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#お仕事の話

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失業、無職、転職など、波乱万丈のお仕事人生。何が来ても意外と平気。今、落ち込んでていても何とかなるものです。
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2022年7月の記事一覧

また、振り出しに戻る

また、振り出しに戻る

子どもの頃、すごろくや人生ゲームでよく遊んでいた。放課後に同級生たちと、盆や正月にいとこたちと楽しんでいた。トランプやドンジャラでは勝ちたかったが、ボードゲームではそれほど勝敗を気にしなかった。それはやはり、賽を振る、ルーレットを回す、という行為の偶然性、勝ち負けは確率に過ぎない、と子どもながらに理解していたのかもしれない。

「振り出しに戻る」というマス目は残酷である。ゲームだと徒労感はないが、

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鬼頭政人(2022)『資格試験に一発合格する人は、「これ」しかやらない 忙しい社会人のための「割り切る勉強法」』

鬼頭政人(2022)『資格試験に一発合格する人は、「これ」しかやらない 忙しい社会人のための「割り切る勉強法」』

鬼頭政人さんの『資格試験に一発合格する人は、「これ」しかやらない 忙しい社会人のための「割り切る勉強法」』を読んだ。PHP研究所から、2022年3月に出版された本である。

わたしは今、FP3級の勉強をしている。簡単だとか、独学でも十分だと言われたりもしているが、その人の背景によって勉強量、勉強時間は大きく違ってくるだろう。わたしは青色申告や確定申告の経験はあるので、まあ、ここは間違えないだろうぐ

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「新しい」自分になる方法

「新しい」自分になる方法

会社でも「仕事」、家でも「仕事(サービス残業)」、土日も「仕事(サービス残業)」というような日々が続くと、どんどん頭が働かなくなっていく。

「仕事」はできているのだが、常にイライラしていて、人様に攻撃的な態度を取るようになったりする。何より、昨日と今日の区別がなく、この暮らしが永遠に続いていくように感じられ、精神的に追いつめられていく。何をしても楽しめず、苛立ちが募るばかり。仕事の内容が問題なの

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笹山尚人(2017)『ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?~』の読書感想文

笹山尚人(2017)『ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?~』の読書感想文

弁護士の笹山尚人さんの『ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?~』を読んだ。光文社新書より2017年11月に出された本である。

本書は電通の社員の過労死事件から始まる。驚くことに、裁判になっている電通の過労死事件は3件もあるのだという。最悪の事態が3件もあるということは、自己都合退職に追い込まれた人もたくさんいるのではないか。

国の事業を請け負い、下請けに丸投げをして、中抜きが盛んな電通さ

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私は世間知らず~FP3級の勉強をはじめて気づいたこと

私は世間知らず~FP3級の勉強をはじめて気づいたこと

ひとつの資格試験の勉強が終わり、時間を持て余すのも嫌だったので、FP3級の勉強を始めた。

とはいえ、2021年5月9日にファイナンシャル・プランナーの本を読んで記事を書いている。ずっと心の片隅では、勉強しないといけない、と思っていた。

勉強しようと思い立ってから、すでに1年2か月も経過しているではないか! 腰が重かった。それは仕事が忙しかったという理由だけではなく、苦手意識が原因だと思われる。

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もう一度立ち上がる力

もう一度立ち上がる力

何度でも何度でも挑戦すればいい、と言うのは簡単。

それをするには気力、体力が要るし、時間もかかるし、失敗によって自尊心を削ってしまっては元も子もない。

Perfumeは2011年発売の「GLITTER」という曲で、「転ぶのは簡単だけど、立ち上がるときはカロリーが必要」と歌っている。当時「その通りだ」と一人でうなずいたことをよく覚えている。

自尊心を削ってしまうのは、他人ではなく、自分だから、

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