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「心が病んでる人」って、どんな人を思い浮かべますか?

青山美智子『猫のお告げは樹の下で』

悩める人たちがふと立ち寄った神社。
そこにふらりと現れる猫のミクジ。
ふわりと舞い落ちる葉っぱの「お告げ」が導く、7人7枚の物語。

●印象に残った言葉
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心が病んでるって、一生懸命な人のことを笑ったり、誰がが大切にしているものを平気で踏みにじったりするやつのことだと思うんだ。(本編より)
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...なるほどなぁ。

「心が病んでいる人」と聞いてパッと思い浮かぶのは、メンタルが弱り、鬱になってしまった人。

しかし、誰かを傷つけたり、否定するような心になってしまう方が、よっぽど本人にも周囲にもよくない病(やまい)。

そんな病にかからないためにも、相手の気持ちを考えたり、思いやる心を育むことは大事ですね。

もしかしたら、あなたを傷つけたあの人も、何かにイライラして、心を病んでいたのかもしれません。

病は気から、心から。


青山美智子さんの作品には、あらゆる世代の心に寄り添う”ぬくもり″があります。

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