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債券のスプレッドについて
今回から、マーケットに対する考えに加えて、自身が勉強として学んだことをまとめていく。本日は1回目ということで、債券のスプレッドについて簡単にまとめた。
Tスプレッド(Gスプレッド):
社債の利回り-国債利回り
Treasury(米国債)に由来し、Tスプレッドと呼ぶ。またGはGovernmentを指し、幅広く国債を指す。
Iスプレッド:
社債の利回り-国債利回り
Interpolated spr
来週の日米の金融政策決定会合(11月)についての一考
来週10月31日(火)と11月2日(木)に、日・米の金融政策が発表される。そこで、今回は両国金融政策について考察する。結論としては、
日本:「金融政策の大幅修正はない」
米国:「政策金利は据え置き」
と考える。
日本:
前稿でも書いたが、日本についてはファンダメンタルズ的には金融政策修正が無難だが、外部要因(海外市場のボラティリティ等)を考慮すると"今"修正する必要はない。特に、今回はFOMCが
週間サマリー(2023.10.09~10.13)
《米国》
株式市場
(週次)
1週間を通して、上昇基調となった。セクター別では、石油関連セクターがプラスに寄与、テックセクターがマイナスに寄与。利上げ観測の後退がテックセクター中心に好感し米株の上昇圧力となったものの、週後半は利益確定売り等で失速か。
(日次)
週初め9日の米国各種株価指標は上昇した。ハマスとイスラエルの衝突が原油価格を高騰させ、ジェブロンなど石油セクター中心に株価を押し上げた。
米国金利主成分分析(2023.10.10)
題の通り、9月米国金利に主成分分析を行ったところ、以上のようになった。最も大きく金利変化に寄与した要因は第一主成分分析のパラレルシフトか。曲率の変化等の要因は、金利の推移に大きく寄与はせず、幅広い年限で金利上昇が観測されたことが分かった。
今回は、デモで簡易な主成分分析を行ったが、今後はこの結果等を定量的に評価するなどして、金利予測を行いたいと思う。
また、近々、主成分分析の具体的な手法等につ
週間サマリー(2023.10.02~10.06)
《米国》
株式市場
(週次)
1週間を通して、若干の上昇基調となった。セクター別では、テックセクターが大幅にプラスに寄与し、銀行やインフラ系のディフェンシブセクターが下げた。強い雇用統計を受けて金利上昇圧力が強まったのにもかかわらず、テック主導の上昇基調で週を終えた。
(日次)
週初め2日から3日は、ダウ工業平均(米国株式市場)は依然リスク要因が多く、米政府機関の閉鎖危機は乗り越えたものの、今後も
週間サマリー(2023.09.18~09.22)
《米国》株式市場
1週間を通して、ダウ・SP500共に大幅に下落した。週前半は、各国の中銀金融政策決定会合を控え方向感の欠ける展開となった。週後半は、21日のFOMCにてFF金利誘導目標のレンジを5.25-5.5%に据え置くことを決めたものの、タカ派な姿勢が明確になったことにより、株式市場は大幅下落。また、22日の日銀の金融政策決定会合を経て、早期金融政策修正観測が後退し、米国株式市場は一時小幅
9月日銀金融政策決定会合に対する予想(2023.09.21)
明日の日銀政策決定会合は、円安抑制について言及すると予想。内容の強弱は、直前に発表される8月CPIによって大きく左右すると考える。ファンダメンタルズを反映した金融政策は早期の修正が適切だが、インフレターゲティングの金融政策である以上、円安を抑制するための政策変更は考えにくい。
シナリオ①
8月CPI(対前年比)が市場予想を大幅に上回る
→最上級の口先介入として、マイナス金利政策の修正をメインに