- 運営しているクリエイター
#絵描きさんと繋がりたい
【夢日記】吸血鬼の料理人
ある少女が線路沿いに住んでいた。鍵もろくにかけずに一人で暮らしており、彼女の家から線路をまたいだ反対側に僕も住んでいた。彼女には名前がなかったから、僕は彼女のことを「君」と呼ぶしかなかったが、彼女はとても美しく、声をほとんど聞いたことがないほど彼女は寡黙だった。度々彼女は僕の家にやってきたが、僕の家にはベットしかなく質素なもので、特にやることもなく、話すこともなく、何もない空間を彼女がただ埋めて
もっとみる【夢日記】窓のレストラン
僕は八王子駅のホームで、リューヌと肩を寄せ合い腕を組みながら、僕はかつて行ったこともないどこか遠くの地へ向かう特急列車に乗り込んだ。見知らぬ地に彼女と行けるからだっただろうか、僕はいつもより気分が高まり、彼女の背丈が少し小さいように思えた。リューヌは、黒いドレスの上にダウンを着ており、右手にはエナメル質の白の紙袋を持っていたが、列車に乗り込むと、彼女はダウンと手荷物を預けたようだった。彼女のドレ
もっとみる【夢日記】邪魔なラテ
どこか遠くまで、出かけることになった。駅でナジェーテと待ち合わせて、駅の南のロータリーを歩こうとした。俺は彼女がちょっと疲れているようだったから、他愛もない話をしながらさりげなく彼女の手を甲の方から優しく握った。彼女は特に反応することなく話し続けるから、俺は彼女の手を握り続けた。彼女の小さくて、少し冷たい手が、細長くこんなにも綺麗な指が小刻みに震えていた。この震源がどんなものだとしても必ず駆逐し
もっとみる【夢日記】銃口の先の透光
僕は通気口の下に隠れていた。通気口の外は明るく、沢山の人がいるようだった。よく見てみれば、サークルのみんなが何やら話し込んでいる。話している人達みんなを僕は知っていたが、僕は手にしていた拳銃で何人も撃ち殺した。何も感じず、考えず、ただひたすらにトリガーを引いたのだ。だが不思議なことに、彼らは血を出している様子もなく、銃弾が当たるとバタバタと倒れ、気にもせずに話を続けている。僕は何やら寂しい気持ち
もっとみる【夢日記】アイスの血
今はもう勝田のジャスコは潰れてしまったが、僕はばあちゃんと二人で買い物に出かけた。立体駐車場を車で入って、暗い道を抜けていくと、ジャスコ本体の屋上へ続く道が開けてきて、下の道路を跨いで進み、車を停めた。ガラスの自動ドアを開けて、階段を降りて行く。フロアに着いたら、エスカレータに乗って地下のフードコートまで降りて行った。
地下のフードコートには、おそらくサーティワンがあった。するとばあちゃんは