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井の頭公園でボートに乗りながら「今の自分」について考える。
とある週末の話。
地元に帰ってしまった大学時代の友人が出張がてら東京に来ているとのことで、かなり久しぶりに何人かで集まって食事をした。
食事をしたなんて綺麗に言っているが、学生時代によくアホのように飲んでいたメンツ、いわゆる飲み会である。
皆仕事終わりで集まったのが遅かった上、ここしばらく夜遅くまで人と思う存分飲むなんてことはできなかった世の中。
それがやっといつも通りに戻り始めてきて、数年ぶり
さかいめの道でキャッチボールをした男の子
私の家の前には「さかいめ」があった。
小学二年生の時に引っ越しをした先は、地方の住宅団地で、区画整理された敷地に真新しい家々が並んでいた。私の家はその団地の真ん中あたりに建てられていて、目の前を走るまっすぐな道は、近所の子供たちから「さかいめの道」と呼ばれていた。
その道は見た目には他の道と何も変わらなかったけれど、子どもにとっては重大な境界線だった。その道を境に、小学校の学区がちがっていたの
知らないひとと歩いてた話
また、記憶を飛ばしました。
といっても、飲みすぎて酔っ払ったからの話なんだけど。情けない。
自粛も明けつつあるし、そろそろ外食してもいいんじゃない?って話して、最近行けてなかったお店に行った。17時までのハッピーアワーでボトルワインが安く飲めるので、早くから飲める日はときどき利用してる。この日も例に漏れずボトルワインを頼んだ。暑い日だったから、よく冷えたスパークリングワイン。
わたしたちはお
お花を買えなかった話
家から少し離れたところにお花屋さんがあると聞いて、散歩がてらに行ってみた。
ら、定休日だった。
最近ちょっと気持ちが落ちていたから、家にお花を飾りたかったの。ホームページを見たら不定休って書いてあって残念な気持ちになった。縁がなかったってことだね。
地図で他に花屋さんを探して行ってみたけれど、心惹かれる花はなく、店員さんの愛想が悪すぎて買うのをやめた。ご縁がない。
花の定期便っていうのがあ
自分が分からなくなった時、本を読みまくれば自分の立ち位置が決まる。
人間は頭の悪い生き物で、生きていると何故か自分のことなのに、自分のことが分からなくなったりすることがある。
少なくともおれは自分のことが分からなくなってしまったことがあった。
この「自分が分からなくなる」という言葉は誰もが聞いたことはあると思うが、実在感を持って理解している人は少ないのかもしれない。
実際にそうなってみないと、どういうことなのかさっぱり分からないのだ。
おれは自分が分からなくな