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平行四辺形は2対の平行線に囲まれた台形
あるツイートが流れてきて、物凄く示唆に富んでいると思ったので、少しだけ記しておきたい。
これ、家庭的な微笑ましい話題と取るなり、教育法に関する話題と取るなりするのが標準的なんだろうと思う。
しかし私には、論理性で判断する価値観を人生から遠ざけかねない重大な岐路に見えた。
この宿題をやった子がどの発言をしていたかは定かではないが、仮に私が父親なら、長方形や正方形の問題ではなく、数タイプの特別な四角
海がきこえる。君がいなくなった後も。
そのアニメ映画は、装飾音が付いたCのコードを「ド・ミ・ソ」とキーボードがなぞっていくことから始まる。
Cメジャーの調性を持つ明るい導入かと思わせつつ、その基音のCに装飾音が付くことで、どこか不確かな青春の味わいを示しているかのようだ。
そして、タイトル「海がきこえる」の表示と共に郷愁を誘う音楽に切り替わり、ナレーションで物語の根幹が語られる。
「僕と松野が初めて里伽子と会ったのは、一昨年、高校2年
あだち充は運命を駆け抜け続ける
ゆで卵を茹で続けることを止めてはいけない。
卵の鮮度や水の温度によって、外の白身の仕上がり、黄身の固まり具合がまるで異なり、殻の剥けやすさや味付ける際の浸透しやすさまで、ちょっとした違いが千差万別のゆで卵になる。
私達は、内面に広大な暗い虚無と芯を貫く光の両方を備えている。
例外なくだ。
しかし何に躓き、どこで立ち上がり、いつまで歩くのか、というのはあらゆる人が異なったバランスで持っている。
そう
広至11~包摂のドラマ「タイガー&ドラゴン」
「タイガー&ドラゴン」がTVerで公開されている。
05年に放送されたこのドラマの後、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」や(原作小説の刊行は97年だが)映画「しゃべれども しゃべれども」、漫画からアニメ、実写ドラマにまでなった「昭和元禄落語心中」など落語をテーマにしたフィクションが増えた。
付け加えれば、ジャニーズの2人を竜虎に据えたこのドラマの影響で、落語や寄席そのものへの注目度も高めた記念
広至10~尽きぬ情熱に敗北を禁じ得ない「ウチの娘は、彼氏ができない!!」~
負けた。
始まったばかりの連ドラがヒロインは魅力的でも「プラダを着た悪魔」の三週遅れとか、放送されたばかりのミステリーが詐欺の二段落ちを成立させるためという目論見が先行しすぎているとか、毒づく言葉の方が浮かびやすいと思っていた夜だった。
圧倒的な瞬発力で、私の感覚を不意に"御大"が揺さぶってきたことに驚愕した。
私が小学生の頃のドラマのノベライズはベタで何だかムズムズと違和感を覚えていたし、大学生
2020年の出会い直し
2020年は、好きな人と出会い直した。
彼女はMさんという。25歳と私より若く、しかもアイドルだ。当然ながら私と恋愛関係にある訳ではない。客観的に見れば、私の友達と呼べる人間でもない。彼女から見れば、私はただの「ファン」や「ヲタク」に過ぎない。
であれば彼女への思慕は、「好きだ」と大上段に構えた言い回しではなく、すっかり一般的となった「推しだ」くらいの表現が適切かもしれない。でも私には「推し」と
広至9~天使じゃないGメジャー~
天使じゃない「俺たちは天使じゃない」というアメリカ映画をご存じだろうか。
私はリメイク版のロバート・デ・ニーロとショーン・ペンとデミ・ムーアが演じる郷愁溢れる美しい映画しか知らないのだが、原作は戯曲で、ハンフリー・ボガートらが演じた映画もある名作だ。
私は、脱獄囚と娼婦と聾唖の子供の織り成す愉快で美しい情景が、今でも忘れられない。
そんなことを思い出すNGT48の歌う2曲と出会った。
賞味期限は僅
広至7~劇団ノーミーツ「門外不出モラトリアム」観劇記~
序劇団ノーミーツの長編リモート演劇「門外不出モラトリアム」を見た。
今の緊急事態宣言下で可能なエンターテインメントという制限に留まらない、表現の新しい形の1つを切り拓いた見事な演劇だった。
私達は現在は、リアルという感覚をまだ全く喪失している訳ではなく、憧憬を抱いて仰ぎ見ることができる。
同時に、可能性という側面では、バーチャルな世界は領域を広げている。
リアルの演劇でも、ドラマでも、映画でも、「
広至6~zoomを演出に活用した「12人の優しい日本人」~
序先日に行われたzoomを活用した「12人の優しい日本人」については、四方山の話を繋げた感想を投稿した。
しかし、新しい表現とした部分を余り具体的に示しておらず、他の方のnoteの投稿でも余り触れられていないようなので、折角なので私なりに読み取ったことを記しておきたい。
それにしても、zoomのシステムの制約の中で、意図した配置で見事な視覚効果を演出したことは、演劇という紀元前からある古いシステ
広至5~12人の優しい日本人のコト消費~
序「あんた、人の命をそんな軽々しく扱うのかね。正しいと思うことをしろ」(映画「十二人の怒れる男」)
現代は"正しい"が極めて難しい時代になったと思う。
何より、本当に"正しい"ことが何かというのは今まさに世界が探している局面に直面しているからこそ、社会も私達自身も不自由を痛感している真っ最中だ。
そんな日に、オンライン会議システムzoomを利用した新形式で傑作コメディ「12人の優しい日本人」を上