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写真で綴る日々。

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毎日じゃ無いけれど、日常撮り溜めている写真を日記のように載せています。
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#この街がすき

#16 : 西東京に残る田舎。

#16 : 西東京に残る田舎。

東京にも田舎は残っている。
そんなことに気づいた日だった。

所用で花小金井へ。
その時見たのは東京にもまだ残っている畑だった。
品川や新宿などの街を中心に働いているとなかなか見ないものだ。
田舎に帰れば飽きるほどみることができるが、東京で見るからこそかえって新鮮だった。

花小金井へ

花小金井駅周辺で見る田舎の片鱗。
閉じられたお店やぽつりとかけられた傘。人のいない世界の片鱗を感じた。
花小金

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#13 : モノクロフィルムで撮る撮影後に分かる世界。

#13 : モノクロフィルムで撮る撮影後に分かる世界。

皆さんはモノクロフィルムで写真を撮った事ありますか?
普段見るものと違う世界が、後になってわかるこの不思議さを体験できますよ。

モノクロフィルムで撮る事は世界を生み出す事にあるのかもしれない。モノクロフイルムって不思議な事に、デジタルで撮るモノクロ写真やカラーフィルムで撮る写真とも違うところにある。
デジタルで撮るとモノクロの結果も、画面やEVFを通して見ることができるし、カラーフィルムは結果は

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#11 : 光と青色を探して

#11 : 光と青色を探して

写真を撮る時にいつも思うこと。
写真ってなにかと考えた時、なにでその絵ができているのかを分解してみる。
ボディ? レンズ? センサー? フィルム? 構図?
全部必要なんだけど、それは一つのあるものを取りこんで写真にするための要素でしかない。いろんな素材があるけれど、最も本質的な一つって光なんじゃないかなと思っている。
そして光が色を構成している。

太陽の光はさまざまな光が入り混じって白く

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#10 : 1本のリバーサルフィルムと尾道

#10 : 1本のリバーサルフィルムと尾道

リバーサルフィルム。それは今や扱いに難しいフィルム。
けれどそれが写す景色はデジタルともネガフィルムとも違うように思う。
その一本のフォトセット。

Leica M3 × FUJIFILM PROVIA 100F

先輩からライカで撮るならリバーサルフィルムだろと言われて買ったもの。
でも日常とかを撮るにはもったいない気がして全然使っていなかったが、尾道に来たのを機に使ってみることにした。
ライカ

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#06 : トーキョー、東新宿。

#06 : トーキョー、東新宿。

日にちが空いてしまった。
自分でも忙しないなあと思う日々。
東京という街は忙しい。

忙しい街といえば様々なんだけど、その中でも新宿はトップクラスなんではなかろうか。
ビジネス、アート、美容、ショッピング…。東京駅のある丸の内よりも忙しなくたくさんの人が集まる街だと思う。そんな新宿の休日。

世界堂に行くために立ち寄った。新宿3丁目駅から始まる新宿。

ビルの隙間に惹かれる

なんでこんな路地裏が

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#05 : スカイツリー、東京。

#05 : スカイツリー、東京。

東京といえば東京タワー。これは揺るぎないシンボルタワーだと思う。
東京の中心に建ち。放送を支えてきた。

密集し過密する東京という首都で、周りに建つビルの高さゆえに役目を果たせなくなった東京タワーのあとを継ぐように下町に立った長大な塔。
ここ東京、横浜、埼玉の一帯を有する武蔵国の武蔵を当てた634mの塔。
その塔の写真をまとめた。

まずはスカイツリーに乾杯

夏のスカイツリー、発達する入道雲を背

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#04 : 青い橋、多摩川。

#04 : 青い橋、多摩川。

多摩川にはお世話になっている。
主にサイクリングでだけれど、川というのは都会に住む人にとっては、一番身近にある自然なのだろうと思う。

散歩する人、ランニングする人、野球する人、サイクリングする人、黄昏れる人。
さまざまな人が行き交い、その日その日の営みに利用している川岸。
その一端を切り取った。

この日は夕焼けが綺麗だった。その写真たち。

夕焼けが綺麗になるんじゃないかという予感が的中した

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#03 : 奈良、あおによし。

#03 : 奈良、あおによし。

去年の10月末の奈良。
この日、地元に帰る途中に奈良を観光した。
唐招提寺、薬師寺、春日大社、東大寺を一気に歩いた。その記録。

大和、吉野、飛鳥、さまざまな地域を有する古の都の奈良を中学の頃の法隆寺以来に訪れた。
出発点は大阪。そこから1時間ちょっとで奈良に辿り着く。

清々しい朝、大阪御堂筋線に乗る。

西ノ京

倭は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 倭しうるはし
-大和はひいでた国だ

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ふらり、鎌倉。

ふらり、鎌倉。

仕事の作業内容で頭いっぱいな脳をリフレッシュするため、鎌倉へふらっと出かけた。連日夜中に作業内容の夢を見て、目が覚める状態だったから海を見ようと思い立った。

大船を越えて鎌倉で江ノ電に乗り込む

電車に揺られて

表の道から外れたところへ行きたくなる。
そこに何か煌びやかなところとは違う発見があるかなと期待してしまう。

ほらやっぱりある。静かに人の営みを感じる。
海の方へ出てみる。

江ノ電と

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#09 : GRIIで撮る白黒の世界。

#09 : GRIIで撮る白黒の世界。

白黒で撮ること、色が無いから分かりづらいと言う人もいるけれど、むしろ質感や影と光が際立つように思う。
人が見る世界と逸脱しているが故に新鮮だったりする。

都会の裏の喧騒

ごちゃごちゃした東京の裏の複雑さは、白黒にすることで際立つように思う。色が派手で目を引いても白黒にするとその意味を失う。真にごちゃごちゃだと言える。

複雑な路地裏で生きる人の営みが際立ってきた。

東京の片隅で、色を光に置き

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#07 : 新幹線の車窓から

#07 : 新幹線の車窓から

新幹線に乗ると一瞬で過ぎていく風景を窓から眺めることになる。降りることもないその土地がパノラマのように繋がって過ぎていく。
例年の8月かと思う、暑い暑い7月の終わりに、乗ると救われるような涼しさの車内。
荷物を棚において、お茶と暇潰しの道具をフックにかけて、スマートフォンを電源に繋いで、窓の桟にGRIIを置く。
新幹線は出発した。

姫路行き多摩川を越えると東京を出る旅が始まったと思う。
昼に出発

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