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エッセイつめあわせぼっくす

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#スキしてみて

選ばれる側になる方法

選ばれる側になる方法

私たちは毎日、何かを選択して過ごしている。
夕飯の献立も、洋服も、休日の時間を何に費やすのかということも。それは自動的に決まるわけではなくて、全てが私たちの選択の結果である。

と同時に、「選ばれる」という逆の立場も経験している。
学校から、会社から、恋人から…。人生は選択の連続だとはよく言ったものだが、同時に選ばれることの連続だとも私は思う。結婚なんてその際たるもので、選んでいると同時に自分の価

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老いに向きあうということ

老いに向きあうということ

「あれ…?白髪…!!」

先日旦那に見つけられてしまった私の白髪。
悲しいかな、そんなに年を取ったとは思っていなかったのに、私は老いてきているらしい。

老いというものは、果たしていつから始まるのだろう。
生まれてから身長も体重も精神も成長の一途をたどり、できることがどんどん増えていく。そんな浮足立った日々から、急にどんどんできないことが増えていく、崩れていくステージになるなんて、あんまりだよなぁ

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仕事、辞めるのも続けるのもしんどいなぁ

仕事、辞めるのも続けるのもしんどいなぁ

私はコミュニケーションが苦手だ。
初めての人と慣れるまでは時間がかかるし、距離感も分からない。
私のおっかなびっくりな対応について、「びっくりしやすいんですね」とか、「ちょっと変だよ」と言われたりするくらい。だから、テキパキと物事をこなせる女性からは、煙たがられることもあった。

そんな私なので、新しく入ったこの会社はちょっと居心地が良くない。
前の会社はアットホームで、コミュニケーションが苦手な

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愛されたい症候群だった頃

愛されたい症候群だった頃

【18歳の私の気持ちの備忘録】

私のことを、唯一、特別だと認めてくれる存在が欲しい。

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私は全然美人という部類ではなくて、高校時代もカーストの割と下の方にいた。友達には彼氏もいたけど、私はそういうものとはめっぽう縁が無かった。

大学に入学し、初の一人暮らし。環境が変わることが大嫌いな私が、選んで立ったその地は溢れるほど人がいて、ああ、飲み込ま

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よくわからないけれど、「誰かの嬉しいこと」って、嬉しいじゃない。

よくわからないけれど、「誰かの嬉しいこと」って、嬉しいじゃない。

他人の幸せを喜べる人になりたい。

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少し前に、「きのうなに食べた?」という映画を観た。

年末年始前は旦那が仕事で忙しいし、一足先に年末年始休みに入った私は、
上記の映画をひとりで鑑賞することにした。
少し前に会った友人が、「良かったよ」とすすめていたことも決め手になった。

詳しい内容は割愛するが、私に一番響いた言葉をここに記しておきたい。

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【妊活】戦略立てて生きなければならぬ私たち

今回も駄目だった。
期待しないようにしていたが検査薬は陰性。

このコロナ禍の中だと「陰性」とは幸運の象徴なのだろう。
が、私が行ったのはPCR検査ではない。
妊娠検査薬だ。

体液が染みていく検査薬に1本しか線が出ないことを
確認した瞬間、
わんわんと声をあげて、一人リビングで泣き出してしまった。

朝五時。旦那はまだ寝ている。

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妊娠なんて、正直興味が無かっ

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何も救われない世の中だから冷たい珈琲を飲んだ

ああ、人はいつだって自分勝手だ。

世の中はどうしていつもこんなにも、他人に対して優しくできる人がいないのだろう。

定時で帰りたい人達が列をなし、労働時間の対価としてできるだけ多くの金銭をむしり取りたい奴らがはびこっている。
気付いたらよく働く私が一切の仕事を請け負っていた。海のようだ。ごみを投げても一瞬で消えてなくなる、なくなるように見えて海底に蓄積していくというのに。

仕事で人の役に立ちた

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100万円費やしても治らなかった皮膚炎と共にある私の人生。でも、希望はある。

100万円費やしても治らなかった皮膚炎と共にある私の人生。でも、希望はある。

私は皮膚が弱い。皮膚科やサプリなどには100万円は費やした。
でも治らなかった。学生時代は赤くただれる皮膚炎を人に見られたくなくて、性格も暗くなってしまい黒歴史だった。写真も撮られたくなかった。
もし同じ状況の人がいれば、希望を持ってほしいので人生の記録をしておきく。

小学校のころはつるつるぴかぴかの綺麗な皮膚だった。
たまに感染症になって目のまわりの皮膚がぼろぼろになるくらい。
生活には支障が

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「あのこは貴族。」で終わりたくない

「あのこは貴族。」で終わりたくない

「あのこは貴族」という名前の映画が公開されたらしい。

内容は読んだことがないが、そのタイトルを聞いて思い出したことがある。

それは、10年以上も前の大学進学で感じたこと。
「地方と都会では絶対的に教育や教養の格差がある。この世の中を変えるには世の中を知り、学を得るしかない」ということである。

人生の転機私は田舎でのんびりと育った。

どのくらいの田舎かというと、電車は1時間~2時間に1本しか

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「欲しいものが欲しい」なんて状態になるなんて、大人になるまで分からなかった

「欲しいものが欲しい」なんて状態になるなんて、大人になるまで分からなかった

物欲ってずっとあると思っていた「ほしいものが、ほしいわ。」という有名なキャッチがある。

糸井重里さんが1988年の西武百貨店のポスターのために生み出したコピーだ。

私が生まれる前、いわゆるバブル景気の真っ最中に考えられたであろうこのコピーは、高度経済成長期からの「どんどん豊かになるぞ!」「どんどん便利になるぞ!」という空気を通り越して物にあふれる状態、「買いたいものは全て買ってしまった、買いた

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何もしない休日を愛している

何もしない休日を愛している

すっかり更新に間があいてしまった。

やはりnoteのようなクリエイティブなことを始めると、
「たくさんの人に見てもらいたい」「繋がりがほしい」とか
いろんなことを考えてしまって、ちょっと苦しくなる瞬間があった。

文章を書くのは大好きだが、そこにある種の承認欲求のようなものを
抱いてしまったのだと思う。

しばらくnoteから離れて、いろんなことを感じて考えて、
心が安定したなと感じたのでまた戻

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仕事に何を求めるか

仕事に何を求めるか

仕事って、何のためにするんだろう。お金を稼ぐ手段ととるか
知識や技術を学ぶ場ととるか

…そのほかにも考え方はあるのかもしれないが、
私は後者だ。

若いころの社員研修にて「起業を企ててそう」と言われた割には、
ただの社畜として日々を過ごしている…そう周りからは見えるだろう。

ただ、実際は闘志を燃やしていたりもする。
会社で身につけたいのは

・ライティングの力
・マーケティングの力
・広報活動

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