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ニュースからの学び その7.2 日本の現状理解 続編 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 社会人になって久しい我が子に

·日本の国をどうこうするということをあまり意識していない
·強いて言えばむしろ地球人であることを意識して居る

と言われ目からウロコでした。
 しかもそう考えれば国家間の戦争ゆ民族紛争は意味がなくなるからと言われ脱帽。

 学生時代はそう思っていましたが、民間企業のサラリーマンとしての人生、特に海外畑だと輸出入取引で為替を意識せざるを得ず、また出入国管理の手続き等でも国という概念を意識せざるを得ずそれが染み付いてしまっていました。

 以下は、尊敬する我が子の考え方に逆行するのですが…
日本の現状理解として整理して置きたく…

日本の現状理解として整理して置きたく…基本理解なので端的にまとめました。

この続編です。

 日本の産業界は変動相場制移行後、特にプラザ合意以後の円高で為替の影響を受けない体制に移行しています。

 その結果国内の産業基盤が海外に流出しました。私も正にそのど真ん中で海外畑のサラリーマンとして生きてきました。

閣府ホームページ
第6章 円高を背景とした企業の海外進出

https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/prj/sbubble/history/history_01/analysis_01_02_06.pdf

 しかし至近のニュースからは、長らく続いた円高は修正されつつ有ると見えます。

その上至近の地政学的な大きな変化

·中国が転換点
 不動産バブル崩壊
 急速な高齢化
 ITの進歩で国民が知的開放が進行

·ロシア、北朝鮮、中国の軍事行動の激化
発展途上国もTの進歩で国民が知的開放が進行

に加えて

·脱炭素への取組


を受けてそれに対応する必要が生まれています。

 上述の例に挙げた産業界でもその対応が始まっています。

産業界の構造変化…

 例えば中国関連では、台湾に流出した日本の半導体産業のノウハウを逆に日本に台湾企業を誘致することでスマートにバランスさせることを始めて居ます。

くまもと半導体産業推進ビジョン -
熊本県ホームページ

https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/168486_394477_misc.pdf

 中国共産党に敗れた漢民族の方々が移り住まれている台湾の半導体会社というのも台湾有事の可能性が高まる中、意味深長ですかねぇ…

 これは、例えば
①鉄鋼会社が1980年代から人工知能まで駆使して自動化を進めた製造技術が、
②鉄鋼会社の半導体分野への進出時にその製造技術に移転され、
③そのノウハウがそのITインフラを請け負ったグローバル企業経由で海外に移転された
という歴史を、詳細は差し障りがありますが、兎も角それをインサイダーとして見てきた私としては、とても上手なバランスの取れた国際的立ち振る舞いだと見えます。

しなやかでスマート…

ということで、Again,

日本もなかなかやりますね。




 

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