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【心理学】他人を説得する方法・下

「あの人を説得する必要がある」こんな機会や思いをした経験がある方はとても多いと思います。


「こっちの方が良いに決まっているのに、なんであの人はわかってくれないんだ。」


と自分がわかっていたとしても


「いや、だってそれって、だって結局はただの正論やん」

「それはただの正論だから」


みたいに言われた経験はありませんか?


正論を受け入れられるメンタルの強い人や、物事をロジカルに考えることができる人からすればそんなことを言っているやつは「ただ現実を受け入れられない弱者だ」と思う方もいらっしゃるかと思います。

どちらかというとまひろ(筆者)もこちら側の人間です。僕は精神的に傷ついたり・落ち込んだりする事がほとんどないので、例え”正論”が自分にとって都合が悪かったとしても「じゃあ自分を改善すればええか」と思うだけなので。



昨日の記事の復習(読まれた方は飛ばしてどうぞ)


しかし、昨日の記事でもこれはお話ししましたので簡単に書きますが、全ての論理や理屈は人間の感情の上に成り立っています。感情があるから論理や理屈は価値を持ちます。

そして、人間は合理的でも効率的でもなく、感情的な生き物です。誰しも自分にとって都合の良いことは受け入れたいし、自分にとって都合の悪いことは受け入れたくないものです。


だからコミュニケーションの時でもそれは同じで「相手を説得しよう」と思った時に、自分が持っている”正論”をそのまま相手にぶつけると、人は話に耳を持たなくなります。

なぜなら正論をぶつけられると、ぶつけられた側は


「自分は間違っている」

「自分が変わらなくてはいけない」


のように様々な自分の非を認めるというストレスがかかって、自分にとって都合が悪いからです。


別に人間なんだから間違えることぐらいあるから、そんなことなんで気にするのかわからない。変わりたくないんやったら、何歳になっても一生精神年齢今のままでええんかよ。

などなど色々思うことはあるかと思いますが、まあしかしこれは事実として9割以上の人はこう言った事実を自分にとって都合が悪いと判断し、そして真っ正面からは正論を受け入れようとしません。


じゃあ感情に訴えかけたら人は説得できるんじゃない?


これが僕が今日お話しする大まかなコンセプトです。


それについては昨日の記事で詳しくお話ししています↓


はい、ということで今日も色々と冒頭から毒が出ましたが、本日は昨日の記事に続きまして「他人を説得する方法」の完結編をお話ししていこうかと思います。



心理学歴10年、まひろです。

僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。

要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。


というわけで、もう本日はいきなり昨日の記事の続きから入っていくので、昨日の記事を読んでから本記事を読まれることをお勧めします。


✔︎相手を説得する方法


昨日の記事では相手を説得する条件は


・「相手に不安や恐怖心を抱かせない事」

・「相手にとってポジティブになるように情報を伝えてあげると受け入れられやすくなる」


この二つだということがわかりましたよね。



ではどうやって他人を説得していけば良いのかというと、すべての人間には多かれ少なかれ好奇心があるのですが、その好奇心を使います。


例えばよく広告で”1ヶ月これを飲むだけで〇〇キロ痩せた”というのをよく見ますよね。まあ十中八九嘘なのですが、ダイエットをしている人からすると興味があるわけです。


ダイエットに関心がある方はそういう若干嘘っぽいなと思うものでも買うまでは行かずとも、少し見ちゃったことありませんか?

嘘とわかっていながら人はなぜ見てしまうのか。


それは


「え、なんか嘘くさいけど、もしかしたら大変なカロリー管理とかしなくても良いかもしれない。」

「なんか怪しいけど、運動とかしなくても痩せられるかもしれないのってなんか良いな。」


それはその情報があなたにとってポジティブで、好奇心がそそられるからです。


相手を説得する時にもその心理テクを使っていけば、なんか話を聞いてくれそうですよね。



例えば、相手にギャンブルをやめさせたいとします。恋人にパチンコや競馬に生活費を突っ込まれて困っている方は是非使ってみてください。


ギャンブルをしている人の層を考えると、大体お金に関心を持つ方が多いですよね。


だからそれを使って、お金が欲しい人の好奇心利用します。


記事にするなら

「〇〇をやめるだけで資産が増える!?」

とか、もし会話で言うなら

「なんかめっちゃ使える資産の増やし方があるんだけど興味ない?」


こうするととお金が欲しい人は少し興味を持ちますよね。自分にとって都合の良いことですから。


そしてその話の中で「実はギャンブルはこうこうこうでそのお金で土地や株を買った方が儲けるらしいよ」みたいなことを言うと相手は「あー、じゃあギャンブルやめよっかな」と考えるわけです。


「恋人にたばこをやめてもらいたいな」と考えている人なら

「なんか喫煙者限定のIQを上げる方法があるらしいけど興味ある?」

「これをすると仕事効率がめちゃくちゃ上がるらしんやけど…」


と、まずは相手にとって都合の良い事を会話の頭に持ってくると、興味があるから


「うんうん、なにそれ教えて!」


と聞く耳を持つんですよね。


だから、相手に意見を聞いてもらいたいなら直接正論を投げるのではなく


相手に”ポジティブ”な情報を相手に別の”ポジティブ”な情報にとっては”ネガティブ”なんだよ


と関連づければ説得できる確率がグンッと上がります。

上の例えを使って説明するなら、ギャンブルという相手にとってのポジティブは相手のまた別のポジティブであるお金にとってはネガティブなんだよと伝えることです。


そして伝える順番としては


ギャンブルやめたほうがいい(ネガティブ)→お金を増やせる(ポジティブ)


