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追記 あさつゆに 違(たご)ふことなき 影を見て 疼くがごとく 胸高鳴りぬ
あさもやに 佇む影に 魅入られて それよりこゝろ 花抱きけり
我が裡に 刻み彫らるゝ 花影を 霧立つ原の あさつゆにみる
あさつゆに 違ふことなき 影を見て 疼くがごとく 胸高鳴りぬ
*** *** ***
最初の歌は、恋に堕ちた時。
魅入られてを、見つめられ とすべきか 迷いました。
魅入られては、見射られて というイメージが重なっています。
次の歌は、それ(恋に堕ちて)からもう
畢竟 月もこゝろが描いた幻であった
畢竟
月も こゝろ が描いた 幻 であった
月が凍りつき
轟音 と 衝撃 とともに
粉砕崩壊していった
否
粉砕したのは 月 ではなかった
こゝろ であった
わたしのこゝろ とは 異なるわたしが
それをどこからか眺めていた
2015 02 16 記