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資産○○億円の仕事術 vol.16 プロジェクト体制構築 お客様へ事前に伝えるべきこと4つ

(このnoteは1話目を無料で読むことができます)

"世の中に課題が存在する限り、ビジネスは続いていく”

新型コロナウイルスの状況で期待されている治療薬"アビガン"も、課題を想定した企業経営の先見の明がなければ、とうの昔に投資がストップしていたかもしれません。

"今や、ビジネス(=仕事)とは、終わりのない課題解決のプロセスを通じて、人生を充実させるための手段として捉え直されている"

これは、私がその人の考え方に触れて思ったことです。

自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。

その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。

このシリーズは、資産○○億円を稼いだ人から、教えてもらった仕事術を紹介していきます。

(私自身、その経験から、"人材育成"というテーマに非常に関心をもち始めています)

『mameka、企業の存在意義はなんだと思う?』

「株式を出資してくれた株主にリターンを返すこと、そこで働く従業員の生活を保障することでしょうか?」

『まあ、20点だな。いいか、"企業とは、世の中の課題を解決するために存在する"。それも個人で解決できないレベルの大きな課題だ。社会課題と言い換えてもいいだろう。そして、本来企業は、株主だけのものでもないし、従業員だけのものでもない。よく金融市場が発展している米国なんかでは、株主至上主義の風潮がある。そして、欧州では、人権意識の高まりから、労働者至上主義の流れがある。社会の仕組みによって、人々が捉えている企業の存在意義が異なる。』

「何だか、難しい話ですね。そしたら、日本はどうなんですか?」

『それは、君自身が、仕事経験を通じて見出すんだ。あと、1つだけ伝えさせて欲しい。これから、日本は、少子化による人口減少で、経済成長が見えてこないと思われがちだが、実は日本は世界でも有数の"課題大国"でもある。"ビジネスの大きさは課題の大きさに比例する"ので、ここを上手く捉えれば、ピンチをチャンスに変えられる。もっとも、これからは、"個"の時代だ。仕事における課題解決を通じて、人生を楽しむのも大事だ。』

「なるほど、仕事のスキルを身につけることが人生の充実に繋がるのですね。続きの仕事術を教えてください!」

(大体vol.30.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)

『今回は、「お客様へ事前に伝えるべきこと」4つについて教える。プロジェクトは、双方のやりとりがあって成功に近づく。今から話すことは、こちらからお客様へお願いすることだ。』

『まず、「①お客様の担う役割を定義し、固有名詞を特定する」

『最も重要なのは、「誰が意思決定者」か明確にすることだ。形式ではなく、本当に決定できる人をもとにプロジェクト体制は組むべき。役職が高い人への配慮が必要な場合は、"アドバイザー"という役割を設けるのがよい。』

『次に、「②役割が"兼務"になる人がいるが、その人に絶対にお願いしたい場合、工数の確保をコミットしてもらう」

それが確保されない場合や、意思決定が予定期日までにされない場合は、プロジェクトの推進に影響が出ることを事前に伝えておく。なぜその遅延は、同時に自社のコスト増にもなる。』

『そして、「③関連する部門とのコミュニケーションが必要な場合に事前調整をする」

『インタビュー等に参画してもらう部門とのスムーズな連携は、客様側に明確にお願いすること。場合によっては、広報組織を設け、進捗状況をニュースレターなどでアナウンスすることも検討する。出来るだけ、社内に影響力のある人を味方につけるのがよい。』

『最後に、「④プロジェクトの会議体を予め決める」

ワークショップなど様々な会議体が発生するかと思うが、「それぞれの目的、位置付け、参加者」をこちらから明確にする。』

『進捗管理ミーティングや設計のための打ち合わせ、ステアリング・コミティ、月度報告などが挙げられる。それぞれの議事内容や意思決定要領については、事前に確認すべきだ。今から、重要なポイントを5つ教える。』

『「1.情報共有の場、報告・確認の場、意思決定の場といったように、区分分けする」、「2.参加者を選別する」「3.メンバー全員に情報が伝わるように工夫すること」「4.議事録を残すこと」「5.課題管理を徹底すること」』

『特に、「2.」に関しては、間接時間を無闇に増やすことのないように"必要最小限"で考えるべきだ。一方で、全員での情報共有の場もモチベーションを上げる意味で、定期的にもちたい。』

『「3.」に関しては、伝わる時間を極力短くすべき。伝わるスピードが遅く、プロジェクトの方向転換に時間がかかると、その分無駄が増えるため。』

『最後に、会議体といった"フォーマル"な場だけでなく、"インフォーマル"な場も積極的に活用すべきだ。mameka、お前は、お客様との親睦会をやっているか?』

「そこまで数は多くないですね。」

『お客様にもよるが、親睦会は出来るだけやった方がいい。「同じ目標を共有する同志」としての信頼関係構築は重要だ。タイミングとしては、プロジェクトキックオフや、フェーズの締めが考えられる。そこで、お客様の"出来るだけ上層部"と会話しておくことも大切だ。』

『飲みの席は、ただ騒げばいいってものじゃない。いきなり飲みすぎて信用を失わないように。それに加えて、多数対多数と1対1を適宜使い分けることも重要だ。わかったか?』

「はい。気をつけます。。」

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