になって考える、傾聴する。自分の気持ちや考えは正直に伝える。

・それぞれの正義がある、正義は暴走する「自分たちが正しいと集団で思い込むと、人間はクレイジーになる」「育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない♪」

・多様性の中の自分らしさを考えよう

・誰かの靴を履いてみることをやりつつ、強さと優しさの配分

・人それぞれに正義がある。違いがあって当たり前。良し悪しはない。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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