が多くの人がやってしまうミスです。こうやって正論をそのままぶつけては昨日記事でも詳しく話した通り、遠くのケースで取り合ってもらえません。


だから相手を説得したければ


お金増やせる方法(ポジティブ)→結果としてギャンブルやめたほうがいい(ネガティブ)


が一番好奇心をそそられます。相手にとってポジティブな情報を先に持ってくるということを脳みそに刻み込んでみてください。


そうするとどういうことが起こるかというと、相手は勝手にまあ確かに俺実は投資が気になってたんだよね、みたいに自分で正当化していき、ギャンブルやたばこのデメリットをやめていくんですよね。


今上に書いたことが理解出来て、これから相手に頼み事や願い事をする時に意識できるようになれば、人を説得するという感覚がわかってくるかと思います。

これは仕事でも使えて、例えば「相手には既存の契約先があるけど、自分の会社と契約してほしい」と考えた時には、まずは相手にとって自社と契約することによって得られるメリットの話をたくさんする。

その後に、相手の既存の契約先の話をちょこっと振るだけで、相手は「この会社と今契約している会社のどちらの方が良いのか」ということを考えざるを得なくなります。


最も商談や契約の際に、自分の良さを最大限に引き出すのはとても大切ですが、長い目で見てお金を稼ぎ続けるためには他人の信頼は欠かせないものですから、相手を騙したり勢いで契約にこじつけるのはオススメしません。

相手が納得した後はわざと相手を1人にさせて考える時間を儲けさせるという真摯さが相手の信頼に繋がり、それが長い目で見た時に一番の利益になると僕は思いますので。


ということで、昨日と今日に渡って「相手を説得する方法」を書いてきて、少し話の内容は複雑で今までまひろが書いてきた知識をたくさん導入して昨日からお話ししてきたのでちょっとだけ難しい記事になってしまいました。

普段からまひろの記事を読んでくださっている方にとっては耳にタコができる当たり前が多かったかもしれませんが、知識の組み合わせを変えるだけで用途が色々できるよというメッセージを含めて「相手を説得する方法編」はこれで以上にしたいと思います。




本日の雑談「心理学歴10年の男が占いを受けてみた話」


皆さんはスピリチュアルとか神秘パワーとか心霊の存在を信じられていますか?


まひろは経営者の方と交流する機会が割と多いのですが、パワーストーンとか占いとかの、いわゆる科学では証明できないことを信じられている方って多いんですよね。

僕の記事を読んでくださっている方も経営者の方が多いと思いますが、あなたはそういった事を信じられますか?


というのもね、まひろってもう小学生ぐらいから科学が大好きだった人間で、心理学や脳科学とかもそうなのですが、全ては絶対論理で解明できると今でも思っています。

だからスピリチュアルを否定するとか信じるとかはなく、僕はそこに興味があるんですよね。得体のわからないものほど興味をそそるものってありませんからね。


一回占いに行ったこともあるのですが、そこの占い師がスピリチュアルパワーは「4次元から…」みたいに話し始めて「ちょっと待ってください、4次元?!」と僕は驚きすぎて占い師に聞いたんですよね。

「はい、私は力を4次元から借りてくることができます。人間の住む世界は三次元なのですが、宇宙は4次元になっているのです。」


と説明されたので

「いや、アメリカとか日本は国単位で金突っ込んで研究しとるけど未だに4次元の存在は解明されてないのに、よくあなたはご存知ですね。そんなにお金と賢い頭があるのに、なぜあなたは今ここで占いをこんな僕にしているのか、自分の占いの結果より興味がありますね。」

と、心の中でつぶやいたのですが。まあ予想通り、話を聞きながらその人を観察していると文字通り「お察し。」って感じだったのですが、そんな体験も含めてめちゃくちゃ楽しかったです。



多分教本や師匠によって、教わる理論や占いのやり方が違うと思うので、クオリティも占いの質も全員が全員良いとも悪いとも決めつけられないと思うのですが。しかし、その人は自分の教わった事を話しているだけで、多分悪気や悪意はないと思いました。

でもこういうスピリチュアルを信じている人って「4次元」や「チャクラ」なんて単語をよく使って物事の仕組みを説明されると思うのですが

普通に考えてスピリチュアルって科学、すなわち論理で解明できてない事を指すので、論理が説明できたらスピリチュアルでもなんでもなくない?

と思っていつも疑問でならないのですが、僕だけなのでしょうか?

そこら辺の細かい定義をもしわかる方がいらっしゃったら教えてください。


ただそれはちゃんと教わっていない人が沢山いるからまひろがそう感じているだけかもしれないし、占い師の中には政治家などを占っている1回の占いが何十万もする人を聞いたことがあるので、そういう人達は言っても政治を操っていると言っても過言ではないですから、とても興味があります。


ちなみに僕は「占い」はできませんが、心理学を使った「メンタルケア」と「お悩み相談・解決」と「性格分析とその解説」ができて、現在まひろのインスタグラムのDMにて、無料で「仕事・人間関係・恋愛」などの「悩み相談」を受け付けているので、興味がある方はこちらまで気軽にお声がけください↓


それでは、あなたの人生がより豊かになるようにまひろは心の底から応援しています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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