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日々雑感

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#読書の秋2020

日記11月21日。 #日記

日記11月21日。 #日記

三島由紀夫が45歳で自決して50年が経過した(決行日は11月25日である)。

本年はその区切りからか、さまざまな論評を目にしている。生きていれば95歳、自決がなければ生存していてもおかしくはない年令だ。三島が今、生きていれば、日々どのような発信をしているのだろう。黙っては、いない気がする。

同じく存命であれば、どのような発言をするか、と思う作家は、個人的にはほかに澁澤龍彦だ。澁澤は自裁したわけ

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日記11月16日。 #日記

考えのスケール。ということを考えた。

スケール、とは定規、あるいは基準といったことをイメージしている。小林秀雄に「考えるヒント」があり、我が私淑する池田晶子さんにも小林の著作をベースとする「新・考えるヒント」という名作がある。考えるときのヒントという意味では、考えだすためのきっかけ、というものはあったほうがいいだろう。最近思うのは、”一歩目のしんどさ”である。日記を書きだすのも、勉強をスタートす

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日記11月13日。 #日記

日記11月13日。 #日記

感性、とはなんだろうか。

感性がにぶる、という。感受性、と似たことばかもしれない。見えない心のアンテナ、というか、目の前にちょうちんあんこうの光のように垂れているイメージもある。心の琴線、という言い方もある。

これは自身、魂に元気がないと、あんこうの光は弱くなる。アンテナにそもそも引っかけよう、という気力が萎えてくる。一方で、何かに接すると思わずあんこう光(すっかりあんこうになってしまいました

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日記11月10日。 #日記

今朝はコートを引っ張り出した。

昨日、セーターを今季初めて着た、と書いたばかりであるが、昨晩スポーツセンターで約1時間20分ほど主にフリーウェイトを行ったのち、センターから駅一つを歩く中で、風の冷たさを実感し、明日はコートかな、と思って帰宅したのがコート出陣の理由である。

見ると、薄手のコートやジャンパーを羽織った人が多いようだ。新聞でも今日は通年より寒いと書いてあったので、コートはどうやら正

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日記11月9日。 #日記

日記11月9日。 #日記

今日からセーターを着た。

出勤に着る服、というのは皆さんどのような感じで選んでいらっしゃるのだろう。

会社員、という記号は、学生、という記号と似て、ある程度服装に制限を付ける状態、身分?であると思う。服装、特に外に着る服、というときにはまずはその服を着ている自分を見る他人、ということを意識してきた。学生であれば、それぞれの学校で決まったルールを守る人格となっているかどうかが見られている、という

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日記11月8日。 #日記

日記11月8日。 #日記

昨日の天気は今一つだった。

休みの日にはできれば外に出て、家の周りをできるだけ歩くように、と思っている。コロナにより約1か月在宅であったときは、毎日できるだけ知らない道を歩こうと思って歩き回った。この地はそもそも私が生まれ育った土地ではなく、結構な年月住んでいるのだが、やはり大人になってから住んだ土地ではいわゆる土地勘は育ちにくいようだ(個人的感想)。なので逆に新鮮な気持ちで歩き回った。気候の良

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日記11月7日。 #日記

日記11月7日。 #日記

文系、理系という区別について。

最近森博嗣氏のエッセイを良く読む。スカイ・クロラ等で有名であるが、実はあまり読んでいなかった。昔は小説ばかり読んでいたが、最近はどうもノンフィクションやエッセイの方が多くなっているからかもしれない。

森氏のエッセイはなんというか新鮮というか、読みやすい。さらに読んでいてあたらしい見方を知る感覚がある。どのあたりからくる感覚だろうか、と思うが、どうやら氏のとことん

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日記11月6日。 #日記

日記11月6日。 #日記

いまはコロナの渦中にいるわけで。

昨日はコロナによって起こる変化について考えてみたが、今日読んだ雑誌に掲載されていた平成27年ノーベル生理学・医学賞受賞者の北里大学特別栄誉教授である大村智氏のインタビュー記事が印象に残ったので、その残ったところを記しておく(致知12月号)。

コロナウイルス発生地については、諸説があるのだろうが、私としては武漢の研究所で蝙蝠よりウイルスを採取して研究していたもの

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日記。 2020年11月2日。 #日記

日記。 2020年11月2日。 #日記

考えてみると、日記というものをあまり書いた経験がない。

身辺雑記的メモは長く続けて来た。100円ショップで購入したバインダー式のA5サイズ(だろうか)のカバーに、これまた100円ショップのリーフ(これは白紙であったり線入りであったりした)を入れて、大体はその日読んでいる本で気になった箇所を書き写す。日付は例えば本日であれば、”201102”と書いて、丸で囲んでいる。なので、あとで読み返すと、いつ

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愛するということ。エーリッヒ・フロム。

愛するということ。エーリッヒ・フロム。

エーリッヒ・フロム”愛するということ”「愛は自由の子」であり、

けっして支配の子ではない。

ひとりでいられるようになることは、

人を愛せるようになるための

必須条件のひとつである。

愛されるには、そして

愛するには勇気が必要だ

エーリッヒ・フロム(1900-1980)はドイツ生まれのユダヤ系の社会心理学者である。

「自由からの逃走」では、どうしてナチスがドイツ国民の支持を得たのか、

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