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#メンタル

時には感情的で周囲に弱みを見せられる社長の方が、人間味があっていいじゃない?

時には感情的で周囲に弱みを見せられる社長の方が、人間味があっていいじゃない?

職場読書部、今月の課題書籍。

押野満里子『社長はメンタルが9割』

感情コンサル・押野氏による、経営者としての重圧に苦しむ全ての社長に向けた1冊。

企業経営で一番大切なことは、社長さん自身がメンタル、すなわち心を整えること。

孤独な社長さんの心の悩みとその解決方法を、実際の相談事例とともに紹介しています。

●印象に残った部分

この文章を読んでふと、漫画・ワンピースの一場面を思い出しました

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「どう見られたいか?」より「どう見たいか?」

「どう見られたいか?」より「どう見たいか?」

生きづらさを感じている人への、一冊。

若林正恭『ナナメの夕暮れ』、読了。
お笑いコンビ・オードリーのツッコミ、若林さんのエッセイ。

●印象に残った部分

自分の生き辛さの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖だった。
その視線を殺すには、まず自分が“他人への否定的な視線”をやめるしかない。

若林さんは「生きづらさ」を抱えて生きてきた人の一人。

生きづらさの一つに、他人からの評価や視線

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たまには、うにうに。

たまには、うにうに。

住野よる『麦本三歩の好きなもの 第二集』、読了。

三歩の何気ない日常に、癒されました。

自身の日常の疲れが、物語とはいえ誰かの日常を知ることで癒されるとは。なんだか不思議なものです。

●印象に残った一文

何も届かなくてもいい、ちょっとだけ生きる責任を持ってあげられたらいい。

お隣さんとの関係性に関する話で出てきた一文。
たまたま玄関先で会えば、挨拶をするくらい。
しかし、壁一枚を隔てて、

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不要不急とあなたの「ホーム」

不要不急とあなたの「ホーム」

ここ数年で、仏教の考え方に興味を持つようになりました。
日々ストレスや生きづらさを抱える人間が、少しでも心穏やかに生きるにはどうすればよいか?
何をどう考えて、何を思って生きて行けばよいのか?
そのマインドセットを考えていたところ、仏教にたどり着きました。
昨年くらいから、Spotifyで松本紹圭さんの「テンプルモーニングラジオ」を聴いています。
そんな中、本屋でたまたま見つけた一冊。
これもご縁

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食べきれない苦しさは、シェアしよう?

食べきれない苦しさは、シェアしよう?

住野よる『麦本三歩の好きなもの』

図書館勤務20代女子、麦本三歩の何気ない日常を描いた連作短編集。
三歩の「好きなもの」にまつわる、基本的に平和で穏やかな日々のお話です。
(時には仕事で怒られたり、本人は必死にその日常を生きていると思いますが。)

●印象に残った一文

次は、二割をわたしにちょうだい。(短編「麦本三歩は君が好き」より)

三歩が友達と食事をしている場面。
何でも食べてもいいけど

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「心が病んでる人」って、どんな人を思い浮かべますか?

「心が病んでる人」って、どんな人を思い浮かべますか?

青山美智子『猫のお告げは樹の下で』

悩める人たちがふと立ち寄った神社。
そこにふらりと現れる猫のミクジ。
ふわりと舞い落ちる葉っぱの「お告げ」が導く、7人7枚の物語。

●印象に残った言葉
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心が病んでるって、一生懸命な人のことを笑ったり、誰がが大切にしているものを平気で踏みにじったりするやつのことだと思うんだ。(本編より)
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...なるほどなぁ

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